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つまみを上げると光って走る、手作りの鉄道模型コントローラー「M5AtomLite と PWM Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かす」

紹介した作品: M5AtomLite と PWM Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かすProtoPedia での反響: 閲覧 1,800+ ・ ♥ 3

  • M5Stack Japan Creativity Contest 2021
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M5AtomLite と PWM Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かす

    3分版もあります(作者キット)

    ProtoPedia の作品「M5AtomLite と PWM Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かす」を2人のMCが初心者目線で紹介。手のひらサイズの小さなコンピューター M5Atom Lite に、スライドするつまみ(Fader Unit)と電気の強さを調整する部品(PWM Kit)をつないで、Zゲージの鉄道模型を走らせるコントローラーです。新しい部品を見た瞬間のひらめき、半田付けなしのつなぎ方、12Vを8分の1に絞って小さな車両に合わせた工夫、そしてバックできない弱点を3週間後に自分で解決した続きまで。

    チャプター

    文字起こし(66行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もProtoPediaから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、M5AtomLite と PWM Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かす。
    BANNO
    鉄道模型!机の上で、小さな電車がぐるぐる走る、あれですね。
    HIGEDARUMA
    そうです。その電車のアクセルを、手のひらサイズの部品で手作りした作品なんです。
    BANNO
    アクセルを手作り、ですか。どんなふうに動かすんでしょう?
    HIGEDARUMA
    つまみを指で上に滑らせると、つまみが光って、電車が走り出すんですよ。
    BANNO
    ふつう鉄道模型って、何で動かしているんですか?
    HIGEDARUMA
    メーカーの専用の操作箱です。線路に電気を流して、その強さで速さを変えるんです。
    BANNO
    線路に電気が流れているんですね。電車はその電気で走る、と。
    HIGEDARUMA
    はい。しかも今回の模型は、Zゲージという種類で、線路の幅がたった6.5ミリなんですよ。
    BANNO
    6.5ミリ!小指の爪より細いくらいですね。
    BANNO
    その操作箱を、どうして自分で作ろうと思ったんでしょう?
    HIGEDARUMA
    きっかけは、新しい部品の発売です。M5Stackという会社から、Fader Unitという部品が出たんです。
    BANNO
    フェーダー?聞き慣れない言葉ですね。
    HIGEDARUMA
    音楽のミキサーにある、上下に滑らせるつまみです。両脇に、光る帯がついているんですよ。
    HIGEDARUMA
    作者さんはそれを見た瞬間、あーこれは鉄道模型のコントローラーだなぁ、と思ったそうです。
    BANNO
    見た瞬間に!ただのつまみが、電車のアクセルに見えたんですね。
    HIGEDARUMA
    そこに、少し前に出ていた、電気の強さを調整する部品を組み合わせて、さっと作ったんです。
    BANNO
    実際に動かすと、どんな感じなんですか?
    HIGEDARUMA
    つまみを上げると、帯がピンク色に光って、小さな電車がとことこ走り出します。
    HIGEDARUMA
    下げると光が消えて、電車も止まる。光と速さが、一緒に動くんです。
    BANNO
    目で見て、今どれくらいの速さか分かるのは、楽しいですね。
    BANNO
    中身は、どうなっているんですか?
    HIGEDARUMA
    部品は3つです。頭脳は、M5Atom Liteという、2.4センチ角の小さなコンピューター。
    HIGEDARUMA
    そこに、つまみのFader Unitと、電気の強さを調整するPWM Kitをつなぎます。
    BANNO
    つなぐのって、難しくないですか?はんだ付けとか、必要なんでしょうか。
    HIGEDARUMA
    それが要らないんです。つまみはケーブルを差し込むだけ。電源と線路の線は、ネジで留めるだけです。
    BANNO
    差して、留めるだけ。それなら、私にもできそうです。
    BANNO
    ところで、電気の強さを調整するって、どういうことですか?
    HIGEDARUMA
    PWMという方法です。電気を、1秒に500回、ついたり消えたりさせるんですよ。
    BANNO
    500回も!それで、どうして強さが変わるんでしょう?
    HIGEDARUMA
    蛇口を、すごい速さで開け閉めするのを想像してください。開けている時間が長いほど、水は多く出ますよね。
    BANNO
    なるほど。電気が流れている時間を長くすれば、電車は速くなるんですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。そして頭脳は、つまみの位置を、0から4095までの数で読み取ります。
    HIGEDARUMA
    その1つの数から、光の明るさと、電気をつける時間の両方を決めているんです。
    BANNO
    だから、光と速さがぴったり一緒に動くんですね。
    BANNO
    小さな電車に、強い電気を流して大丈夫なんですか?
    HIGEDARUMA
    いい質問です。ここが作者さんの工夫なんですよ。
    HIGEDARUMA
    メーカーの操作箱は、10ボルトくらいまで出るそうです。でも今回の車両は、1.5ボルトで十分速く走る。
    BANNO
    1.5ボルトって、乾電池1本分くらいですよね。
    HIGEDARUMA
    そうです。そこで、電源の12ボルトのうち、最大でも8分の1しか流れないようにしたんです。
    BANNO
    12の8分の1で、1.5。つまみを一番上まで上げても、1.5ボルトなんですね。
    HIGEDARUMA
    はい。だから、つまみの端から端まで全部使って、ゆっくりから速くまで調整できるんです。
    BANNO
    模型に合わせて、ちょうどいい範囲にしたんですね。
    HIGEDARUMA
    作者さんは、範囲を変えれば、一回り大きいNゲージも動かせるだろう、とも書いています。
    BANNO
    ひとつ気になったんですけど、電車をバックさせることはできるんですか?
    HIGEDARUMA
    実は、このままではできないんです。電車の向きは、電気のプラスとマイナスの向きで決まります。
    HIGEDARUMA
    今回の部品は、電気の強さは変えられても、向きは入れ替えられないんですよ。
    BANNO
    そこは、作者さんも残念だったでしょうね。
    HIGEDARUMA
    はい、残念と書いていました。でも、向きを入れ替えられる部品を使えばできるはず、とも。
    HIGEDARUMA
    そして、およそ3週間後。作者さんは、その部品に替えた改良版を、ブログで発表しているんです。
    BANNO
    えっ、もう作っちゃったんですか!どうやって操作するんでしょう?
    HIGEDARUMA
    つまみの真ん中が、止まれ。上と下、どちらに動かすかで進む向きが変わって、動かした分だけ速くなります。
    BANNO
    つまみ1本で、前にも後ろにも。残念、で終わらせないのがいいですね。
    HIGEDARUMA
    頭脳はプログラムで動くので、自動運転や、スマホからの操作にも広げられそう、とも書いていますよ。
    BANNO
    この作品は、M5Stack Japan Creativity Contest 2021に関連して登録されています。
    HIGEDARUMA
    作ったのは、Masafumi Okadaさん。おひとりで作った作品です。
    BANNO
    プログラムも、公開されているんですよね。
    HIGEDARUMA
    はい。作品ページと、プログラムのリンクは、概要欄にまとめておきますね。
    BANNO
    では、今日の一歩です。電子部品のお店の棚や、通販のページを、1つ眺めてみてください。
    BANNO
    そして、気になった部品を1つ選んで、これ、家の何に使えるかな、と考えてみる。
    HIGEDARUMA
    ただのつまみが、電車のアクセルに見えたように。その想像が、作品づくりの始まりなんです。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、つまみを上げると光って走る、M5AtomLite と PWM Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かす、でした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    M5AtomLite と PWM Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かす
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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