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作品が消えた悔しさから、作り直された場所「ProtoPedia 2.5」|この番組の作品が全部載っているサイトの裏側
ProtoPedia の作品「ProtoPedia 2.5」を2人のMCが初心者目線で紹介。この番組で紹介する作品がすべて載っている ProtoPedia は、それ自体も作品として登録されています。作品サイト Hacklog の終了で作品データの約半分が消えた悔しさ、「自分の作品の記録を消したくない」とポートフォリオを自作したひでさんへの「一緒にProtoPedia作ろうよ」賞、そして既製の仕組み(CMS)から一から書き直してデータの表を288個から18個にしたリニューアルまで。「人と作品、作品と人、みんなの居場所として使って欲しい」という想いと、今日できる最小の一歩を届けます。
チャプター
0:00オープニング0:20作品の置き場所、そのもの0:59つくった作品を記録する場所2:22記録が消えた日3:16ユーザーが作り手に4:39既製品から専用品へ6:45公開の日のコメント8:11開発素材9:15エンディング
文字起こし(81行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、ProtoPedia 2.5。
- BANNO
- えっ、プロトペディアって、この番組でいつも作品を紹介しているサイトですよね?
- HIGEDARUMA
- そうなんです。この番組で紹介する作品は、全部プロトペディアに載っているんですよ。
- HIGEDARUMA
- 今日は、その置き場所そのものが、作品として登録されているんです。
- BANNO
- いつもお世話になっている場所の、裏側が見られるんですね。ちょっとわくわくします。
- BANNO
- そもそもプロトペディアって、どんなサイトなんでしょう?
- HIGEDARUMA
- ITでものづくりをする人が、つくった作品を記録して、公開できるウェブサービスなんです。
- HIGEDARUMA
- 作品の名前、写真、動画、使った技術、作った理由。それを1ページにまとめて残せるんですよ。
- BANNO
- 作品の自己紹介ページ、みたいなものですね。それって、どんな時に役立つんですか?
- HIGEDARUMA
- 作者たちが挙げている使い道が面白くて。名刺にQRコードを印刷して、作品ページを見せる人もいるそうです。
- BANNO
- それはいいですね。初めて会った人に、口で説明するより一発で伝わります。
- HIGEDARUMA
- ほかにも、コンテストの応募が楽になる。それから、ちょっと笑ったのがこれです。
- HIGEDARUMA
- 自分の作品と似たものが何年か後にバズったら、「何年前に作ったよ」と自慢できる。
- BANNO
- あはは、記録が残っていれば、ちゃんと証拠になりますもんね。
- HIGEDARUMA
- それに、作品にはコメントやいいねがもらえます。知らない人が見つけてくれることもあるんです。
- BANNO
- ハッカソンという、短い期間でみんなで作品を作るイベントの作品も、ここに残せる。進める側としても心強いですね。
- HIGEDARUMA
- 僕も自分の作品を登録しているので、反応が来ると、本当にうれしいんですよ。
- BANNO
- でも、どうして作品を「記録する」ことに、そこまでこだわるんでしょう?
- HIGEDARUMA
- 使っていたブログやSNSが、サービスごと終わってしまったら、どうします?
- BANNO
- 考えたくないですね。書いたものや写真が、まとめて消えちゃうってことですよね。
- HIGEDARUMA
- 実は、作品の世界でそれが起きたんです。誰でも作品を登録できたHacklogというサイトが、2018年に閉じてしまって。
- HIGEDARUMA
- プロトペディアへの引っ越しは、作者それぞれに任されていたので、作品データの半分ぐらいがなくなったそうです。
- BANNO
- 半分も!作った人にとっては、作品がなかったことにされるみたいで、悲しいですね。
- HIGEDARUMA
- 運営している一般社団法人MAのブログには、こんな言葉が残っています。「もうデータがなくなってほしくない!」
- BANNO
- その悔しさから、いまのプロトペディアが始まったんですね。
- BANNO
- 今日の作品は、そのプロトペディアを作り直したものなんですよね。誰が作ったんですか?
- HIGEDARUMA
- システム全般を担当したのが、ひでさんです。ひでさんも、もともとは一人の作り手だったんです。
- HIGEDARUMA
- 作品ページには、プロトペディアが消えてしまうのではないかと、心配していたと書かれています。
- HIGEDARUMA
- そこで、自分の作品の記録を消したくない、という想いで、作品集のサービスを自分で作りました。
- HIGEDARUMA
- CHROCOという、作品を時間の順に並べて見せるサービスです。
- BANNO
- 消えるのが心配で、自分で作っちゃったんですか!作り手らしいですね。
- HIGEDARUMA
- そのCHROCOを、2019年のヒーローズ・リーグという開発コンテストに出したら、個人賞をもらったんです。
- HIGEDARUMA
- その賞の名前が、「一緒にプロトペディア作ろうよ」賞。
- BANNO
- ええっ、賞の名前が、そのままお誘いになってるんですか!
