作った車がゾンビに!?「BlockZombieSimulator」|ブロックの色を数えてゾンビを生むハッカソン作品
ProtoPedia の作品「BlockZombieSimulator」を2人のMCが初心者目線で紹介。おもちゃのブロックで作った車やロボットを、ライト付きの紙の箱「SCAN BASE」に入れてWebカメラで読み取ると、なぜかゾンビになって画面の街に現れます。お題「『いや違う。そうじゃない。』とツッコまれたくなるモノ」に、何色が何ピクセルあるかを数えるだけの素朴な仕組みで応え、作者の子どもから本物のツッコミをもらうまで。
チャプター
0:00オープニング0:20作ったブロックが、ゾンビになる!?1:07お題「いや違う。そうじゃない。」2:47箱に入れて、カメラでスキャン4:05色を数えて、ゾンビを決める5:37ライト付きの箱で、色を安定させる6:25子どもに遊んでもらった7:37今日できる最小の一歩8:41エンディング
文字起こし(89行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、BlockZombieSimulator。
- BANNO
- ブロックって、子どもが遊ぶ、あのカチッとはめるおもちゃですか?
- HIGEDARUMA
- そうなんです。ブロックで車やロボットを作って、カメラで読み取らせるんですよ。
- BANNO
- 作ったものが、画面の中に出てくるんですね。楽しそう!
- HIGEDARUMA
- ところが、出てくるのは、必ずゾンビなんです。
- BANNO
- いや、なんでゾンビ!?車を作ったんですよね?
- HIGEDARUMA
- かっこいい車も、かわいいお家も、全部ゾンビに変身します。そのツッコミこそ、作者の狙いなんですよ。
- BANNO
- ツッコミが狙い、ってどういうことでしょう?
- HIGEDARUMA
- これは、ハッカソンで作られた作品なんです。
- BANNO
- ハッカソンは、決まった時間の中で作品を作って、発表し合うイベントですね。
- HIGEDARUMA
- 第3回 ツクってアソぶハッカソン、通称ツクアソです。お題が、なかなか強烈なんですよ。
- BANNO
- 「いや違う。そうじゃない。」とツッコまれたくなるモノを作る。作者も、アクの強いテーマ、と書いていますね。
- HIGEDARUMA
- 発表のスライドには、作者が困っていたことが4つ並んでいるんです。
- HIGEDARUMA
- ひとつ目は、7さいと5さいの子どもが、YouTubeかゲームばかりやっていること。
- BANNO
- あー、子育て中の家なら、あるあるですね。もう少し手を動かしてほしい、と。
- HIGEDARUMA
- ふたつ目は、夏で暑いから、涼しくしたい。肝試し?おばけ?ゾンビ?という流れです。
- BANNO
- ゾンビは、そこから来たんですね。
- HIGEDARUMA
- みっつ目は、最近あまりものづくりができていない。自分も作ることを楽しみたい。
- HIGEDARUMA
- そしてよっつ目が、ツクアソのテーマが難しくて困った、です。
- BANNO
- 正直ですね。で、その4つを、どうしたんですか?
- HIGEDARUMA
- これらの課題を、一度に解決したい!と。子どもの好きなブロックとゲームを、ひとつにしたんです。
- BANNO
- しかも作者のふーぴんさんは、1人での参加。作る時間は48時間です。
- HIGEDARUMA
- 木曜の夜8時から、土曜の夜8時まで。その中で、作品を仕上げたんですよ。
- BANNO
- それで、実際にはどうやって遊ぶんですか?
- HIGEDARUMA
- まず、作ったブロックを、SCAN BASEという箱に入れます。
- HIGEDARUMA
- 白い紙で作った箱で、中をライトで照らして、Webカメラで撮るんです。
- BANNO
- スキャンは、写真を撮って読み取ること、ですよね。
- HIGEDARUMA
- そうです。画面のスキャンボタンを押すと、キラキラした演出が入って…。
- BANNO
- ドキドキしますね。何が出てくるんでしょう。
- HIGEDARUMA
- ドン!と、ゲームの街に、BEACHBABE ZOMBIEが現れます。
- BANNO
- 本当にゾンビだ!しかも、名前まで付いているんですね。
- HIGEDARUMA
- 出てきたゾンビは、自分で操作して、街を歩き回れるんですよ。
- BANNO
- じゃあ、別のブロックを入れたら、別のゾンビになるんですか?
- HIGEDARUMA
- なります。デモでは、とても小さなブロックをスキャンしていました。
- HIGEDARUMA
- すると今度は、RIOTCOP MINI ZOMBIE。ちっちゃなゾンビが出てきたんです。
- BANNO
- 小さく作れば、小さなゾンビ。分かりやすいですね。
- HIGEDARUMA
- 目標は、全ゾンビのコンプリート。作品ページには、最強のゾンビを目指そう、とも書かれています。
- BANNO
- 集めたくなりますね。ブロックを組み替えて、何度も試したくなりそうです。
- BANNO
- でも、ブロックの形から、どうやってゾンビを決めているんですか?
