ProtoPedia Video Maker

手を振ればキャラクターが応えてくれる「うちパレ」|スマホと体の動きだけで、2人で楽しむVRパレード

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紹介した作品: うちパレProtoPedia での反響: 閲覧 29,000+ ・ ♥ 25

ProtoPedia の作品「うちパレ」を2人のMCが初心者目線で紹介。これまでのVRパレードは、好きな方向を見られても「流れている映像をただ観るだけ」でした。うちパレは、スマホをはめ込む簡単なゴーグルで仮想のパレードを見ながら、体のポーズで移動・写真・手を振る・エールができ、もう1人がWebの画面でキャラクターのダンスや向きを変えて応える、2人で1つの空間を楽しむ作品です。ポーズを見分けるAI(Teachable Machine)と共有のデータベース(Firebase)でつなぐ仕組み、「気持ちの良い疲れ」まで再現したかったという作者のこだわり、ヒーローズ・リーグ 2021 ルーキーヒーロー受賞まで。

チャプター

文字起こし(82行)
BANNO
ゆっくりばんのです。
HIGEDARUMA
ゆっくりひげだるまです。
BANNO
今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
HIGEDARUMA
今日紹介するのは、うちパレ。
BANNO
うちパレ。なんだか、おうちでパレード、みたいな響きですね。
HIGEDARUMA
まさに、家にいながら楽しめるパレードなんです。使うのは、スマホと簡単なゴーグルだけ。
HIGEDARUMA
しかも、ただ見るんじゃなくて、パレードに参加できるんですよ。
BANNO
見るじゃなくて、参加。どういうことなのか、気になりますね。
BANNO
みなさん、テーマパークのパレードで、キャラクターに手を振ったことってありませんか?
BANNO
それで、こっちに振り返してもらえたときの、あの嬉しさ。
HIGEDARUMA
ありますね。作者のayaさんも、まさにそこがパレードの魅力だと書いているんです。
HIGEDARUMA
見る側が手を振って、呼びかけて、キャラクターからファンサービスをもらえる。熱量を交換する場なんだ、と。
BANNO
熱量の交換。いい言葉ですね。見ている場所によって、撮れる写真が違うのも楽しいですし。
BANNO
で、そのパレードを、VRで見られるものもあるんですよね。
HIGEDARUMA
はい。VRというのは、ゴーグルをかぶると、360度ぐるっと別の世界の中にいるように見える仕組みです。
HIGEDARUMA
テーマパークのパレードや、優勝のお祝いパレードを、VRで見られるものは、すでにあるんです。
BANNO
じゃあ、もう家でパレードは楽しめるんじゃないですか?
HIGEDARUMA
ところが、顔を動かして好きな方向は見られるけど、流れている映像をただ観るだけ、だったんです。
BANNO
あ、そうか。こっちが手を振っても、映像のキャラクターは気づいてくれないんですね。
HIGEDARUMA
そうなんです。だから作者は、こう書いています。
HIGEDARUMA
流れている映像をただ観る、360度パレード動画の時代に、終止符を打ちたい。
BANNO
かっこいい。パレード好きの熱さが伝わってきますね。
BANNO
じゃあ、うちパレだと、どうやって参加するんですか?
HIGEDARUMA
うちパレには、2つの役割があるんです。パレードを見るゲスト側と、パレードを動かすキャラクター側。
HIGEDARUMA
1つの仮想のパークを、2人で一緒に楽しむ作品なんですよ。
BANNO
まず、見る側のゲストは、何を用意すればいいんでしょう?
HIGEDARUMA
スマホをはめ込んで使う、簡単なゴーグルだけです。高いVR専用のゴーグルはいりません。
HIGEDARUMA
そして、コントローラもありません。操作は、体のポーズでするんです。
BANNO
体のポーズで?ポーズをとると、何ができるんですか?
HIGEDARUMA
パークの中を歩き回る。見たい場所へ、ぱっと瞬間移動する。写真を撮る。
HIGEDARUMA
そして、キャラクターに手を振る、エールを送る。この5つです。
BANNO
パレードでやりたいこと、全部入ってますね。
HIGEDARUMA
中でも、いちばんよく使う手を振るとエールは、少ない手順でできるように工夫してあるんです。
HIGEDARUMA
ゴーグルの中には、ポーズの見本も出ます。ふらっと来た人でも、迷わず参加できるように、なんです。
BANNO
じゃあ、もう1人のキャラクター側は?
HIGEDARUMA
スマホやパソコン、タブレットで、うちパレのWebページを開きます。できることは3つです。
HIGEDARUMA
パレードをスタートする。ブロックを組んで、キャラクターのダンスを作る。キャラクターの体の向きを変える。
BANNO
ということは、ゲストが手を振ってきたら、そっちにキャラクターを向けてあげられる?
HIGEDARUMA
まさにそうなんです。キャラクターを1体ずつ選んで、相手とやりとりしながら、その場で変えられるんですよ。
BANNO
手を振ったら、こっちを向いて踊ってくれる。それはもう、ファンサービスですね。
HIGEDARUMA
作者は、カラオケにたとえています。歌う人と聞く人を交代するみたいに、役割を簡単に入れ替えられるんです。
HIGEDARUMA
