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魔法の杖を振ると、ぬいぐるみが目を覚ます「お出かけニフラー」|液晶の目で見つめてくれる、動くぬいぐるみ

紹介した作品: お出かけニフラーProtoPedia での反響: 閲覧 500+ ・ ♥ 9

ProtoPedia の作品「お出かけニフラー」を2人のMCが初心者目線で紹介。USJ のハリー・ポッターエリアで出会ったもふもふのぬいぐるみ「ニフラー」を改造し、魔法の杖を顔の周りで振ると目を覚まして手を上げ、足の宝石が無いとうるうる目でおねだりする、一緒にお出かけできる相棒にしました。目を機械で動かすのはサイズで諦め、小さな画面つきコンピューター M5AtomS3 を片目に1個ずつ使い、半球のガラスで本物の目のような膨らみを出した工夫、2台の役割分担、磁気センサーで杖を感じる仕組みまで。

チャプター

文字起こし(74行)
BANNO
ゆっくりばんのです。
HIGEDARUMA
ゆっくりひげだるまです。
BANNO
今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
HIGEDARUMA
今日紹介するのは、お出かけニフラー。
BANNO
ニフラー?かわいい響きですけど、いったい何者なんですか?
HIGEDARUMA
ハリー・ポッターと同じ魔法の世界の映画、ファンタスティック・ビーストに出てくる、キラキラした物が大好きな魔法動物なんです。
HIGEDARUMA
そのもふもふのぬいぐるみを改造して、魔法の杖で目を覚ます相棒にした作品なんですよ。
BANNO
作ったのは、杉本義己さん。ぬいぐるみが目を覚ますなんて、もう楽しそうですね。
BANNO
最近、お気に入りのぬいぐるみを連れてお出かけする人、増えてますよね。
HIGEDARUMA
杉本さんも、ぬいぐるみとのお出かけが流行っているのかな、と感じていたそうです。
BANNO
旅先でぬいぐるみの写真を撮るの、楽しいんですよね。でも、ぬいぐるみは動かないですし。
HIGEDARUMA
そこなんです。杉本さんは、USJのハリー・ポッターのエリアで、この子を見つけたんです。
HIGEDARUMA
そして、この子が動いたり、見つめてくれたりしたら素敵だなあ、と思って改造したんですよ。
BANNO
見つめてくれる、がいいですね。じゃあ実際に、どう動くんですか?
HIGEDARUMA
まず、魔法の杖を、ニフラーの顔のまわりで振ってみます。
HIGEDARUMA
すると、眠っていたニフラーが目を覚まして、右手を上げたり、左手を上げたりするんです。
BANNO
わあ、本当に魔法をかけたみたいですね!
HIGEDARUMA
次に、足についている宝石に、指や杖でちょんと触れてみます。
HIGEDARUMA
するとニフラーは目を覚まして、キョロキョロと宝石を探しはじめるんですよ。
BANNO
キラキラした物が大好きな魔法動物、でしたもんね。宝石が見つからなかったら?
HIGEDARUMA
うるうるした目で、こっちを見つめて、おねだりしてくるんです。
BANNO
それはずるいです。そんな目で見られたら、宝石を買ってあげたくなっちゃいますよ。
HIGEDARUMA
ほかにも、体をゆすると、ゆすり方に合わせて動きが変わるんです。
HIGEDARUMA
もちろん、そっと触るだけでも、ちゃんと動き出しますよ。
BANNO
杖に、宝石に、ゆする、触る。かまってあげ方がたくさんあるんですね。
HIGEDARUMA
杉本さんが考える成功の場面も、すてきなんですよ。
HIGEDARUMA
お出かけ先で杖を振ると、首や目がくるくる動く。それを見た周りの人が驚いてくれたら成功。
BANNO
この子、本当に動いているの?って、思わず二度見しちゃいますね。
BANNO
写真を見ると、ローブ姿で首から下げて、本当に街を歩いてますね。
BANNO
それにしても、この目。キラキラしていて、生きているみたいです。どうなっているんですか?
HIGEDARUMA
実は最初、目玉そのものを機械で動かそうと考えていたそうなんです。
HIGEDARUMA
でも、ぬいぐるみの小さな頭には、その仕掛けが入りきらなかった。それで諦めたんですよ。
BANNO
あら。じゃあ、どうしたんですか?
HIGEDARUMA
目玉を、小さな画面に絵で描くことにしたんです。
HIGEDARUMA
使ったのは、M5AtomS3。切手くらいの大きさの、画面つきの小さなコンピューターです。
HIGEDARUMA
