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外で寝る場所を本気で探す地図「そとねる」|いや違う、そうじゃない。でも仕組みは本気
ProtoPedia の作品「そとねる」を2人のMCが初心者目線で紹介。第3回 ツクってアソぶハッカソンのお題「いや違う。そうじゃない。」に答えた、野外でも安全に寝られる場所を地図に並べるアプリです。スポットを押すと「寝やすい度」や気温・湿度・天気、安全性・静けさ・人の多さが出て、「ここで寝る」ボタンで予約まで。裏側では自治体のオープンデータと天気・地図のサービスを組み合わせて点数にし、タイマーで常に最新に保っています。参加者投票で得票率39%の1位・最優秀賞。※危険な路上寝を助長する作品ではありません。
チャプター
0:00オープニング0:21外で寝る、そとねる1:09お題「いや違う。そうじゃない。」2:26機能① 地図にスポットが並ぶ4:09システム構成5:37第3回 ツクってアソぶハッカソン 最優秀賞6:30開発素材7:14エンディング
文字起こし(68行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、そとねる。外で寝る、で、そとねる、です。
- BANNO
- 外で寝る?どういうことですか?
- HIGEDARUMA
- 外でもなるべく安全に寝られる場所を、地図の上に並べてくれるアプリなんです。
- BANNO
- いや違う、そうじゃない!寝るなら、ちゃんとおうちに帰りましょうよ。
- HIGEDARUMA
- そのツッコミ、実は大正解なんですよ。
- HIGEDARUMA
- それから、作品ページにも、危険な路上寝をすすめるものではありません、とはっきり書いてあります。
- BANNO
- よかった。みなさんも、真似して外で寝ないでくださいね。
- BANNO
- さっき、ツッコミが大正解と言いましたよね。あれはどういう意味ですか?
- HIGEDARUMA
- この作品は、ツクってアソぶハッカソンという、作って遊ぶ大会の第3回で生まれたんです。
- HIGEDARUMA
- そのときのお題が、いや違う、そうじゃない、とツッコまれたくなるものを作る、でした。
- BANNO
- なるほど!わざとツッコまれに行く大会なんですね。
- BANNO
- ハッカソンは、短い時間でチームを組んで作品を作るイベントです。私も普段、司会をしていますよ。
- HIGEDARUMA
- 作者のチームは、紹介動画も寸劇仕立てで作っていて。これがまた良いんです。
- HIGEDARUMA
- 急な残業で、やっと会社を出たら、もう終電がない。
- BANNO
- それは絶望ですね。
- HIGEDARUMA
- 歩いて帰ろうとしても、眠くてフラフラ。公園のベンチに座ったら、もうおしまい。
- HIGEDARUMA
- いつの間にか熟睡して、起きたら大事な書類が盗まれている、というお話なんです。
- BANNO
- あるある、って言いそうになりました。いや、ないです。
- HIGEDARUMA
- そこで、この問題を解決するアプリが誕生しました、と続くんですよ。
- BANNO
- 問題の解決のしかたが、ちょっとずれてるんですよね。そこが面白いです。
- BANNO
- では、実際の画面はどうなっているんですか?