- HIGEDARUMA
- 作品の説明を読むと、見ているのは形ではなく、色なんですよ。
- BANNO
- えっ、色だけ?
- HIGEDARUMA
- 写真って、拡大すると、小さな色の点の集まりなんです。この点を、ピクセルと呼びます。
- BANNO
- モザイク画みたいなものですね。
- HIGEDARUMA
- まさにそれです。撮った写真の中に、赤い点がいくつ、青い点がいくつ、と色ごとに数えるんです。
- BANNO
- その数え役は、誰がやるんですか?
- HIGEDARUMA
- OpenCVという道具です。写真や映像を扱うための、無料で使える定番の道具箱なんですよ。
- BANNO
- 数えた結果で、何が決まるんですか?
- HIGEDARUMA
- 色ごとの点の数で、ゾンビの大きさと種類が決まるんです。だから小さなブロックだと、小さなゾンビになる。
- BANNO
- なるほど!ブロックが少なければ、色の点も少ない。それで小さくなるんですね。
- HIGEDARUMA
- そして決まったゾンビを、Unityで作ったゲームの街に出します。Unityは、ゲームを作るための道具です。
- HIGEDARUMA
- できあがったゲームは、パソコンのブラウザで遊べる形で公開されていました。
- BANNO
- 形を見ていないから、車を作っても、ちゃんとゾンビになるわけですね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。難しいAIを使わず、色を数えるだけ。この素朴さが、お題にぴったりなんですよ。
- BANNO
- ちなみに、あの紙の箱は、何のためにあるんですか?
- HIGEDARUMA
- 色を、毎回同じように読むためなんです。
- HIGEDARUMA
- 同じ赤いブロックでも、昼の明るい部屋と夜の暗い部屋では、写真の色が違って写るんです。
- BANNO
- スマホで撮った写真も、部屋によって色が全然違いますもんね。
- HIGEDARUMA
- 色が変わると、数える点の数も変わって、別のゾンビになってしまう。
- HIGEDARUMA
- そこで、白い紙の箱の中を、LEDのライトで照らした。いつも同じ明るさで撮れるようにしたんです。
- BANNO
- 同じブロックなら、いつでも同じゾンビが出る。だから、集める遊びが成り立つんですね。
- HIGEDARUMA
- 高い機械を使わずに、紙とライトで解決する。個人開発らしい、いい工夫なんですよ。
- BANNO
- それで、肝心の子どもたちは、遊んでくれたんですか?
- HIGEDARUMA
- デモ動画の最後に、子どもに遊んでもらった様子が入っているんです。
- HIGEDARUMA
- 子どもが作ったのは、ロボットみたいな、ギガントブルコロス。
- BANNO
- 名前が強そう!これは、すごいのが出てきそうですね。
- HIGEDARUMA
- スキャンして出てきたのは、PUNK GREAT ZOMBIEでした。
- BANNO
- 子どもの反応は、どうだったんですか?
- HIGEDARUMA
- 字幕には、だれ!?なんでコイツ?と出ているんです。
- HIGEDARUMA
- さらに、ゾンビじゃないよ父ちゃん…?なんでゾンビなの??これ。
- BANNO
- あはは!まさに、いや違う、そうじゃない、ですね。
- HIGEDARUMA
- 作者も、盛大にツッコミをいただけました、と締めています。
- BANNO
- お題に、自分の子どもの本物のツッコミで応えたわけですね。これは強いです。
- BANNO
- でも、ツッコんだあと、きっとまた組み替えたくなりますよね。
- HIGEDARUMA
- 作者も、組んだり変えたり考えながら手を動かすことに、期待を込めて作ったと書いているんです。
- BANNO
- ゲーム好きを、ブロック遊びに引き戻す。親目線でも、うれしい作品ですね。
- BANNO
- これ、見ていて自分でも作ってみたくなりました。
- HIGEDARUMA
- 仕組みの芯は、写真の色を数えること。ここは、思ったより手軽に試せるんですよ。
- BANNO
- はじめての人は、何から始めたらいいでしょう?
- HIGEDARUMA
- まずは、パソコンのカメラで、手元のおもちゃを1枚撮ってみてください。
- HIGEDARUMA
- 次に、OpenCVで、その写真に赤い点がいくつあるかを数えてみる。それが最初の一歩なんです。
- HIGEDARUMA
- 「OpenCV 色 数える」と調べると、短いお手本がたくさん見つかりますよ。
- BANNO
- 私なら、家にあるおもちゃで、思っていたのと違うものが出てくる遊びを、ひとつ考えてみたいですね。
- HIGEDARUMA
- いいですね。子どもにツッコまれたら、大成功です。
- BANNO
- 気になった人は、作品ページとデモ動画も、のぞいてみてください。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、作ったブロックがゾンビになって現れる、BlockZombieSimulatorでした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
クレジット
紹介した作品声
あなたの作品も、動画で紹介します
ProtoPedia の作品ページの URL を送るだけで、夜のうちに紹介動画に仕上げます。対象は CC BY 4.0 の作品です。
動画をリクエストする


