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画面を押すと顔が変わるブロック「OKAO」|パパが娘のために作ったデジタルブロックが世界2位に

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紹介した作品: OKAOProtoPedia での反響: 閲覧 710+ ・ ♥ 21

ProtoPedia の作品「OKAO」を2人のMCが初心者目線で紹介。娘たちはブロックが大好き。でも家のブロックには限りがあり、買い足し続けるのはキリがない。そこでパパたちのものづくりチーム「はっきんぐパパ」が作ったのが、小さい子向けの大きめのレゴ「デュプロ」と一緒に遊べる、顔が変わるブロック OKAO です。画面をポチッと押すたびに、にっこり、びっくりと表情が切り替わり、同じブロックの作品の性格が変わります。画面付きの小さなコンピューター AtomS3 と電池、24×24mm の手作り基板をブロックの中に収めた作り込み、10個近く削って失敗した試作、展示で2日間故障ゼロ、M5Stack Global Innovation Contest 2026 での 2nd Prize まで。

チャプター

文字起こし(76行)
BANNO
ゆっくりばんのです。
HIGEDARUMA
ゆっくりひげだるまです。
BANNO
今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
HIGEDARUMA
今日紹介するのは、OKAO。
BANNO
おかお?お顔、のおかおですか?
HIGEDARUMA
そうなんです。ブロックの一面に小さな画面が付いていて、そこに顔が出るんですよ。
HIGEDARUMA
画面をポチッと押すたびに、にっこり、びっくりと、顔が切り替わるんです。
BANNO
レゴのデュプロと一緒に遊べるんですよね。小さい子向けの、大きめのレゴです。
BANNO
作ったのは、はっきんぐパパという、パパたちのものづくりチームです。
BANNO
娘さんたちが、とにかくブロックが大好きなんだそうです。
HIGEDARUMA
暇さえあれば、ブロックの箱をひっくり返して夢中で遊んでいる、と書かれていますね。
BANNO
うちもそうでした。でも、家にあるブロックって、数に限りがあるんですよね。
HIGEDARUMA
小さい頃のアンパンマンのブロックも、そろそろ卒業の時期。
BANNO
かといって、新しいのをどんどん買い足すのも、キリがない。親としては、すごく分かります。
HIGEDARUMA
そこで出てきたのが、ブロックそのものをデジタルにしてみたら?という発想なんです。
BANNO
実際には、どうやって遊ぶんですか?
HIGEDARUMA
まず、ブロックの中のスイッチを入れます。すると、小さな画面に顔が出てくるんです。
HIGEDARUMA
あとは画面を指でポチッと押すだけ。押すたびに、次の顔に変わります。
BANNO
ボタンを探さなくていいんですね。画面そのものを押せばいい。
HIGEDARUMA
そして、好きな顔のOKAOを、ほかのブロックと組み合わせるんです。
BANNO
あ、ロボットの頭になってる!かわいい。
HIGEDARUMA
汽車の運転席に付ければ、運転手さんにもなるんですよ。
BANNO
怒った顔にしたら怖いロボット、笑った顔にしたら優しいロボット。ブロックを1個足すだけで、お話が生まれますね。
HIGEDARUMA
電池が入っていて、フル充電すると、約2時間遊べます。
BANNO
それにしても、ブロックに画面を入れるなんて、どこから思いついたんでしょう?
HIGEDARUMA
きっかけは、チームで腕を磨こうと、AtomS3という部品をまとめ買いしたことなんです。
BANNO
アトム、エススリー?
HIGEDARUMA
2.4センチ角くらいの、画面付きの小さなコンピューターです。しかも画面そのものが、押しボタンになっているんですよ。
HIGEDARUMA
パパたちが一番盛り上がったのが、その画面の押し心地が気持ちいい、というところだったんです。
BANNO
押し心地で盛り上がるの、なんだか分かります。プチプチを潰すのが止まらない感じですね。
HIGEDARUMA
作者は、そこでビビッと来た、これをブロックに入れ込めないか、と書いています。
BANNO
今の子どもたちって、生まれたときからスマホやタブレットがありますもんね。
HIGEDARUMA
そうなんです。今の子にとって、画面は触るもの。だったら、画面をガンガン触ってもらうおもちゃを作ろう、と。
HIGEDARUMA
試しにデュプロのブロックをくり抜いてみたら、シンデレラフィット。ぴったり収まったそうです。
BANNO
ひげだるまさん、ブロックの中は、どうなっているんですか?
HIGEDARUMA
中身は3つだけなんです。顔を出すAtomS3、スマホと同じ種類の充電できる電池、そして手作りの基板です。
BANNO
基板というのは?
