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てのひらに乗る小さないきもの「ATOM Babies」|胴体を付け替えると能力が変わる、ブロックで作れるロボット

紹介した作品: ATOM Babies: てのひらに乗るかわいいいきものProtoPedia での反響: 閲覧 2,800+ ・ ♥ 19

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ATOM Babies: てのひらに乗るかわいいいきもの

    3分版もあります(作者キット)

    ProtoPedia の作品「ATOM Babies: てのひらに乗るかわいいいきもの」を2人のMCが初心者目線で紹介。顔は約2.4センチ角の小さなコンピューター ATOM Matrix、胴体は差し込むだけの拡張パーツ。胴体を付け替えると、顔を押して気温・湿度・気圧を色つきの数字で教える子にも、人が来るとおじぎする子にもなります。はんだ付けもコードも要らず、作者が用意した専用ブロックを並べるだけ。その専用ブロックを作る道具まで自作したこだわりや、2体の協力、100均グッズで飾る楽しみ、M5Stack Japan Creativity Contest 2023 視覚効果賞まで。

    チャプター

    文字起こし(67行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、ATOM Babies。てのひらに乗るかわいいいきもの、です。
    BANNO
    わあ、かわいい!小さな子たちが、教室の机で勉強してますね。
    BANNO
    これ、ぜんぶロボットなんですか?
    HIGEDARUMA
    そうなんです。一体一体が、てのひらに乗るくらいの小さなロボットなんですよ。
    HIGEDARUMA
    作ったのは、さいとてつやさん。目標は、いつも一緒にいられる、てのひらサイズのロボットだそうです。
    BANNO
    まず気になるのが、この四角い顔です。どうなっているんですか?
    HIGEDARUMA
    顔は、ATOM Matrixという、約2.4センチ角の小さなコンピューターなんです。
    HIGEDARUMA
    表に、小さな光の粒が縦5つ、横5つ、全部で25個並んでいます。顔全体を押すと、ボタンにもなるんですよ。
    BANNO
    あ、赤や緑の目は、その光の粒なんですね。
    HIGEDARUMA
    そうです。光らせる粒を選べば、目にも、数字にもなります。
    HIGEDARUMA
    たとえば、まばたき。目を開けて0.5秒、閉じて0.1秒、1秒待って、またまばたき。
    BANNO
    人のまばたきみたいに、ぱちっと一瞬なんですね。だから生きてるみたいに見えるんだ。
    BANNO
    顔はわかりました。じゃあ、この胴体は何なんでしょう?
    HIGEDARUMA
    胴体は、ハットと呼ばれる部品なんです。差し込むだけで、機能を足せる拡張パーツですね。
    HIGEDARUMA
    この作品のいちばん面白いところは、胴体を付け替えるだけで、その子の能力が変わることなんです。
    BANNO
    能力が変わる?たとえば、どんなふうにですか?
    HIGEDARUMA
    温度や湿度を測るセンサーを胴体にした子は、顔を押すと、今の部屋の様子を教えてくれます。
    HIGEDARUMA
    気温は赤、湿度は青、気圧は白。色の違う数字が、顔の上を流れていくんです。
    BANNO
    色で何の数字か分かるんですね。朝の着替えの前に、ぽちっと押したくなります。
    HIGEDARUMA
    人の動きに反応するセンサーを胴体にした子は、目の前に人が来ると、顔を出して、おじぎをするんです。
    BANNO
    玄関に置いたら、帰ってきたときにお出迎えしてくれる係ですね。
    HIGEDARUMA
    ほかにも、距離を測るセンサーをつけた子もいます。顔の横の差し込み口にも、部品がつなげるんですよ。
    BANNO
    一体ごとに、得意なことが違うんですね。なんだか、ペットの個性みたいです。
    BANNO
    でも、こういうのって、はんだ付けやプログラミングが難しそうなイメージがあります。
    HIGEDARUMA
    そこが優しいところで、はんだ付けのような電子工作は要らないんです。部品は差し込むだけ。
    HIGEDARUMA
    プログラムは、ユーアイフローという、ブロックをパズルのように並べて作る道具を使います。
    HIGEDARUMA
    しかもさいとさんが、まばたきする、おじぎする、といったATOM Babies専用のブロックを用意してくれているんです。
    BANNO
    専用のブロックを並べるだけでいいんですね。それなら私にもできそうです。
    HIGEDARUMA
