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つぶしたら爆弾!? 癒やしのはずが推理パズルになる「ぷちぷち。」|48時間で作った出オチゲーム

紹介した作品: ぷちぷち。ProtoPedia での反響: 閲覧 620+ ・ ♥ 7

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ぷちぷち。

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    ProtoPedia の作品「ぷちぷち。」を2人のMCが紹介。画面いっぱいのぷちぷちを指でつぶせる癒やしの暇つぶし……のはずが、つぶすと数字が出てきて、なぜかマインスイーパーが始まります。ハッカソンのお題「いや違う。そうじゃない。」への答え方、HTML・CSS・JavaScript だけで作られた小さな仕組みと気配り、参加者投票で特別賞を取った話、そして今日できる最小の一歩まで紹介します。

    チャプター

    文字起こし(80行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もProtoPediaから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    BANNO
    その前に1つ。荷物に入っている、あの透明なぷちぷち。ついつぶしちゃいませんか?
    HIGEDARUMA
    つぶしますね。プチッという手ごたえが、妙に気持ちいいんですよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、ぷちぷち。
    BANNO
    名前のとおり、画面いっぱいのぷちぷちを、指でつぶせるゲームなんですね。
    HIGEDARUMA
    ……の、はずなんです。この「はず」が、今日のポイントなんですよ。
    BANNO
    えっ、なんだか不穏ですね。さっそく遊んでみましょう。
    HIGEDARUMA
    スマホでもパソコンでも、インターネットを見るアプリでページを開くだけで遊べます。まずはトップ画面です。
    BANNO
    「ハロー、ぷちぷち。」「ストレスに、さようなら。」……なんだか、おしゃれな広告みたいですね。
    HIGEDARUMA
    「情報量は最小限。爽快感はたっぷりと。」とも書いてあります。いかにも癒やされそうでしょう。
    BANNO
    では、ぷちぷちしてみます。わあ、画面いっぱいに透明な粒が並びました。
    BANNO
    真ん中あたりを1つ、ポチッと。……プチッ。いい音です。
    HIGEDARUMA
    そうなんです、ちゃんとプチッと音が鳴るんですよ。で、画面をよく見てください。
    BANNO
    あれ?周りがいくつも一気につぶれて、2とか3とか、数字が出てきました。
    BANNO
    ぷちぷちに、数字?これ、どういうことですか?
    HIGEDARUMA
    実はこれ、マインスイーパーなんです。昔のウィンドウズのパソコンに、最初から入っていたパズルなんですよ。
    BANNO
    名前は聞いたことがあります。でも、遊び方は知らないかもしれません。
    HIGEDARUMA
    マス目の下に、爆弾がいくつか隠れているんです。それを踏まないように、全部のマスを開けていくゲームです。
    HIGEDARUMA
    手がかりがさっきの数字です。たとえば2なら、そのマスのまわりの8マスに、爆弾が2つある、という意味なんです。
    BANNO
    なるほど。数字をヒントに、どこが危ないかを推理するんですね。
    HIGEDARUMA
    そうです。右上には残りの爆弾の数とタイマーが出ていて、怪しいマスには旗を立てて目印にできます。
    BANNO
    よし、ここは大丈夫そう。プチッ。……あっ。
    HIGEDARUMA
    踏みましたね。隠れていた爆弾が一斉に姿を見せて、ゲームオーバーです。
    BANNO
    ちょっと待ってください。「ストレスに、さようなら」って書いてあったのに、めちゃくちゃドキドキしましたよ!
    HIGEDARUMA
    そのツッコミこそ、作者の狙いなんですよ。
    BANNO
    狙いどおり、ですか?わざとツッコまれるように作ったんですか?
    HIGEDARUMA
    はい。この作品は、ハッカソンのために作られたものなんです。
    BANNO
    ハッカソンは、決められた短い期間に、テーマに沿って作品を作って発表するイベントですね。
    HIGEDARUMA
    そのときのお題が、「いや違う。そうじゃない。」とツッコまれたくなるモノ、だったんです。
    BANNO
    それで、ぷちぷちのはずが、マインスイーパー。まさに「そうじゃない」ですね。
    BANNO
    イベントの進行役をしている立場から見ると、ずらしているのが1か所だけ、というのが上手いと思います。
    HIGEDARUMA
    1か所だけ、というと?
    BANNO
    見た目も言葉も、本気で「癒やし」に寄せているんです。だから、数字が出た瞬間のズレが大きくなる。
    HIGEDARUMA
    たしかに。主催者の報告記事にも、「シンプルな出オチ感が好評でした」と書かれていました。
    BANNO
    しかも、最後に結果をシェアするボタンまであるんですよね。
    HIGEDARUMA
    シェアの文がまた面白くて、ゲームオーバーでも「○秒の暇つぶしができました」と言い張るんですよ。
    BANNO