HIGEDARUMA
部品同士をつなぐ、電子回路の板のことです。ここでは、電池から電気を送って、充電も見張る役なんです。
HIGEDARUMA
実はAtomS3は、本来ケーブルをつないで動かす部品なんですよ。
BANNO
ケーブルが生えたブロックだと、遊びにくいですもんね。
HIGEDARUMA
なので、ブロックの中だけで完結させるために、電池を入れて、充電の仕組みまで自分たちで作ったんです。
BANNO
ブロックの形は、3Dプリンターで作ったんですか?
HIGEDARUMA
試してはみたんですが、強度に不安が残った。子どもが投げたり踏んだりしますからね。
HIGEDARUMA
そこで、本物のデュプロのブロックを、コンピューターで動かす削る機械で、中をくり抜いたんです。
BANNO
本物を削るから、ほかのブロックともぴったりはまるんですね。
HIGEDARUMA
ただ、完成までに、10個近くのブロックを削り損ねているんです。
HIGEDARUMA
よその会社の似たブロックも試したけれど、中の作りや材質の違いに振り回されて。最後は強さと手に入れやすさで、レゴの正規品に落ち着いたそうです。
BANNO
電池まで入れたら、中はもうぎゅうぎゅうですよね。
HIGEDARUMA
残った隙間は、半分もない。基板は、24ミリ四方に収める必要がありました。
HIGEDARUMA
しかも充電できる電池は、扱いを間違えると危ない。だから、とにかく安全に気をつけたそうです。
HIGEDARUMA
選んだのは、充電しながら使えて、電池の温度も見張ってくれる部品。説明書とにらめっこして、基板を3回作り直しました。
BANNO
子どもが毎日触るおもちゃだからこそ、見えないところで安全に手を抜かない。親としては一番うれしいところです。
BANNO
実際に、子どもたちに遊んでもらったことはあるんですか?
HIGEDARUMA
メイカーフェア東京2024という、ものづくりの展示会でお披露目しています。11個を間に合わせました。
HIGEDARUMA
2日間の展示で、かなり落とされたり、ぶつけられたりしたのに、故障はゼロだったそうです。
BANNO
子どもの全力に2日間耐えたなら、削って作った甲斐がありましたね。
HIGEDARUMA
子どもたちは夢中で顔を切り替えて、中にはOKAOを積み上げて、トーテムポールを作った子もいたそうです。
BANNO
全部、顔のブロック!発想が大人の想像を超えてきますね。
HIGEDARUMA
マインクラフト風の顔のOKAOも、大人気だったそうですよ。
BANNO
親御さんからは、売ってないんですか、欲しい、という声もたくさんあったそうです。
HIGEDARUMA
ただ、今は1個作るのに、約4000円かかっているんです。なので商品化は、まだ未定なんですよね。
BANNO
作者は、もっといろいろ苦労したはずなのに、子どもたちの笑顔を見て、ほとんど忘れてしまった、と書いています。
HIGEDARUMA
作り手として、これ以上のご褒美はないですよね。
BANNO
作ったはっきんぐパパは、いまパパたち約10人で活動しているチームです。
HIGEDARUMA
そしてOKAOは、2026年8月、AtomS3を作っているM5Stackという会社の世界向けのコンテストで、上から2番目の賞、2nd Prizeを受賞しているんです。
BANNO
世界で2位!娘さんたちのために作ったおもちゃが、世界に届いたんですね。
HIGEDARUMA
ヒーローズ・リーグ2025にも出展して、作品を紹介しています。
BANNO
作者の想いは、遊びながら、デジタルの世界に自然と触れられるものを作りたい、なんだそうです。
HIGEDARUMA
使われている部品は、M5Stackの、AtomS3です。
HIGEDARUMA
小さなコンピューター1つと、身近なブロック。組み合わせ方ひとつで、こんなに新しい遊びになるんです。
BANNO
今日できる、いちばん小さな一歩です。
BANNO
家にあるおもちゃを1つ手に取って、これに顔があったら、と想像してみてください。
HIGEDARUMA
作ってみたくなったら、はっきんぐパパのnoteで、ブロックを削るところから基板づくりまで、写真つきで読めますよ。
BANNO
お子さんと一緒に、どんな顔にするか考えるだけでも、楽しそうですね。
BANNO
さて、今日紹介したのは、画面を押すと顔が変わるデジタルブロック、OKAOでした。
HIGEDARUMA
次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

クレジット

紹介した作品
OKAO
ライセンス: CC BY 4.0
※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
声
BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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