ガイコツ教官と納豆を100回混ぜる「100回混ぜろ!納豆ブートキャンプ💪」|LINEの一言で動き出す電子工作
ProtoPedia の作品「100回混ぜろ!納豆ブートキャンプ💪」を2人のMCが初心者目線で紹介。LINE で「準備できました」と送ると、ガイコツの先生が目を光らせ、関西弁の喝を電光掲示板に流しながら、一緒に納豆を100回混ぜてくれる装置です。部品は小さなモーターと LED と電光掲示板、そしてネットにつながる電子工作の基板 obniz。糸で先生の手を引っ張る手作りの仕組み、親子で撮ったデモ動画、オーディエンス賞。ヒーローズ・リーグ 2021 でひげだるま賞を贈った HIGEDARUMA が、その理由を語ります。
チャプター
0:00オープニング0:20ガイコツ先生と納豆を100回混ぜる1:03本当に足りないのは、栄養素や効能?2:07①LINE で先生に送る3:25obniz = ネットにつながる電子工作の基板5:30パソコンの近くに置きたくなかった6:31親の苦労がわかるデモ動画7:29今日できる最小の一歩8:23エンディング
文字起こし(85行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、100回混ぜろ!納豆ブートキャンプ。
- BANNO
- 納豆の、ブートキャンプ? 写真にはガイコツが写ってますけど。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。このガイコツの先生が、隣で一緒に納豆を100回混ぜて、ずっと喝を入れてくれる装置なんですよ。
- BANNO
- 納豆を混ぜるだけで、そこまでしてくれるんですね。
- HIGEDARUMA
- しかも実はこれ、私がひげだるま賞を贈った作品なんです。
- BANNO
- えっ、審査員ご本人! それは、じっくり聞かせてください。
- BANNO
- まず納豆って、よく混ぜた方がおいしい、って言いますよね。
- HIGEDARUMA
- 言いますね。でも正直、途中で飽きて、適当にやめちゃいませんか?
- BANNO
- やめちゃいます。20回くらいで、もういいかなって。
- HIGEDARUMA
- 作者は作品ページで、こう問いかけているんです。本当に足りないのは、栄養素や効能でしょうか、と。
- BANNO
- 栄養じゃないとしたら、何が足りないんですか?
- HIGEDARUMA
- 答えは、絶対に100回混ぜ切る、粘り強さ、なんです。
- BANNO
- 納豆の粘りと、人の粘り強さを掛けてるんですね。うまい!
- BANNO
- ところで、このガイコツの先生、名前があるんですか?
- HIGEDARUMA
- スカル・ビリー・ブランクス先生です。
- BANNO
- あっ、昔はやった、ビリーズブートキャンプですか!
- HIGEDARUMA
- そうなんです。軍隊式のきびしい特訓で有名な、ビリー・ブランクスさんの運動プログラム。その名前と、ガイコツのスカルを掛けているんですよ。
- BANNO
- 名前だけで、もう笑っちゃいますね。
- BANNO
- じゃあ実際に、どうやって使うんですか?
- HIGEDARUMA
- まず、納豆を先生の前に置きます。そしてスマホのLINEで、先生にメッセージを送るんです。
- BANNO
- なんて送るんですか?
- HIGEDARUMA
- 準備できました、死ぬ気で混ぜます! です。
- BANNO
- 死ぬ気で! 納豆にかける気合いじゃないですね。
- HIGEDARUMA
- すると先生から、目ぇ光らせて見とくからな! と返事が来ます。
- BANNO
- 関西弁なんですね。そこから、どうなるんですか?
- HIGEDARUMA
- ガイコツの目がぴかぴか光って、先生の手が動き出して、納豆を混ぜ始めるんです。
- BANNO
- 隣で、先生も一緒に混ぜてくれるんですね。
- HIGEDARUMA
- そして頭の上の電光掲示板に、喝のメッセージが流れ続けます。
- BANNO
- どんなメッセージが流れるんですか?
- HIGEDARUMA
- 100回混ぜるでー、ついてこいよー、絶対に諦めるなー。
- HIGEDARUMA
- これはただの納豆じゃないで、人生そのものや、と続くんです。
- BANNO
- 納豆が、人生そのもの! 励ましが、どんどん大きくなっていきますね。
- HIGEDARUMA
- そして100回混ぜ終わると、先生の手が止まります。
- BANNO
- 1人だとサボる作業も、先生に見張られていると最後までやれそうです。
- BANNO
- でも、スマホのLINEで送っただけで、なんで部屋の人形が動くんですか?
- HIGEDARUMA
- ここで活躍するのが、obnizという、インターネットにつながる電子工作の基板なんです。
- BANNO
- 基板、というと、部品をつなぐ板ですか?
- HIGEDARUMA
- はい。モーターやライトをつないでおくと、パソコンのプログラムから、ネット越しに動かせるんですよ。
- BANNO
- じゃあ、LINEとobnizは、どうつながるんでしょう?
