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刀を振ると兜が光ってじゃんけん!「じゃんけん侍 Janken-SAMURAI」|ダンボール甲冑80時間の親子ものづくり

紹介した作品: じゃんけん侍 Janken-SAMURAIProtoPedia での反響: 閲覧 1,700+ ・ ♥ 15

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じゃんけん侍 Janken-SAMURAI

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    ProtoPedia の作品「じゃんけん侍 Janken-SAMURAI」を2人のMCが初心者目線で紹介。ダンボールで作った本格的な甲冑を着て刀を振り下ろすと、ゲームセンターのジャンケンマンをイメージした兜の飾りがグー・チョキ・パーのどれかに光ります。手首の M5StickC が振りを検知して ESP-NOW で兜の ESP32 へ送る仕組み、自分から見えない兜の代わりに手首の画面に絵で手を出す気配り、製作80時間・穴あけ約1000か所の甲冑づくり。番組で紹介した BANNO と、ひげだるま賞を贈った HIGEDARUMA が、この作品との縁を語ります。

    チャプター

    文字起こし(80行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、じゃんけん侍、Janken-SAMURAI。
    BANNO
    写真、すごいですね。小さなお侍さんが刀を構えてて、兜の上に、光る手のマークが付いてます。
    HIGEDARUMA
    はい。この鎧を着て刀を振り下ろすと、兜の飾りがピカッと光って、グー、チョキ、パーのどれかを出すんです。
    BANNO
    刀を振ると、じゃんけん! しかもこの鎧、何でできてると思います?
    HIGEDARUMA
    ダンボールなんですよ。そして実はこの作品、私たち2人とも、ちょっとした縁があるんです。
    BANNO
    そうなんです。その話は後半で。まずは、遊び方からいきましょう。
    BANNO
    まず、着るところからですよね。
    HIGEDARUMA
    はい。兜に鎧、腕や足のパーツまで着込んで、刀を持ちます。ここで、もう気分は侍です。
    BANNO
    そこから、どうやって勝負するんですか?
    HIGEDARUMA
    相手と向かい合って、「じゃんけん、ぽん」の「ぽん」で、刀をエイッと振り下ろすんです。
    HIGEDARUMA
    すると、兜の正面の飾りが、赤いグー、緑のチョキ、青いパーのどれか1つだけ光ります。
    BANNO
    あ、この光る手、見覚えがあります。ゲームセンターにあったやつですよね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。ジャンケンマンという、じゃんけんで勝つとメダルが出てくるゲーム機。あれがモチーフなんです。
    BANNO
    懐かしい! 作品ページのコメント欄にも「じゃんけんのやつ懐かしい!」って声がありました。
    HIGEDARUMA
    しかも勝負がついて数秒たつと、また手の光が順番にクルクル回って、次の勝負を待つ状態に戻るんです。
    BANNO
    あの「じゃん、けん」のワクワクまで、ちゃんと再現してるんですね。
    BANNO
    ここからは仕組みです。刀を振っただけで、どうして兜が光るんですか?
    HIGEDARUMA
    登場人物は3つです。手首に巻いた小さなコンピューター、兜の裏の小さなコンピューター、そして兜の飾りのライト。
    BANNO
    手首、ですか? 刀の中に何か入ってるのかと思ってました。
    HIGEDARUMA
    そう思いますよね。作者さんも、刀には仕込んでいなくて、実は手首に巻いています、と書いているんです。
    BANNO
    じゃあ、手首の機械は何をしてるんですか?
    HIGEDARUMA
    手首に巻いているのは、M5StickCという、手のひらに乗るくらいの小さなコンピューターです。画面も付いているんですよ。
    BANNO
    画面付き。その小さな機械が、どうやって刀を振ったって分かるんですか?
    HIGEDARUMA
    中に、揺れや振りの強さを測るセンサーが入っているんです。決まった向きに強く振られたら、「今、刀を振った」と気づきます。
    BANNO
    スマホを横にすると画面が回る、あれと同じようなセンサーですか?
    HIGEDARUMA
    まさにそれです。加速度センサーといいます。そして振った瞬間に、グー、チョキ、パーをランダムに1つ決めます。
    BANNO
    決めた手は、どうやって兜に伝えるんですか?
    HIGEDARUMA
    無線です。ESP-NOWという方式で、Wi-Fiのルーターを使わずに、機械どうしが直接合図を送り合えるんです。
    BANNO
    ルーターが要らないなら、イベント会場でも、外でも遊べますね。
    HIGEDARUMA
    はい。その合図を兜の裏のESP32という小さなコンピューターが受け取って、決まった手のライトだけを光らせるんです。
    BANNO
    手首が「振った、チョキ!」って叫んで、兜が「了解、光ります」と。
    HIGEDARUMA
    そのイメージでばっちりです。それで、私が一番うなったのが、ここからなんですよ。
    HIGEDARUMA
    兜の飾りは頭の上にあるので、着ている本人からは、自分が何を出したか見えないんです。
    BANNO
    あっ、たしかに! 勝ったか負けたか、自分だけ分からない。
    HIGEDARUMA
