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話しかけると「にゃん」で答える卓上ロボット「電気ネコ」|ChatGPTに小さな体をあげる方法
ProtoPedia の作品「電気ネコ」を2人のMCが初心者目線で紹介。手のひらサイズのネコ型ロボットに話しかけると、ChatGPT の頭脳で考えて「にゃん、こんにちは。どうしたにゃん?」と声で返事をしてくれます。台座の中には Wi-Fi 付きの小さなコンピューター ESP32、マイク、スピーカー、首と体を動かすモーター。考える仕事は Google Colab に立てた「ロボットセンター」に任せ、ネコは聞く・話す・動くだけ。だから小さく作れて、何匹でも同じセンターにつなげ、中身のアプリを替えれば接客・介護・教育・エンタメにも使えます。コードや3Dプリントの外装データは GitHub で公開されています。
チャプター
文字起こし(66行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、電気ネコ。
- BANNO
- かわいい!青いネコ耳の帽子をかぶった、小さなお人形みたいですね。
- HIGEDARUMA
- 机の上にちょこんと置ける、小さなロボットなんです。でもこの子、しゃべるんですよ。
- BANNO
- しゃべる?話しかけたら、返事をしてくれるんですか?
- HIGEDARUMA
- はい。しかも、ネコらしく、語尾に「にゃん」を付けて答えてくれるんです。
- BANNO
- それは聞いてみたいです。実際に、どんなふうに話すんでしょうか。
- HIGEDARUMA
- 作者さんのデモ動画があるんです。まず、頭のてっぺんのネジに指で触れます。
- BANNO
- ネジ?あの、頭に付いている銀色のネジですか?
- HIGEDARUMA
- そうです。あのネジがスイッチになっていて、触ると「聞く準備」に入るんですよ。
- HIGEDARUMA
- そこで「こんにちは」と話しかけると、ネコの返事は「にゃん、こんにちは。どうしたにゃん?」
- BANNO
- どうしたにゃん、って!かわいすぎますね。
- HIGEDARUMA
- 次は、少しまじめな質問です。「ロボットの研修が成功する秘訣を教えて」。
- BANNO
- おお、急に難しい質問。ネコは何て答えたんですか?
- HIGEDARUMA
- 「研修の成功の秘訣には、熱心さと根気強さが大切にゃん」。
- BANNO
- ちゃんと中身のある答え!なのに最後は、にゃん。
- HIGEDARUMA
- 答えを考えているのは、ChatGPTなんです。そこに、ネコの話し方を足しているんですね。
- BANNO
- なるほど。同じ答えでも、ネコに言われると、すっと入ってきますね。
- BANNO
- パソコンの画面に文字を打つより、ずっと話しやすそうです。
- HIGEDARUMA
- 話している間は、目の明かりがチカチカ光るんです。しゃべっているように見えるんですよ。
- BANNO
- 聞いてる、考えてる、話してる、が見て分かるのはいいですね。
- BANNO
- でも、こんなに小さな体のどこに、仕掛けが入っているんでしょうか。
- HIGEDARUMA
- この写真が分かりやすいんです。右のネコは、白い台座の中身が見えていますね。
- HIGEDARUMA
- 中に入っているのは、まず、Wi-Fiが付いた小さなコンピューター。ESP32です。
- BANNO
- Wi-Fi付き、ということは、パソコンにつながなくてもいいんですか?
- HIGEDARUMA
- そうなんです。ネコ1匹だけで、家のWi-Fiにつながるんですよ。
- HIGEDARUMA
- ほかに、声を聞くマイクと、声を出すスピーカーも、この小さな台座に入っているんです。
- BANNO
- うなずいたりもするんですか?
- HIGEDARUMA
- はい。決めた角度までピタッと回るモーターが2つ入っていて、首を上下に、体を左右に動かせます。
- BANNO
- うなずいたり、体をゆらしたり。それだけで、ぐっと生き物っぽくなりますね。
- BANNO
- でも不思議です。あんなに難しい質問に、この小さな体で答えを考えているんですか?
- HIGEDARUMA
- そこがこの作品の上手なところなんです。実は、ネコの中では考えていないんですよ。
- BANNO
- えっ、考えていない?じゃあ、どこで考えているんですか。
- HIGEDARUMA
- この図を見てください。上の大きな四角が、作者さんの言う「ロボットセンター」です。
- HIGEDARUMA
- Google Colabは、ブラウザで動かせる、Googleの無料の実行場所です。
- HIGEDARUMA
- そこに立てた、考える役のコンピューターなんですよ。
- BANNO
- つまり、ネコは耳と口で、頭脳は別の場所にある、ということですか?
- HIGEDARUMA
- まさにそうです。ネコが聞いた声をセンターに送って、センターがChatGPTで答えを考えます。
- HIGEDARUMA
- 考えた答えは声になって、ネコに戻ってきます。ネコはそれをしゃべるだけなんです。
- BANNO
- 図の真ん中に、赤と青の箱が2つずつありますね。
- HIGEDARUMA
- 赤が声の通り道、青が「うなずいて」「光って」という命令の通り道です。
- HIGEDARUMA
- 声と命令を分けておけば、しゃべっている途中でも、うなずく命令を送れます。そのための工夫だと思います。
- BANNO
- なるほど。重たい仕事を外に任せたから、体をここまで小さくできたんですね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。個人で作るロボットだと、この分け方はすごく効くんですよ。
- BANNO
- 図の下には、青いネコと赤いネコ、2匹がいますね。
- HIGEDARUMA
- 1つのセンターに、何匹でもつなげる作りなんです。頭脳を1匹ずつ買わなくていいんですよ。
- BANNO
- こっちの写真も気になります。荷台にネコが4匹乗って、運ばれていますよ。
- HIGEDARUMA
- 車輪の付いた別のロボットが、引っぱっているんです。ネコの群れのお引っ越しですね。
- BANNO
- 図のいちばん上には、接客、介護、教育、エンタメ、と書いてありますね。
- HIGEDARUMA
- センターの中身、つまりアプリを入れ替えれば、ネコの役目を変えられる、という作者さんの考えです。
- BANNO
- お店の受付で「いらっしゃいにゃん」とか、おばあちゃんの話し相手とか。想像が広がりますね。
- BANNO
- ロボットが苦手な人でも、ネコの姿なら、話しかけてみようかなと思えそうです。
- HIGEDARUMA
- 見た目と話し方で、話しかけるハードルを下げる。そこがこの作品の大事なところだと思います。
- BANNO
- 作ったのは、浅野秀平さん。お一人での制作です。
- HIGEDARUMA
- 浅野さんは、腹巻き型のデバイスや、懐中電灯で動かすロボットも作っている方なんです。
- BANNO
- 2024年12月の、Mashup Awardの20周年記念展示会にも出展されました。
- HIGEDARUMA
- 使っている主な素材は、ESP32と、Google Colabです。
- HIGEDARUMA
- しかも、プログラムや3Dプリンターで作る外側のデータが、GitHubで公開されているんです。
- BANNO
- じゃあ、いきなりロボットを作れなくても、まず何から始めたらいいでしょうか。
- HIGEDARUMA
- 今日なら、ChatGPTに「語尾に、にゃん、を付けて答えて」と頼んでみてください。
- HIGEDARUMA
- それだけで、電気ネコの話し方を体験できます。体の作り方は、GitHubの中身を眺めるところからです。
- BANNO
- それなら今すぐできますね。自分だけの話し相手、作ってみたくなりました。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、話しかけると「にゃん」で答える卓上ロボット、電気ネコでした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
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