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眠れない夜、羊はAIに数えさせる!?「眠れないのでコンピューターに 羊を数えさせた!?」|画面の羊を見つけて数えるハッカソン作品

紹介した作品: 眠れないのでコンピューターに 羊を数えさせた!?ProtoPedia での反響: 閲覧 1,400+ ・ ♥ 18

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眠れないのでコンピューターに 羊を数えさせた!?

    3分版もあります(作者キット)

    ProtoPedia の作品「眠れないのでコンピューターに 羊を数えさせた!?」を2人のMCが初心者目線で紹介。お題「『いや違う。そうじゃない。』とツッコまれたくなるモノ」に、羊を数える役をパソコンに任せて応えたハッカソン作品です。画面を撮る→学習済みのAI(YOLOv3)で羊を見つける→小さな窓に貼って右上へ飛ばす→数える→消す、の6つの手順、放物線をやめて右上に集めた判断、窓が無限に増えた失敗の直し方まで。

    チャプター

    文字起こし(87行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、眠れないのでコンピューターに 羊を数えさせた!?
    BANNO
    羊を数えるって、眠れない夜にやる、あれのことですよね?
    HIGEDARUMA
    そうなんです。パソコンの画面に映った羊の絵を、AIが見つけて数えてくれるんですよ。
    BANNO
    いやいや、それ、数える意味あります?眠りたいのは自分ですよね?
    HIGEDARUMA
    まさにそのツッコミが、作者の狙いなんです。
    BANNO
    眠れないときは羊を数えるといい、ってよく言いますよね。
    HIGEDARUMA
    でも作者いわく、数え始めると、どこまで数えたかが気になって、余計に眠れなくなる。
    BANNO
    あー、分かります。途中で、あれ、今何匹だっけ、ってなりますね。
    HIGEDARUMA
    しかも、とにかく面倒くさい。だから、パソコンに数えさせることにしたんです。
    BANNO
    理屈は通ってますけど、なんでそこまでやるんでしょう?
    HIGEDARUMA
    実はこれ、ハッカソンで作られた作品なんです。
    BANNO
    ハッカソンは、短い時間で、個人やチームが作品を作って競うイベントですね。
    BANNO
    このときのお題は、「いや違う。そうじゃない。」とツッコまれたくなるモノ、だったんです。
    HIGEDARUMA
    第3回 ツクってアソぶハッカソン、通称ツクアソのお題ですね。
    BANNO
    つまり、ツッコまれるほど勝ち、ってことですか?
    HIGEDARUMA
    作者も、ツッコまれる数が多いのが勝ち?と書いているんですよ。
    BANNO
    しかも作者のTakSanさんは、チームを組まずに1人で参加。期間は48時間です。
    HIGEDARUMA
    1人で、真面目にふざけた。その結果が、この羊なんです。
    BANNO
    それで、実際にはどう動くんですか?
    HIGEDARUMA
    デモ動画では、まず画面いっぱいに、羊の画像がずらっと並んでいます。
    HIGEDARUMA
    写真の羊だけじゃなく、キャラクターの羊の絵まで混ざっているんですよ。
    BANNO
    羊だらけの画面ですね。そこから、どうなるんですか?
    HIGEDARUMA
    AIが羊を見つけると、その羊が切り抜かれて、一斉に右上へ飛んでいくんです。
    BANNO
    右上には、何があるんですか?
    HIGEDARUMA
    「羊がxx匹」と出るカウンターです。羊が吸い込まれるたびに、数字が増えていくんですよ。
    BANNO
    柵を飛び越える羊を、パソコンが代わりに数えてくれる感じですね。
    HIGEDARUMA
    デモ動画では、右上のカウンターが、あっという間に100匹を超えるんです。
    BANNO
    自分では1匹も数えてないのに、もう100匹超え。頼もしいですね。
    HIGEDARUMA
    見た目はバカバカしいんですけど、中身は本物の画像認識AIなんですよ。
    HIGEDARUMA
    仕組みは、6つの手順のくり返しなんです。
    BANNO
    6つも!ひとつずつ、お願いします。
    HIGEDARUMA
    ひとつ目は、パソコンの画面全体を、写真のように撮っておきます。
    HIGEDARUMA
    ふたつ目で、その写真の中から羊を探します。使うのは、YOLOv3というAIです。
    BANNO
    YOLO…?初めて聞きました。どんなAIなんですか?
    HIGEDARUMA
    写真の中で、物がどこに、どのくらいの大きさで写っているかを見つける、学習済みのAIなんです。
    BANNO
    学習済み、ということは、羊を一から覚えさせなくていいんですか?
    HIGEDARUMA
    そうなんです。もう羊を見分けられる状態のものを借りてくる。だから一から作らずに済むんですよ。
    BANNO
    なるほど。じゃあ、見つけた羊はどうするんですか?
    HIGEDARUMA
    みっつ目が肝心で、見つけた羊を、同じ大きさの小さな窓に貼り付けるんです。
    BANNO
    窓に貼る?なんでわざわざ、窓にするんですか?
    HIGEDARUMA
    画面に写った絵は、そのままでは動かせません。窓にすると、画面の上に浮かせて動かせるんです。
