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マウスを「あと1ドット」だけ動かしたい!「マウスの精密操作 - M5MouseWheel」|回すダイヤルで精密操作とぐるぐるスクロール

紹介した作品: マウスの精密操作 - M5MouseWheelProtoPedia での反響: 閲覧 3,200+ ・ ♥ 20

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マウスの精密操作 - M5MouseWheel

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    ProtoPedia の作品「マウスの精密操作 - M5MouseWheel」を2人のMCが初心者目線で紹介。「あと1ドット右に移動したい!」というマウスのもどかしさを、M5Stack CORE2 とダイヤル(Faces Encoder)で解決する補助ツールです。タッチ画面で縦・横・スクロールを切り替え、ダイヤル1目盛りで1ドット移動。iPod のクリックホイールのように回し続ければ止まらずスクロールできます。Windows のデッドゾーン(小さな動きを無視する仕組み)を避けるために、パソコン側のアプリまで自作した工夫も。M5Stack Japan Creativity Contest 2021 3位。

    チャプター

    文字起こし(73行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、マウスの精密操作 - M5MouseWheel。
    BANNO
    ひげだるまさん、パソコンで作業していて、あと1ドット右にずらしたい、って思ったことありません?
    HIGEDARUMA
    あります、あります。何度やっても、ちょっと行き過ぎちゃうんですよね。
    BANNO
    この作品は、まさにそのもどかしさを解決する道具なんです。
    HIGEDARUMA
    手元のダイヤルを回すと、マウスの矢印が1ドットずつ動くんですよ。
    BANNO
    そもそも、1ドットって、どれくらいの大きさなんですか?
    HIGEDARUMA
    パソコンの画面は、とても小さな点が、びっしり並んでできているんです。その点1つ分が、1ドットです。
    BANNO
    目をこらさないと見えないくらいの、小さな点なんですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。マウスは手で動かすので、点1つ分だけ、というのはかなり難しいんですよ。
    BANNO
    たとえば、どんな場面で困るんでしょう?
    HIGEDARUMA
    作者のデモ動画では、色を選ぶ画面で、カーソルを狙った色にぴたりと合わせる場面が出てきます。
    HIGEDARUMA
    ほかにも、図形を1ドットだけずらして、位置をそろえる場面ですね。
    BANNO
    資料づくりで、図をそろえるときにもありますね。ちょっと触ると、ずれちゃうんです。
    BANNO
    もうひとつ、長いページのスクロールも面倒じゃないですか?
    HIGEDARUMA
    ホイールだと、指を上から下へ何度も往復させますよね。動画では、これにバッドの札が付いていました。
    BANNO
    あれ、地味に疲れるんですよね。
    BANNO
    じゃあ、この道具は、どんな見た目なんですか?
    HIGEDARUMA
    手のひらに乗るくらいの小さなコンピューター、M5Stack CORE2が本体です。タッチできる画面が付いているんです。
    HIGEDARUMA
    その横に、回すダイヤルを付けています。回した向きと量を数えるつまみで、まわりが青や赤に光るんですよ。
    BANNO
    光るダイヤル、ちょっとカッコいいですね。
    BANNO
    どうやって使うんですか?
    HIGEDARUMA
    まず、画面のボタンで、何を動かすかを選びます。Xを押せば横、Yを押せば縦、という具合です。
    HIGEDARUMA
    あとはダイヤルを回すだけ。1目盛り回すと、矢印が1ドット動くんです。
    BANNO
    手でマウスを動かすんじゃなくて、つまみで動かすから、行き過ぎないんですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。1回でどれくらい動くかも、画面で切り替えてから、ダイヤルで決められるんですよ。
    BANNO
    スクロールのほうは、どうなるんですか?
    HIGEDARUMA
    スクロールに切り替えて、ダイヤルを指でぐるぐる回すんです。回し続けるかぎり、ページが止まらずに流れていきます。
    BANNO
    指を往復させなくていいんだ。それは楽ですね。
    HIGEDARUMA
    作者のロウゼクさんは、昔のiPodのクリックホイールや、ガラケーのジョグダイヤルみたいだ、と書いています。
    BANNO
    指で円をなぞると、曲の一覧がすーっと流れた、あれですね。懐かしい!
    HIGEDARUMA
    作者自身も、なぜかノスタルジーを感じます、と書いているんですよ。
    BANNO
    ほかには、どんなところで使えるんですか?
    HIGEDARUMA