- HIGEDARUMA
- LINE botという、話しかけると自動で返事をするしくみを使っています。
- HIGEDARUMA
- 決まった言葉が届いたら、返事をすると同時に、obnizに、動け、と命令を出すんです。
- BANNO
- つまり、LINEの一言が、装置のスイッチになっているんですね。
- HIGEDARUMA
- まさにそうです。全体の組み立ては、こんな感じなんですよ。
- BANNO
- 部品は、何を使っているんですか?
- HIGEDARUMA
- 3つです。手を動かすサーボモーター、目のLED、それと、マトリクスLEDという小さな電光掲示板です。
- BANNO
- サーボモーターって、普通のモーターと何が違うんですか?
- HIGEDARUMA
- ぐるぐる回り続けるのではなく、決めた角度まで回って、ぴたっと止まるモーターなんです。
- HIGEDARUMA
- そのモーターに糸を結んで、先生の手を引っ張っているんですよ。
- BANNO
- 糸で! 操り人形みたいで、手作り感がいいですね。
- BANNO
- 100回って、どうやって数えているんですか?
- HIGEDARUMA
- プログラムで、0.5秒ごとにモーターの角度を切り替えて、手を1回動かします。それを100回で止めるんです。
- BANNO
- 0.5秒に1回で100回だと、だいたい何秒ですか?
- HIGEDARUMA
- 計算すると、およそ50秒です。1分弱、先生と一緒に混ぜ続けるわけですね。
- BANNO
- 1分弱なら、ちょうどいい特訓の長さですね。
- HIGEDARUMA
- 見た目にも工夫があります。基板と配線は黒い箱の裏側にまとめてあって、表から見ると、先生だけが立っているように見えるんですよ。
- BANNO
- 細かいところで、ほかにこだわりはありますか?
- HIGEDARUMA
- 納豆の選び方です。使ったのは、ふわりんやわらか納豆。理由は、パソコンの近くに置きたくなかった、なんです。
- BANNO
- ああ、パソコンのそばだと、においやねばねばが気になりますもんね。
- HIGEDARUMA
- 作品ページのコメントにも、こんな声がありました。ガイコツ絶対納豆食わんやろ、って。
- BANNO
- 確かに! 食べられない人が、一番熱く指導してるんですね。
- BANNO
- デモ動画には、作者の娘さんも出てくるんですよね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。ただ娘さん、ガイコツの方をあまり見ないんですよ。
- BANNO
- コメントでも、きっと怖いからですよ、ってツッコまれてましたね。
- HIGEDARUMA
- この作品は、短い期間で作品を作って発表し合うハッカソンというイベントで、オーディエンス賞も取っています。見ていた人たちが選ぶ賞なんです。
- BANNO
- 会場のみんなを、一番笑わせたってことですね。
- BANNO
- では、審査員のひげだるまさん。どうして、この作品に賞を贈ったんですか?
- HIGEDARUMA
- デモ動画です。子どもは、思うように動いてくれない。親の苦労が、よくわかる動画だったんです。
- BANNO
- 作品の出来だけじゃなく、作っている家族の姿まで伝わってきたんですね。
- HIGEDARUMA
- 講評には、ぜひ次も、親の苦労が見えるデモ動画を見せてください、と書きました。
- BANNO
- 作者の沖中さんは、どんな方なんですか?
- HIGEDARUMA
- ゼロからプログラミングを学び始めた方なんです。それまでは、ものづくりとは無縁だと思っていた、と書いています。
- BANNO
- 未経験から、ここまで作れるようになったんですね。
- HIGEDARUMA
- ヒーローズ・リーグの賞の品には、お子さんにプレゼントしてください、というメッセージが添えられていました。作者は後に、それに感動した、と書いています。
- BANNO
- 娘さんの頑張りも、一緒に評価されたんですね。
- BANNO
- 作ったのは、沖中さんです。
- HIGEDARUMA
- 作品ページと関連の記事は、概要欄にリンクをまとめておきますね。
- BANNO
- では、今日の一歩。家の中で、つい途中でやめちゃう面倒なことを、1つ思い浮かべてみてください。
- BANNO
- 歯みがきでも、片付けでも。誰にどんな言葉で励まされたら最後までやれるか、考えてみるんです。
- HIGEDARUMA
- 作ってみたくなったら、まずはLINEで話しかけると返事をするボットから。そこにモーターを1つ足せば、もう立派な先生です。
- BANNO
- 面倒なことも、笑いに変えれば続けられる。私も、何か作ってみたくなりました。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、ガイコツの先生と一緒に納豆を100回混ぜる、100回混ぜろ!納豆ブートキャンプでした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
クレジット
紹介した作品声
あなたの作品も、動画で紹介します
ProtoPedia の作品ページの URL を送るだけで、夜のうちに紹介動画に仕上げます。対象は CC BY 4.0 の作品です。
動画をリクエストする


