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作った車がゾンビに!?「BlockZombieSimulator」|ブロックの色を数えてゾンビを生むハッカソン作品

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BlockZombieSimulator

    3分版をリクエスト(作者キット)

    ProtoPedia の作品「BlockZombieSimulator」を2人のMCが初心者目線で紹介。おもちゃのブロックで作った車やロボットを、ライト付きの紙の箱「SCAN BASE」に入れてWebカメラで読み取ると、なぜかゾンビになって画面の街に現れます。お題「『いや違う。そうじゃない。』とツッコまれたくなるモノ」に、何色が何ピクセルあるかを数えるだけの素朴な仕組みで応え、作者の子どもから本物のツッコミをもらうまで。

    チャプター

    文字起こし(89行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、BlockZombieSimulator。
    BANNO
    ブロックって、子どもが遊ぶ、あのカチッとはめるおもちゃですか?
    HIGEDARUMA
    そうなんです。ブロックで車やロボットを作って、カメラで読み取らせるんですよ。
    BANNO
    作ったものが、画面の中に出てくるんですね。楽しそう!
    HIGEDARUMA
    ところが、出てくるのは、必ずゾンビなんです。
    BANNO
    いや、なんでゾンビ!?車を作ったんですよね?
    HIGEDARUMA
    かっこいい車も、かわいいお家も、全部ゾンビに変身します。そのツッコミこそ、作者の狙いなんですよ。
    BANNO
    ツッコミが狙い、ってどういうことでしょう?
    HIGEDARUMA
    これは、ハッカソンで作られた作品なんです。
    BANNO
    ハッカソンは、決まった時間の中で作品を作って、発表し合うイベントですね。
    HIGEDARUMA
    第3回 ツクってアソぶハッカソン、通称ツクアソです。お題が、なかなか強烈なんですよ。
    BANNO
    「いや違う。そうじゃない。」とツッコまれたくなるモノを作る。作者も、アクの強いテーマ、と書いていますね。
    HIGEDARUMA
    発表のスライドには、作者が困っていたことが4つ並んでいるんです。
    HIGEDARUMA
    ひとつ目は、7さいと5さいの子どもが、YouTubeかゲームばかりやっていること。
    BANNO
    あー、子育て中の家なら、あるあるですね。もう少し手を動かしてほしい、と。
    HIGEDARUMA
    ふたつ目は、夏で暑いから、涼しくしたい。肝試し?おばけ?ゾンビ?という流れです。
    BANNO
    ゾンビは、そこから来たんですね。
    HIGEDARUMA
    みっつ目は、最近あまりものづくりができていない。自分も作ることを楽しみたい。
    HIGEDARUMA
    そしてよっつ目が、ツクアソのテーマが難しくて困った、です。
    BANNO
    正直ですね。で、その4つを、どうしたんですか?
    HIGEDARUMA
    これらの課題を、一度に解決したい!と。子どもの好きなブロックとゲームを、ひとつにしたんです。
    BANNO
    しかも作者のふーぴんさんは、1人での参加。作る時間は48時間です。
    HIGEDARUMA
    木曜の夜8時から、土曜の夜8時まで。その中で、作品を仕上げたんですよ。
    BANNO
    それで、実際にはどうやって遊ぶんですか?
    HIGEDARUMA
    まず、作ったブロックを、SCAN BASEという箱に入れます。
    HIGEDARUMA
    白い紙で作った箱で、中をライトで照らして、Webカメラで撮るんです。
    BANNO
    スキャンは、写真を撮って読み取ること、ですよね。
    HIGEDARUMA
    そうです。画面のスキャンボタンを押すと、キラキラした演出が入って…。
    BANNO
    ドキドキしますね。何が出てくるんでしょう。
    HIGEDARUMA
    ドン!と、ゲームの街に、BEACHBABE ZOMBIEが現れます。
    BANNO
    本当にゾンビだ!しかも、名前まで付いているんですね。
    HIGEDARUMA
    出てきたゾンビは、自分で操作して、街を歩き回れるんですよ。
    BANNO
    じゃあ、別のブロックを入れたら、別のゾンビになるんですか?
    HIGEDARUMA
    なります。デモでは、とても小さなブロックをスキャンしていました。
    HIGEDARUMA
    すると今度は、RIOTCOP MINI ZOMBIE。ちっちゃなゾンビが出てきたんです。
    BANNO
    小さく作れば、小さなゾンビ。分かりやすいですね。
    HIGEDARUMA
    目標は、全ゾンビのコンプリート。作品ページには、最強のゾンビを目指そう、とも書かれています。
    BANNO
    集めたくなりますね。ブロックを組み替えて、何度も試したくなりそうです。
    BANNO
    でも、ブロックの形から、どうやってゾンビを決めているんですか?
    HIGEDARUMA
    作品の説明を読むと、見ているのは形ではなく、色なんですよ。
    BANNO
    えっ、色だけ?
    HIGEDARUMA