    BANNO
    付箋みたいに、ぺりっとはがして持ち運べるようにする感じですね。
    HIGEDARUMA
    まさにそれです。よっつ目で、その窓を右上へ、何回かに分けて少しずつ動かします。
    HIGEDARUMA
    一気に飛ばさず、細かく刻んで動かすから、すうっと飛んでいくアニメーションに見えるんです。
    BANNO
    いつつ目が、いよいよ数えるところですね?
    HIGEDARUMA
    はい。右上に着いた窓の数を数えて、「羊がxx匹」の数字を書きかえます。
    HIGEDARUMA
    最後の6つ目で、数え終わった窓を消して、パソコンの作業場所を空けるんです。
    BANNO
    撮って、見つけて、窓にして、飛ばして、数えて、消す。これをずっとくり返すんですね。
    HIGEDARUMA
    そうです。ちなみに作者は、数を声でしゃべらせたかったけど、時間が足りなかったそうです。
    BANNO
    羊が1匹、羊が2匹…って読み上げてほしかったですね。
    HIGEDARUMA
    ここからは作者の裏話です。最初は、数字が増えるだけの作りだったそうです。
    BANNO
    それだと、確かにちょっと地味ですね。
    HIGEDARUMA
    インパクトがなかったので、羊を動かすことにした。最初の案は、右から左へ山なりに飛ばすものでした。
    BANNO
    柵を飛び越える羊の、あの動きですね。いいじゃないですか。
    HIGEDARUMA
    ところが、画像の羊は、右向きも左向きもいるんです。向きと逆に飛ぶと、変な感じになってしまう。
    BANNO
    後ろ向きにジャンプする羊…それはちょっと気になりますね。
    HIGEDARUMA
    そこで、全部右上に集める形に変えた。すると迫力が出て、ぐっと目立つようになったんです。
    BANNO
    うまくいかなかった案から方向転換して、むしろ良くなったんですね。
    HIGEDARUMA
    もうひとつの事件が、窓が無限に増えてしまったことです。作者いわく、えらいことなりました。
    BANNO
    えっ、無限に?なんでそんなことに?
    HIGEDARUMA
    画面の羊を、何度も何度も数え直してしまったんです。そのたびに、新しい窓ができていく。
    BANNO
    同じ羊を、ずっと数え続けちゃったんですね。まさに眠れない人の状態です。
    HIGEDARUMA
    直し方はシンプルで、同じ場所にある、同じ大きさの羊は数えない、というルールを足したんです。
    BANNO
    一度数えた羊は、もう数えない。人が数えるときと同じ工夫ですね。
    BANNO
    実際、この作品はどう受け止められたんでしょうか?
    HIGEDARUMA
    作品ページによると、ツクアソのほかに、ヒーローズ・リーグ 2022というイベントにも出ています。
    BANNO
    ハッカソンの発表会の動画の中では、コメントする側の人から、こんな感想が出ていました。
    HIGEDARUMA
    安心して寝る、という前提のところから、そうじゃない、って感じで面白かった、と。
    BANNO
    ツッコまれたいお題に、ちゃんと応えていますね。
    HIGEDARUMA
    ヒーローズ・リーグの審査会の動画でも、本当に技術の無駄遣い、という声が上がっていました。ほめ言葉としてです。
    BANNO
    作者が付けたタグにも、技術の無駄遣い、と入っていますしね。
    HIGEDARUMA
    そして作者の締めの言葉が、ハッカソンが終わって、すぐに眠れました、なんです。
    BANNO
    それ、羊じゃなくて、ハッカソンで疲れたからですよね?
    HIGEDARUMA
    作者もちゃんと、「コンピュータが代わりに羊を数えてくれたおかげに間違いありません。(違)」と書き添えています。
    BANNO
    この作品、ただのおふざけに見えて、学べることが多いですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。画面を撮る、物を見つける、窓を動かす。どれもPythonという言語の、公開された道具でできるんです。
    BANNO
    はじめての人は、何から始めたらいいでしょう?
    HIGEDARUMA
    まずは、パソコンの画面を撮る処理を、Pythonで1回動かしてみる。それが最初の一歩なんです。
    HIGEDARUMA
    その次に、学習済みのAIに写真を見せて、何が写っているかを当てさせてみてください。
    BANNO
    私なら、身近なくだらない思いつきを、まずひとつメモに書き出すところからですね。
    HIGEDARUMA
    いいですね。くだらないほど、ツッコまれる作品になりますから。
    BANNO
    気になった人は、作品ページとツクアソのサイトも、のぞいてみてください。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、画面の羊をAIが数えてくれる、眠れないのでコンピューターに 羊を数えさせた!?でした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    眠れないのでコンピューターに 羊を数えさせた!?
    作者: TakSan
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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