- HIGEDARUMA
- 賞状も手書きなんですよ。この賞をきっかけに、プロトペディアに命を吹き込む作業が始まった、と書かれています。
- BANNO
- コンテストの賞が、スカウトになったんですね。ユーザーだった人が作る側に回るって、胸が熱いです。
- HIGEDARUMA
- プロジェクトが動き出したのは2020年4月。そこから半年後の10月に、新しいプロトペディアが公開されました。
- BANNO
- 作り直すって、具体的には何を変えたんですか?
- HIGEDARUMA
- 前のプロトペディアは、CMSという、何にでも使える既製のサイトの仕組みで作られていたんです。
- HIGEDARUMA
- それをプロトペディア専用に、一から全部書き直しました。これをフルスクラッチと言います。
- BANNO
- 既製の仕組みのほうが、楽そうな気がしますけど?
- HIGEDARUMA
- 何にでも使えるぶん、データをしまう表が、とても細かく分かれていたんです。その数、288個。
- BANNO
- 288個!?
- HIGEDARUMA
- 表は、引き出しだと思ってください。作り直したら、その引き出しが18個になったんです。
- BANNO
- 288個から18個!どこに何があるか、ぐっと分かりやすくなりそうですね。
- HIGEDARUMA
- その後、機能が増えて23個になったそうです。もちろん、作品のデータは新しい引き出しに引っ越しています。
- BANNO
- 中身は、どんな部品で動いているんですか?
- HIGEDARUMA
- 言語はKotlin。スマホアプリでもよく使われる、書きやすいプログラミング言語です。
- HIGEDARUMA
- その上に、Spring Bootという、ウェブサービスの土台になる部品のセットを載せています。
- HIGEDARUMA
- ログインを安全にする部品や、画面を組み立てる部品も、このセットの仲間なんです。
- BANNO
- 土台の部品は借りて、ProtoPediaならではの部分に力を使う。個人開発と同じ考え方なんですね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。それから、遊び心のある隠し機能もあるんですよ。
- HIGEDARUMA
- 作品ページを、そのままスライドにして発表できるプレゼン機能。専用の書き方で書いておけば、ボタン一つで始められます。
- BANNO
- 発表会で、そのまま使えますね!
- HIGEDARUMA
- あと、ページが見つからない時に出る404ページ。ここに、お焚き上げをする、おみくじを引く、現世に戻る、の3つの選択肢があるんです。
- BANNO
- あはは、迷子になっても、おみくじが引けるんですね。
- BANNO
- 公開した日、みんなの反応はどうだったんですか?
- HIGEDARUMA
- 作品ページのコメント欄に、ひでさんの一言が残っています。
- HIGEDARUMA
- 「今日はやり切れてよかった!!!!」
- BANNO
- びっくりマークが4つ。半年分の気持ちが、詰まっていますね。
- HIGEDARUMA
- 見た人からは「何か作りたくなってきました。」作品を出した人からは「リアクション機能が励みになります!」という声も届いています。
- BANNO
- サイトを見て、作りたくなる。それって、作品の置き場所としては最高のほめ言葉ですね。
- HIGEDARUMA
- そしてこの作品は、ヒーローズ・リーグ オンライン2020で、運営の一般社団法人MAから、MA賞を受賞しています。
- HIGEDARUMA
- 賞のコメントには、コメント機能や、過去最短で受賞ページを公開できたことに、参加者から喜びの声が聞こえている、とあります。
- BANNO
- コンテストが終わってすぐ、受賞作が見られる。イベントを進める側から見ても、本当にありがたいです。
- BANNO
- 最後に、ひでさんがこの場所に込めた想いも、知りたいですね。
- HIGEDARUMA
- 紹介動画で、プロトペディアとは?と聞かれて、ひでさんはこう答えています。
- HIGEDARUMA
- 「人と作品、作品と人、みんなの居場所として使って欲しい。」
- BANNO
- 作品を置くだけじゃなくて、人が集まる居場所。だからこの番組も、ここから作品を紹介できているんですね。
- HIGEDARUMA
- 使われている開発素材は、アマゾン ウェブ サービス、AWSです。
- BANNO
- 作ったのは、つくる、たのしむ、ひろがる人たち。ひでさん、鈴木まなみさん、ばんのさん、成沢彩音さんの4人です。
- HIGEDARUMA
- システムはひでさん、管理は鈴木さん、司会はばんのさん、画面のデザインは成沢さん。役割を分けて、一つの場所を作ったんです。
- BANNO
- 今日できる、いちばん小さな一歩です。
- BANNO
- プロトペディアを開いて、気になる作品を1つ見つけて、いいねを押してみてください。
- HIGEDARUMA
- 作ったものがある人は、小さなものでいいので、1つ登録してみてください。誰かのいいねが、次を作る力になりますから。
- BANNO
- 消えずに残る場所があるって、作る人にはとても心強いですね。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、作品の記録を消さないために作り直された場所、ProtoPedia 2.5でした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
クレジット
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ProtoPedia の作品ページの URL を送るだけで、夜のうちに紹介動画に仕上げます。対象は CC BY 4.0 の作品です。
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