    エンジニアとして唸ったのが、その専用ブロックを作るための道具まで、自分で作っていることなんです。
    BANNO
    道具を作るための、道具ですか?
    HIGEDARUMA
    公式の作成ツールもあるんですが、自作の道具なら、ブロックの中身を普通のファイルで管理できて、並び順も自由に決められるんです。
    HIGEDARUMA
    ブロックを増やしたり直したりしても、どこを変えたか、あとから追いやすいんですよ。
    BANNO
    長く育てていくための工夫なんですね。
    BANNO
    全体の仕組みを、まとめて見せてもらえますか?
    HIGEDARUMA
    左上が自作の道具で、ここで専用ブロックのファイルを作ります。それをユーアイフローに読み込んで、ブロックを並べるんです。
    HIGEDARUMA
    右下が本体。顔のATOM Matrixの下に、ATOM Mateというつなぎの台で胴体の部品をつなぎ、横には別のセンサーもつなげます。
    HIGEDARUMA
    もっと細かく作りたい人向けに、文字でプログラムを書くArduino版や、書き込むだけで動く版も用意されています。
    BANNO
    初めての人から慣れた人まで、入口がいくつもあるんですね。
    BANNO
    何体もいたら、一緒に何かできたりしないんですか?
    HIGEDARUMA
    できるんです。2体が、Wi-Fiルーターを通さずに、直接おしゃべりする通信を使って協力した例があります。
    HIGEDARUMA
    温度と湿度を測る子と、二酸化炭素の濃さを測る子が、それぞれの数字を電子ペーパーの端末に送って、グラフにしていたんですよ。
    BANNO
    部屋のお天気係チームですね。換気のタイミングも分かりそう。
    BANNO
    それにしても、見た目のかわいさがすごいです。この手、どこかで見たような。
    HIGEDARUMA
    バンダイのハロプラという、プラモデルのハロの手と足を使っているんです。
    HIGEDARUMA
    電源のケーブルも、スリーコインズのスタンド型ケーブルにつなぐと、かわいく立つんだそうです。
    BANNO
    身近なお店で、ぴったりの台を探すのも楽しそうですね。
    HIGEDARUMA
    まさにそれで、セリアのぬいぐるみスタンドにぴったりはまるとか、ダイソーのブランコに乗れそうとか、さいとさんは見つけるたびに投稿しているんです。
    BANNO
    おうちに迎えた子のために、小物を選んでいる感覚ですね。いいなあ。
    HIGEDARUMA
    誕生日は2020年10月1日。名前を付けたのは、顔の部品を作っているM5Stack社の社長、ジミーさんなんですよ。
    BANNO
    えっ、作っている会社の社長が名付け親なんですか!
    HIGEDARUMA
    道具の新しい版が出て、急に動かなくなったこともあったそうです。それでも直しながら、何年も育ててきたんですね。
    BANNO
    まさに、子育てみたいですね。
    HIGEDARUMA
    その積み重ねが、M5Stack Japan Creativity Contest 2023で、視覚効果賞につながりました。
    HIGEDARUMA
    審査では、可愛くて生活に溶け込む作品、と評価されています。
    BANNO
    書き込むだけで動く版も、気づいたら100回以上ダウンロードされていたそうです。仲間も増えているんですね。
    HIGEDARUMA
    使われている道具は、この8つです。
    HIGEDARUMA
    顔も胴体も買える部品で、そこに専用ブロックという、誰でも使える入口を足した。作り手の優しさが詰まった作品なんです。
    BANNO
    作者は、さいとてつやさん。
    BANNO
    今日できる、いちばん小さな一歩です。
    BANNO
    作品ページから、ATOM Babiesの説明ページを開いて、まばたきのサンプルをのぞいてみてください。
    HIGEDARUMA
    そして、あなたの1体目に、どんな能力を持たせたいか、ひとつ考えてみてください。温度係でも、お出迎え係でも。
    BANNO
    私なら、机の上で応援してくれる係かな。考えるだけで、わくわくしますね。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、てのひらに乗るかわいいいきもの、ATOM Babiesでした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    ATOM Babies: てのひらに乗るかわいいいきもの
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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