片目に1個ずつ、だから2個。画面の大きさが、ニフラーの目にちょうどよかったそうです。
BANNO
でも、平らな画面だと、ちょっと作り物っぽくなりませんか?
HIGEDARUMA
そこで、画面の上に、半分に切ったビー玉のような、丸いガラスを貼ったんです。
HIGEDARUMA
すると目に、本物みたいなぷっくりした膨らみが出るんですよ。
BANNO
ガラス一枚で、ただの画面が、ちゃんと目玉に見えるんですね。
HIGEDARUMA
しかも目の描き方は、リアルではなく、マンガの描き方にしたそうです。
BANNO
だから、さっきのうるうる目ができるんですね!機械の目だったら、涙目は難しそう。
HIGEDARUMA
まさにそこなんです。画面なら、眠そうな目も、驚いた目も、描くだけで変えられます。
BANNO
諦めた先に、もっと表情ゆたかな答えがあったんですね。
BANNO
ひげだるまさん、杖に反応して手が動くのは、どういう仕組みなんですか?
HIGEDARUMA
さっきの2個の小さなコンピューターが、目を描きながら、仕事を分け合っているんです。
HIGEDARUMA
右目の担当は、体を動かす係。首と、右腕と、左腕に、サーボモーターがついています。
BANNO
サーボモーター、ですか?
HIGEDARUMA
指示した角度まで、くいっと回って止まる、小さなモーターなんです。3個で首と両腕を動かします。
HIGEDARUMA
左目の担当は、感じる係。杖を感じるのは、磁気センサーという部品なんですよ。
BANNO
磁気センサーって、磁石の力を感じるんですか?
HIGEDARUMA
はい。電子の方位磁石みたいなもので、杖を振ると、そのまわりの磁気の変化をつかまえるんです。
HIGEDARUMA
それから、揺れや傾きを感じるセンサー。体をゆすったのは、これで分かります。
HIGEDARUMA
触られたのが分かるセンサーも、このコンピューターに最初から入っているんです。
BANNO
左目が、杖や揺れに気づいて、それを右目に伝えるんですか?
HIGEDARUMA
そうです。2台をケーブル1本でつないで、おしゃべりさせているんです。
HIGEDARUMA
左目が、杖が来たよと伝えると、右目が、じゃあ手を上げよう、と動かすわけです。
BANNO
目の2人が、感じる係と動かす係に分かれてるんですね。分かりやすい!
HIGEDARUMA
僕が感心するのは、これを全部、お出かけできる大きさに収めたところなんです。
HIGEDARUMA
コンピューター2個に、モーター3個、センサー、それに電池まで、ぬいぐるみの中に入っているんですよ。
BANNO
それで首から下げて歩けるんですもんね。お店でも一緒に座ってる写真がありました。
BANNO
飾っておくだけじゃなく、ちゃんと一緒に出かける相棒なんですね。
HIGEDARUMA
この作品は、ものづくりのコンテスト、ヒーローズ・リーグ 2024に出展されました。
BANNO
好きなぬいぐるみを、もっと好きになれるように改造する。すてきな動機ですよね。
HIGEDARUMA
使われている道具は、この4つです。
HIGEDARUMA
画面つきの小さなコンピューターに、磁気センサー。あとは、画面に絵を描く道具と、プログラムを書く道具です。
BANNO
作者は、杉本義己さんです。
BANNO
今日できる、いちばん小さな一歩です。
BANNO
おうちのぬいぐるみを、ひとつ手に取ってみてください。
HIGEDARUMA
そして、この子のどこが動いたら嬉しいか、ひとつだけ決めてみてください。まばたきでも、手を振るでも。
HIGEDARUMA
決めたら、作品ページの写真とデモ動画で、杉本さんのやり方をのぞいてみるのがおすすめです。
BANNO
うちの子が見つめ返してくれたら。想像するだけで、わくわくしますね。
BANNO
さて、今日紹介したのは、魔法の杖で目を覚ますぬいぐるみ、お出かけニフラーでした。
HIGEDARUMA
次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

クレジット

紹介した作品
お出かけニフラー
作者: 杉本義己
ライセンス: CC BY 4.0
※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
声
BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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