    動画では、3Dの立方体を回したり、表計算ソフトを横にスクロールしたりしています。
    HIGEDARUMA
    クリックの操作にも切り替えられるので、マウスに関することは、ほとんどできる、と書かれているんです。
    BANNO
    ふだんはマウスで大きく動かして、細かいところだけダイヤル。使い分けるのがよさそうですね。
    HIGEDARUMA
    まさに作者も、マウスの補助ツールとして使う、と書いています。使わなくても横に置いておくとカッコいい、とも。
    BANNO
    ひげだるまさん、これ、何を集めれば作れるんですか?
    HIGEDARUMA
    本体のM5Stack CORE2、ダイヤルをつなぐ土台、そしてダイヤル。部品はこの3つです。
    HIGEDARUMA
    あとは、操作したいWindowsのパソコンですね。
    BANNO
    本体とパソコンは、線でつなぐんですか?
    HIGEDARUMA
    いいえ、無線です。Bluetoothという、近い距離どうしをつなぐ無線で、パソコンに送ります。
    HIGEDARUMA
    パソコンの側では、作者が作ったアプリが、届いた信号を受け取って、マウスの矢印を動かすんです。
    BANNO
    あれ?ワイヤレスのマウスって、ふつうに売っていますよね。マウスとしてつなぐだけじゃ、だめなんですか?
    HIGEDARUMA
    いいところに気づきましたね。実は、本体をそのままマウスとしてつなぐ方法も、あるにはあったんです。
    HIGEDARUMA
    ところがWindowsには、デッドゾーンという仕組みがあるんです。
    HIGEDARUMA
    手がちょっと震えただけで矢印が動かないように、数ドット以下の小さな動きは、わざと無視するんですよ。
    BANNO
    ふだんはありがたい機能なのに、1ドットだけ動かしたいときには、じゃまになっちゃうんですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。マウスとしてつなぐと、肝心の1ドットが消されてしまうんです。
    BANNO
    じゃあ、どうしたんですか?
    HIGEDARUMA
    マウスとは名乗らずに、ダイヤルの動きをただのデータとして送ることにしました。
    HIGEDARUMA
    受け取ったパソコン側のアプリが、自分で矢印を動かす。だから、1ドットでも消されないんです。
    BANNO
    1ドットのために、パソコンのアプリまで自分で作っちゃったんですね。
    HIGEDARUMA
    こういう粘りが、作品をぐっと良くするんですよ。
    BANNO
    本体のほうのプログラムも、難しいんですか?
    HIGEDARUMA
    本体は、UIFlowという道具で作っています。命令のブロックを、パズルみたいに並べてプログラムを組めるんです。
    BANNO
    文字を打たなくても作れるなら、初めての人でも手が出せそうですね。
    HIGEDARUMA
    作ったものは、GitHubというプログラムの置き場で、誰でも使える形で公開されています。
    HIGEDARUMA
    その後、作者は、パソコン側のアプリが要らない、本体だけでマウスとして動く版も、別に公開しているんですよ。
    BANNO
    作ったのは、ロウゼクさん。ウェブの技術やガジェット、音楽を扱うサイトも運営している方なんです。
    HIGEDARUMA
    この作品は、M5Stack Japan Creativity Contest 2021で、3位に選ばれています。
    BANNO
    M5Stackを作っている会社のトップ、ジミー・ライさんからも、コメントが届いているんですよね。
    HIGEDARUMA
    はい。インターフェイスデザインが非常に絶妙で、デザインエンジニアにとても役立つはずだ、という評価です。
    BANNO
    身近な人からは、秋葉原にあったら衝動買いしてしまうやつ、と言われたそうです。
    HIGEDARUMA
    分かります。電気街の店先で光っていたら、手に取っちゃいますね。
    HIGEDARUMA
    作者は、クリックの感触を好みに変えたり、物理のボタンにしたりと、こだわりがある人は簡単に改造できます、とも書いているんです。
    BANNO
    じゃあ今日できる、いちばん小さな一歩です。
    BANNO
    今日パソコンを使うとき、あと1ドット、と思った瞬間を、ひとつだけメモしてみてください。それが、自分だけの道具を作る種になります。
    HIGEDARUMA
    作ってみたい人は、作品ページから作者の動画とGitHubをのぞいてみてください。部品3つで、同じものに挑戦できますよ。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、回すダイヤルで1ドットずつ動かせる、マウスの精密操作 - M5MouseWheelでした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    マウスの精密操作 - M5MouseWheel
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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