    負けても暇つぶしは成功、と。最後までボケ続けるんですね。
    BANNO
    ここで気になるのが作り方です。こういうゲームって、作るのは大変なんじゃないですか?
    HIGEDARUMA
    それが驚くほど小さいんです。使ったのはHTML、CSS、JavaScriptの3つだけ。
    BANNO
    その3つは、どう違うんでしょうか?
    HIGEDARUMA
    Webページを作る基本の道具です。HTMLが中身、CSSが見た目、JavaScriptが動きを担当するんです。
    HIGEDARUMA
    動かす仕組みは、すべてブラウザの中。裏側で動くサーバーも、データをためるデータベースもありません。
    BANNO
    ページを開いた人のスマホやパソコンの中だけで、ゲームが動いているんですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。ゲームの動きを書いたプログラムは、約7,800文字。スマホで撮った写真1枚より、ずっと小さいんですよ。
    BANNO
    えっ、そんなに小さいんですか。それをどうやって、みんなが遊べるようにしたんですか?
    HIGEDARUMA
    クラウドフレア・ページズという、ファイルを置くだけで世界中から見られるようにしてくれる、無料の置き場を使っています。
    BANNO
    作って、置くだけ。それなら私にもできそうな気がしてきました。
    HIGEDARUMA
    小さいだけじゃなくて、遊び心地への気配りもちゃんと入っているんです。プログラムの中身が公開されているので、読んで見つけたものを3つ紹介しますね。
    HIGEDARUMA
    1つめ。開いた画面の大きさを測って、ぷちぷちをすき間なく敷き詰めます。爆弾は、マスの6分の1です。
    HIGEDARUMA
    ノートパソコンくらいの画面で試したら、ぷちぷちが264粒、そのうち爆弾が44個でした。
    BANNO
    6粒に1つが爆弾。けっこう多いですね。だからドキドキしたんだ。
    HIGEDARUMA
    2つめ。最初につぶした1粒と、そのまわりには爆弾を置かないんです。爆弾を配るのは、1粒目をつぶした後なんですよ。
    BANNO
    いきなり1回目でドカン、はないんですね。それは優しい。
    HIGEDARUMA
    3つめが、あのプチッという音です。スマホだと、2回目から音が鳴らなくなることがあるそうで。
    HIGEDARUMA
    そこで、つぶすたびに音を新しく用意し直して、毎回ちゃんと鳴るようにしているんです。
    BANNO
    難しい技術を見せるより、つぶす気持ちよさを大事にしているんですね。ぷちぷちの作品らしいです。
    BANNO
    作ったのはどんな方なんですか?
    HIGEDARUMA
    セイタロウさんが、一人で作りました。
    HIGEDARUMA
    このハッカソンは、お題の発表から48時間後が作品の締め切りだったんです。
    BANNO
    たった2日で、考えて、作って、公開まで。すごい集中力ですね。
    HIGEDARUMA
    しかも、特別賞を受賞しています。
    BANNO
    特別賞は、どうやって選ばれたんでしょうか?
    HIGEDARUMA
    最優秀賞と優秀賞、学生賞に選ばれなかった作品の中から、参加者がもう一度投票したんです。
    HIGEDARUMA
    その投票で、ぷちぷち。が票の22.66%を集めて、1位でした。
    BANNO
    作った人たち自身が「これ好き」と選んだ、ということですね。それはうれしいはずです。
    HIGEDARUMA
    賞品の話も面白いんですよ。最初は、ぷちぷち1年分を贈る予定だったそうです。
    BANNO
    ぷちぷち1年分!どれくらいの量なのか、想像がつきませんね。
    HIGEDARUMA
    主催者も量が分からなかったそうで、代わりに「いくらの醤油漬け」と「サーモンといくらの塩辛」が贈られました。
    BANNO
    ぷちぷちの粒から、いくらの粒へ。主催者さんも、ノリがいいですね。
    BANNO
    小さなアイデアでも、ちゃんと動く形にして出したから、たくさんの人に届いたんだと思います。
    BANNO
    では最後に、今日できる最小の一歩です。
    BANNO
    まずは遊ぶ側から。スマホでぷちぷち。を開いて、1回ぷちぷちしてみてください。リンクは関連リンクに載せておきます。
    HIGEDARUMA
    作る側の一歩は、紙1枚でできます。好きなもので「○○のはずが、××」を1つ考えてみてください。
    BANNO
    たとえば、目覚まし時計のはずが、なぞなぞに答えないと止まらない、とかですね。
    HIGEDARUMA
    いいですね。もう一歩進むなら、HTMLファイル1枚から。ボタンを押すとプチッと鳴るだけのページなら、すぐ作れますよ。
    BANNO
    作品ページと遊べるページは、こちらです。ぜひのぞいてみてください。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、癒やしのはずが推理パズルになる、ぷちぷち。でした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    ぷちぷち。
    作者: Seitaro
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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