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新幹線の「あれ」が部屋に!AIに話しかけると文字が流れる「DENKO」

紹介した作品: DENKOProtoPedia での反響: 閲覧 1,000+ ・ ♥ 20

ProtoPedia の作品「DENKO」を2人のMCが初心者目線で紹介。新幹線のドアの上で文字が流れる、あの表示器を部屋に置けるサイズで自作した作品です。普段は静かな時計、終電が近づくと車内案内風にお知らせ、ニュースや天気は AI が出すかどうかを判断、Claude や ChatGPT に「次は新大阪って表示して」と頼むと実物に文字が流れます。文字が届くまでの流れ、アンバー色のドット文字へのこだわり、電圧をそろえる自作基板、そして「文字を流すだけのつもり」から広がった好きの力まで。

チャプター

文字起こし(78行)
BANNO
ゆっくりばんのです。
HIGEDARUMA
ゆっくりひげだるまです。
BANNO
今日もProtoPediaから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
HIGEDARUMA
今日紹介するのは、DENKO。新幹線の「あれ」を、部屋に置けるようにした作品なんです。
BANNO
「あれ」って、もしかして、ドアの上で文字が流れている、あの表示ですか?
HIGEDARUMA
そうです、それです。オレンジ色の文字で「次は、新大阪」って流れる、あれです。
BANNO
わあ、懐かしい!あれが自分の部屋にあったら、ちょっと楽しいですね。
HIGEDARUMA
しかもこの子、AIに話しかけると、その言葉が流れるんですよ。
BANNO
えっ、どういうことですか?今日はそこを、ゆっくり教えてください。
BANNO
まず、これって普段は何をしているんですか?
HIGEDARUMA
普段は、静かに時刻を出しているだけの時計なんです。
HIGEDARUMA
で、知らせたいことがあるときだけ、文字が右から左へ、すーっと流れます。
BANNO
たとえば、どんなことを知らせてくれるんでしょうか?
HIGEDARUMA
わたしが一番いいなと思ったのは、終電のお知らせです。
HIGEDARUMA
終電が近づくと、「○○さんの終電は23:45、もうすぐです」と、車内放送みたいに流れるんです。
BANNO
それ、飲み会のときにほしいです!つい、時間を忘れちゃうんですよね。
HIGEDARUMA
平日、土曜、日曜・祝日で、別々の時刻を登録できるんですよ。
BANNO
ほかには、どんな情報が流れるんですか?
HIGEDARUMA
ニュースと天気です。ここがおもしろくて、AIが「今、出すべきか」を自分で決めるんです。
HIGEDARUMA
夜中みたいに、特に知らせることがなければ、何も出さずに黙っています。
BANNO
へえ、気がきいてますね。ずっと流れっぱなしだと、うるさいですもんね。
HIGEDARUMA
あと、チャットアプリのDiscordに届いたメッセージも、「送った人の名前: 本文」の形で流れます。
BANNO
そして、さっきのAIに話しかけるのは、どうやるんですか?
HIGEDARUMA
ClaudeやChatGPTに「次は新大阪って表示して」と打つだけです。
HIGEDARUMA
すると、部屋の表示器に「次は、新大阪、新大阪。」って流れるんです。
BANNO
ふつうに話しかけるだけで、本物の表示器が動くんですね。それは、ちょっと感動します。
BANNO
でも、スマホで打った言葉が、どうやって壁の表示器まで届くんですか?
HIGEDARUMA
郵便にたとえると分かりやすいんです。まず、手紙を出す入口が4つあります。
HIGEDARUMA
AI、ブラウザの管理画面、Discord、それから決まった時刻に自動で動くタイマーです。
BANNO
入口がいろいろあるんですね。ばらばらに届いて、混乱しないんですか?
HIGEDARUMA
そこで、仕分け係がいるんです。ネット上で動く小さなプログラムで、全部を同じ形の指示書にそろえます。
HIGEDARUMA
指示書には、流す文字、色、流れる速さ、何秒後に時計へ戻るか、が書いてあります。
BANNO
なるほど、書式がそろっていれば、受け取る側は迷わないですね。
HIGEDARUMA
そうなんです。そろえた指示書は、配達の仕組みに乗って、部屋の表示器へ届きます。
HIGEDARUMA
MQTTという、機械に小さなメッセージを届ける仕組みです。
BANNO
じゃあ、どの入口から出しても、最後は同じ道を通って届くんですね。
HIGEDARUMA
そのとおりです。だから入口を増やしても、表示器の側は何も変えなくていいんですよ。