    写真って、拡大すると、小さな色の点の集まりなんです。この点を、ピクセルと呼びます。
    BANNO
    モザイク画みたいなものですね。
    HIGEDARUMA
    まさにそれです。撮った写真の中に、赤い点がいくつ、青い点がいくつ、と色ごとに数えるんです。
    BANNO
    その数え役は、誰がやるんですか?
    HIGEDARUMA
    OpenCVという道具です。写真や映像を扱うための、無料で使える定番の道具箱なんですよ。
    BANNO
    数えた結果で、何が決まるんですか?
    HIGEDARUMA
    色ごとの点の数で、ゾンビの大きさと種類が決まるんです。だから小さなブロックだと、小さなゾンビになる。
    BANNO
    なるほど!ブロックが少なければ、色の点も少ない。それで小さくなるんですね。
    HIGEDARUMA
    そして決まったゾンビを、Unityで作ったゲームの街に出します。Unityは、ゲームを作るための道具です。
    HIGEDARUMA
    できあがったゲームは、パソコンのブラウザで遊べる形で公開されていました。
    BANNO
    形を見ていないから、車を作っても、ちゃんとゾンビになるわけですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。難しいAIを使わず、色を数えるだけ。この素朴さが、お題にぴったりなんですよ。
    BANNO
    ちなみに、あの紙の箱は、何のためにあるんですか?
    HIGEDARUMA
    色を、毎回同じように読むためなんです。
    HIGEDARUMA
    同じ赤いブロックでも、昼の明るい部屋と夜の暗い部屋では、写真の色が違って写るんです。
    BANNO
    スマホで撮った写真も、部屋によって色が全然違いますもんね。
    HIGEDARUMA
    色が変わると、数える点の数も変わって、別のゾンビになってしまう。
    HIGEDARUMA
    そこで、白い紙の箱の中を、LEDのライトで照らした。いつも同じ明るさで撮れるようにしたんです。
    BANNO
    同じブロックなら、いつでも同じゾンビが出る。だから、集める遊びが成り立つんですね。
    HIGEDARUMA
    高い機械を使わずに、紙とライトで解決する。個人開発らしい、いい工夫なんですよ。
    BANNO
    それで、肝心の子どもたちは、遊んでくれたんですか?
    HIGEDARUMA
    デモ動画の最後に、子どもに遊んでもらった様子が入っているんです。
    HIGEDARUMA
    子どもが作ったのは、ロボットみたいな、ギガントブルコロス。
    BANNO
    名前が強そう!これは、すごいのが出てきそうですね。
    HIGEDARUMA
    スキャンして出てきたのは、PUNK GREAT ZOMBIEでした。
    BANNO
    子どもの反応は、どうだったんですか?
    HIGEDARUMA
    字幕には、だれ!?なんでコイツ?と出ているんです。
    HIGEDARUMA
    さらに、ゾンビじゃないよ父ちゃん…?なんでゾンビなの??これ。
    BANNO
    あはは!まさに、いや違う、そうじゃない、ですね。
    HIGEDARUMA
    作者も、盛大にツッコミをいただけました、と締めています。
    BANNO
    お題に、自分の子どもの本物のツッコミで応えたわけですね。これは強いです。
    BANNO
    でも、ツッコんだあと、きっとまた組み替えたくなりますよね。
    HIGEDARUMA
    作者も、組んだり変えたり考えながら手を動かすことに、期待を込めて作ったと書いているんです。
    BANNO
    ゲーム好きを、ブロック遊びに引き戻す。親目線でも、うれしい作品ですね。
    BANNO
    これ、見ていて自分でも作ってみたくなりました。
    HIGEDARUMA
    仕組みの芯は、写真の色を数えること。ここは、思ったより手軽に試せるんですよ。
    BANNO
    はじめての人は、何から始めたらいいでしょう?
    HIGEDARUMA
    まずは、パソコンのカメラで、手元のおもちゃを1枚撮ってみてください。
    HIGEDARUMA
    次に、OpenCVで、その写真に赤い点がいくつあるかを数えてみる。それが最初の一歩なんです。
    HIGEDARUMA
    「OpenCV 色 数える」と調べると、短いお手本がたくさん見つかりますよ。
    BANNO
    私なら、家にあるおもちゃで、思っていたのと違うものが出てくる遊びを、ひとつ考えてみたいですね。
    HIGEDARUMA
    いいですね。子どもにツッコまれたら、大成功です。
    BANNO
    気になった人は、作品ページとデモ動画も、のぞいてみてください。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、作ったブロックがゾンビになって現れる、BlockZombieSimulatorでした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    BlockZombieSimulator
    作者: ふーぴん
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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