- HIGEDARUMA
- アプリを開くと、地図の上に、おすすめの野宿スポットが点で並びます。
- HIGEDARUMA
- 東京の湾岸のあたりに、黄色や緑の点がたくさん出ていますね。
- BANNO
- 見た目は、普通のお店探しの地図アプリと変わらないですね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。で、点を押すと、その場所の詳しい情報が出ます。
- HIGEDARUMA
- 例えば、春海橋公園。いちばん上に、寝やすい度が星で出ます。この日は5つのうち2つでした。
- BANNO
- 寝やすい度!ホテルの口コミの星みたいですね。
- HIGEDARUMA
- その下に、気温と湿度と天気。この日は25.2度、湿度81%で、おおむね晴れ、ときどき曇り。
- HIGEDARUMA
- さらに、安全性、静けさ、人の多さが、それぞれパーセントの円で出るんです。
- BANNO
- 安全性60%、静けさ30%。うーん、ちょっとにぎやかな公園なんですね。
- HIGEDARUMA
- そして一番下が、今夜ここで寝る人、0人。その下に、ここで寝る、というボタンがあります。
- BANNO
- ここで寝る、ボタン!まさかの予約制ですか。
- HIGEDARUMA
- はい。気に入った場所を予約できて、予約した人数で、混み具合が分かるんです。
- BANNO
- 野宿の場所取りに、混雑情報まで。真面目さの方向が、完全にずれてます。
- HIGEDARUMA
- 動画では、会社を出る前にスマホで探して予約して、あとは向かうだけ、と実演しています。
- BANNO
- そして翌朝は、すっきり目覚めて出社するんですね。
- BANNO
- でもひげだるまさん、寝やすい度って、どうやって決めているんですか?
- HIGEDARUMA
- ここからが本気なんですよ。まず、スポットの元になる情報は、各自治体が公開しているデータです。
- HIGEDARUMA
- 役所などが、誰でも使っていいですよ、と出しているデータで、オープンデータと呼ばれます。
- BANNO
- そんなデータが、もともと公開されているんですね。
- HIGEDARUMA
- それをアマゾンのクラウド、AWSの保管庫にためておいて、呼ばれたときだけ動く小さなプログラムで取り出します。
- HIGEDARUMA
- そこへ、天気を教えてくれるOpenWeatherや、Googleマップのサービスから、データを取ってきて組み合わせます。
- BANNO
- ほかのサービスに、このデータください、とお願いするんですね。
- HIGEDARUMA
- そうです。そのお願いの窓口を、APIといいます。
- HIGEDARUMA
- 気温、湿度、雨の降る確率、治安、騒音。こういう数字をまとめて、1つの点数にしたのが寝やすい度なんです。
- BANNO
- 天気予報と、街の情報を合体させた点数なんですね。
- HIGEDARUMA
- しかも、決まった時間にプログラムを起こすタイマーの仕組みで、データを常に新しくしているんです。
- BANNO
- 今夜の天気で、点数が変わるわけですね。そこまでやりますか。
- HIGEDARUMA
- ハッカソンの短い時間で、クラウドの部品をつないで、ちゃんと動く形にしている。エンジニアとしては、そこに感心します。
- BANNO
- この作品、大会ではどうだったんでしょう?
- HIGEDARUMA
- 参加者全員の投票で決める賞で、複数回答ありの得票率39%。1位で、最優秀賞をとっています。
- BANNO
- 参加者のおよそ4割が選んだ、ということですね。お題への答えとして、みんなが納得したんだ。
- HIGEDARUMA
- 作ったのは、ユニバックというチームの、chappyさん、あさみさん、松村さんの3人です。
- BANNO
- 私がいいなと思うのは、この、データを集めて点数にする、という考え方なんです。
- BANNO
- 寝る場所じゃなくて、ベビーカーで行きやすい公園とか、静かに作業できる場所とか。
- HIGEDARUMA
- まさにそうなんです。データの組み合わせを変えれば、同じ仕組みで、本当に役立つ地図が作れます。
- BANNO
- 笑って終わりじゃなくて、ちゃんと持ち帰れるものがあるんですね。
- HIGEDARUMA
- 使われている道具は、この3つです。
- HIGEDARUMA
- 地図も、データの保管も、借りられるものは借りる。だから短い時間で形になるんです。
- BANNO
- 今日できる、いちばん小さな一歩です。
- BANNO
- 住んでいる街の名前と、オープンデータ、と入れて検索してみてください。
- HIGEDARUMA
- 公園の場所やトイレの場所など、意外なデータが見つかるはずです。それを地図に並べるだけでも、立派な第一歩なんですよ。
- BANNO
- そして、寝るときは、ちゃんとおうちで寝ましょうね。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、外で寝る場所を本気で探す地図アプリ、そとねるでした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
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