BANNO
表示器の側では、誰が受け取っているんですか?
HIGEDARUMA
ESP32という、Wi-Fiつきの小さなコンピューターです。これが表示器の頭脳です。
HIGEDARUMA
実は最初、通信を待っている間に、流れる文字が止まってしまうことがあったそうです。
BANNO
あら、それは困りますね。どうしたんですか?
HIGEDARUMA
この頭脳には、作業する場所が2つあるんです。
HIGEDARUMA
そこで、1つは通信の係、もう1つは文字を流す係、と仕事を分けたんです。
BANNO
受付と窓口を分けたお店みたいですね。だから、なめらかに流れ続けるんだ。
HIGEDARUMA
まさにそれです。使った道具も、こんな感じなんですよ。
BANNO
見た目も、本当にあの表示器そっくりですよね。
HIGEDARUMA
こだわりが詰まってるんです。文字の色は、新幹線でよく見るオレンジっぽい、アンバー色。
HIGEDARUMA
文字は、縦16個・横16個の点で1文字を描く、わざと粗いドットの字なんですよ。
HIGEDARUMA
いくつかのニュースの見出しを「■」でつないで流す、車内ニュースっぽい出し方もあります。
BANNO
分かります!あの、四角でつながってるやつ!そこまで再現してるんですね。
HIGEDARUMA
画面は、横64個・縦32個の点が並んだLEDパネルを、2枚つないで横長にしています。
HIGEDARUMA
そして、それを動かす基板まで、自分で設計しているんです。
BANNO
基板って、緑色の板に部品が載っているあれですよね。なんで自分で作る必要があったんですか?
HIGEDARUMA
頭脳は3.3V、LEDパネルは5Vと、使う電気の強さが違うんです。
HIGEDARUMA
だから間に、電気の強さをそろえる、通訳みたいな部品を載せた基板を作ったんですよ。
BANNO
言葉の違う人どうしに、通訳さんを入れるようなものですね。
HIGEDARUMA
そうです。設計は、無料の設計ソフトのKiCadで描いて、データを工場に送って、基板を作ってもらいました。
HIGEDARUMA
部品をそろえて、はんだ付けは自分の手でやったそうです。
BANNO
工場に頼めるなら、個人でも自分だけの基板が作れちゃうんですね。
BANNO
それにしても、どうしてここまで作り込んだんでしょうね。
HIGEDARUMA
作者のHinata Saitoさんは、子どものころから、あの表示器が好きだったそうなんです。
HIGEDARUMA
しかも、最初はLEDに文字を流すだけのつもりだった、と書いています。
BANNO
えっ、それが気づいたら、基板を作って、AIとまでつながったんですか?
HIGEDARUMA
そうなんです。好きだから、もう1つ、もう1つと、できることが増えていったんですね。
BANNO
好きの力ってすごいですね。それで、ちゃんと賞も取っているんですよね。
HIGEDARUMA
DigiKeyさんの電子工作コンテストで、参加した81作品の中から、DigiKey賞に選ばれています。
BANNO
偉い!しかも作者さん、最後にこう書いているんですよね。
HIGEDARUMA
「部屋に新幹線の『あれ』がある生活、なかなかいいです」。
BANNO
いいなあ。好きなものに囲まれて暮らすって、すてきですね。
BANNO
これを見たみなさんが、今日できることって、何でしょう?
HIGEDARUMA
まずは、自分にとっての「あれ」を、1つ思い浮かべてみてください。
HIGEDARUMA
駅の時刻表でも、お店の看板でも、昔好きだったおもちゃでもいいんです。
BANNO
好きなものが出発点なら、わたしでも始められそうです。
HIGEDARUMA
次に、小さなLEDパネルと、Wi-Fiつきのコンピューターを用意します。
HIGEDARUMA
そこに、自分の名前を1行流してみる。それが最初の一歩です。
BANNO
作品ページには、使った部品のリストもあるので、のぞいてみてくださいね。
BANNO
さて、今日紹介したのは、新幹線の「あれ」を部屋に再現した、DENKOでした。
HIGEDARUMA
次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

クレジット

紹介した作品
DENKO
作者: Hinata Saito
ライセンス: CC BY 4.0
※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
声
BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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