    そこで、手首の画面に、出た手を絵で表示しているんです。子供でも直感的に分かるように、と書かれていました。
    BANNO
    文字じゃなくて絵、っていうのが優しいですね。着る子どものことを、ちゃんと考えてる。
    HIGEDARUMA
    使っているものを並べると、こうなります。プログラムは、Arduino IDEという無料のソフトで書いています。
    BANNO
    ここまで聞くと、電子工作の部分が一番大変そうですけど。
    HIGEDARUMA
    それが、作者さんいわく、一番大変だったのはダンボールの甲冑なんです。製作時間は、80時間。
    BANNO
    80時間! 毎日2時間ずつやっても、40日かかりますね。
    HIGEDARUMA
    作品ページには、13の工程が書かれているんですが、全部に作者さんのぼやきが付いているんですよ。
    BANNO
    ぼやき付き。ちょっと聞きたいです。
    HIGEDARUMA
    まず、ダンボールを足で踏んで、中の波々をつぶす。「足が痛くなってしんどい」。
    HIGEDARUMA
    型に合わせて、60個くらいの部品に切り出す。「ダンボールが固くて切るのがしんどい」。
    BANNO
    もう、しんどいが2回出てきました。
    HIGEDARUMA
    部品ひとつひとつに布を貼って固めて、色を2度塗り。「手が真っ黒になってつらい」。
    HIGEDARUMA
    極めつけは、鎧の紐を通す穴あけです。ハンマーで1つずつ、たぶん1000か所ぐらい。
    BANNO
    1000か所! 手で、1つずつですか。
    HIGEDARUMA
    はい。作者さんの言葉が、「たぶん一生分トンカチ振るった」。
    BANNO
    あはは。でも、ぼやきながらも、最後まで作り切ってるのがすごいです。
    HIGEDARUMA
    刀の色も、お子さんからの注文が多くて、スプレーをたくさん買ったそうです。
    BANNO
    お子さんのこだわりに、全部応えてあげてるんですね。なんだか、こっちまでうれしくなります。
    HIGEDARUMA
    実際、展示を見た人からは「段ボール製とは思えない鎧の出来」という声が届いていました。
    BANNO
    さて、さっきの縁の話です。実は私、この作品を以前、番組で紹介したことがあるんです。
    HIGEDARUMA
    そうでしたね。作品が公開されて、すぐの頃ですよね。
    BANNO
    そのとき、「メイカーフェアに出したらウケますよ」ってお話ししたんです。ものづくりの作品を持ち寄る、展示のお祭りですね。
    HIGEDARUMA
    作者さんはコメント欄で、「自分の力量がわかり励みになりました」と返してくれていました。
    BANNO
    そして本当に、大垣、京都、刈谷と、各地のメイカーフェアに出展してくれたんです。
    HIGEDARUMA
    言った本人としては、うれしいですよね。
    BANNO
    うれしいです! そして、ひげだるまさんの縁が、こちらですよね。
    HIGEDARUMA
    はい。ヒーローズ・リーグ2022で、私がひげだるま賞を贈った作品なんです。
    BANNO
    審査した本人! 決め手は何だったんですか?
    HIGEDARUMA
    侍になりきれるクオリティです。着た子が「某は!」と言い出すくらい、なりきれるんですよ。
    BANNO
    それがしは! 言葉づかいまで侍になっちゃうんですね。
    HIGEDARUMA
    そして、甲冑とジャンケンの前立てが、見事に合っている。そこも推しポイントでした。
    BANNO
    もう1つ、XMAKERS賞も受賞しています。講評は、「気合と狂気を感じます、褒めてます」。
    HIGEDARUMA
    80時間の甲冑を見たら、そう言いたくなりますよね。
    BANNO
    私が一番好きなのは、大垣のメイカーフェアのあとの、作者さんのコメントなんです。
    BANNO
    鎧を着たお子さん、つまり侍が、おじちゃんと友達になった、また次も会いたい、と帰り道ずっとご機嫌だったそうです。
    HIGEDARUMA
    会場で知らない大人と仲良くなって帰ってくる。作品が、人と人をつないでいるんですね。
    BANNO
    作ったのは、ISOイソさん。家族で遊べる作品をたくさん作っていて、刀で竹を斬る「竹無双」という作品もあるんです。
    HIGEDARUMA
    作品ページとデモ動画は、概要欄にまとめておきますね。作者さんの願いは、「イベントに呼んでください」でした。
    BANNO
    では今日の一歩。家にある段ボール箱を1つ切って、お子さんと一緒に、兜の飾りを1枚作ってみてください。
    HIGEDARUMA
    光らせるのは、そのあとで大丈夫です。M5StickCは通販でも手に入って、振ったことに気づくところまでなら、見本のプログラムから試せますよ。
    BANNO
    まずは、なりきるところから。それだけで、家のじゃんけんが一気に楽しくなりそうです。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、刀を振ると兜が光ってじゃんけんできる、じゃんけん侍、Janken-SAMURAIでした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    じゃんけん侍 Janken-SAMURAI
    作者: ISOイソ
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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