同じ部屋で一緒に遊んでもいいし、離れた場所どうしでも遊べます。
BANNO
家族で交代しながら遊べそうですね。離れて暮らすおじいちゃんにキャラクターをやってもらう、なんてのも楽しそう。
BANNO
ひげだるまさん、ポーズをとるだけで操作できるのは、どういう仕組みなんですか?
HIGEDARUMA
ゲストの前に置いたカメラが、体のポーズを映します。それを見分けているのが、Teachable Machineなんです。
HIGEDARUMA
Googleが出している道具で、お手本のポーズをカメラで何枚か撮ると、そのポーズを見分けるAIを作ってくれます。
BANNO
プログラミングをしなくても、AIが作れるんですか?
HIGEDARUMA
はい、ブラウザの画面の上で作れるんです。うちパレでは、ポーズを見分ける役を10種類作って、組み合わせているんですよ。
BANNO
10種類を組み合わせて、さっきの5つの操作になるんですね。
HIGEDARUMA
全体の仕組みも見てみましょう。パレードのパークは、ゲームを作る道具のUnityで作って、スマホのVRアプリにしています。
BANNO
ゲストのポーズや、キャラクター側の操作は、どうやってそのアプリに届くんですか?
HIGEDARUMA
Firebaseという、ネット上の共有メモ帳みたいなデータベースを、間にはさんでいるんです。
HIGEDARUMA
ポーズを見分けたら、メモ帳の値を書き換える。キャラクター側がダンスを組んだら、それも書き込む。
HIGEDARUMA
VRのパークはそのメモ帳を見ていて、書き換わったらすぐ、キャラクターや景色を動かすんです。
BANNO
なるほど。同じメモ帳を2人でのぞいているから、離れていても一緒に遊べるんですね。
HIGEDARUMA
そういうことです。それと、ダンス作りはBlocklyという、ブロックを並べてプログラムを作る仕組みなんですよ。
HIGEDARUMA
文字のプログラムを書かなくていいので、年齢を問わず、誰でもキャラクター側になれるんです。
BANNO
見る側も、動かす側も、どっちも難しくない。そこがいいですね。
BANNO
それにしても、どうしてスマホと体の動き、だったんでしょう?
HIGEDARUMA
作者がいちばん大切にしたのは、気軽に体験できること、なんです。
HIGEDARUMA
特別な機材は使わず、みんながもう持っているものだけで楽しめるようにしたい。だから、スマホのゴーグルとポーズなんです。
BANNO
確かに、専用のゴーグルやコントローラを買ってまで、とはなかなかなりませんもんね。
HIGEDARUMA
体で操作する理由も、すてきなんです。テーマパークに行った後に感じる、気持ちの良い疲れを表現したかったから、だそうです。
BANNO
わかる!一日遊んで、足はくたくたなのに、なんだか満たされている、あの感じですね。
HIGEDARUMA
それから作者は、VRのパレードは、本物のパレードには勝てないかもしれない、とも書いています。
HIGEDARUMA
でも、本物のパレードを見に行くきっかけになる力がある、と。
BANNO
本物と競うんじゃなくて、本物への入り口になる。パレードが本当に好きなんですね。
HIGEDARUMA
パークのテーマは、自分らしさを表現できる場所。そのパークを、フロートに乗って1周する360度動画も公開されています。
BANNO
この作品は、ヒーローズ・リーグ 2021で、ルーキーヒーローを受賞しているんです。
HIGEDARUMA
審査のことばは、パレードのすべてを楽しみたいという純粋な想いが形になった作品。
BANNO
作品ページには、パレードには参加するという楽しみ方があるのか、なるほど、というコメントも寄せられていますね。
BANNO
見るものだと思っていたパレードが、参加するものに変わる。そこにみんな驚いたんですね。
HIGEDARUMA
使われている道具は、この4つです。
HIGEDARUMA
ポーズを見分けるAIも、データの受け渡しも、ありものの道具を組み合わせて、1人で形にしている。初めての人でも真似しやすい組み立てなんです。
BANNO
作者は、ayaさんです。
BANNO
今日できる、いちばん小さな一歩です。
BANNO
まずは、うちパレの360度動画をスマホで開いて、ぐるっと見回してみてください。
HIGEDARUMA
作ってみたい人は、Teachable Machineをブラウザで開いて、手を振るポーズとバンザイを覚えさせてみてください。
HIGEDARUMA
カメラの前で手を振ったら、ちゃんと、手を振ってる、と当ててくれる。それが、うちパレの一歩目なんです。
BANNO
パソコンが自分のポーズをわかってくれる。それだけで、ちょっと感動しそうですね。
BANNO
さて、今日紹介したのは、スマホと体の動きだけで、2人でパレードに参加できる、うちパレでした。
HIGEDARUMA
次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

クレジット

紹介した作品
うちパレ
ライセンス: CC BY 4.0
※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
声
BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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