書いた記事からモンスターを召喚「ポスモン 〜Qiita Edition〜 v0.1」|いいねが攻撃力、文字数が防御力に
ProtoPedia の作品「ポスモン 〜Qiita Edition〜 v0.1」を2人のMCが初心者目線で紹介。技術記事の投稿サイト Qiita の記事の URL を貼って「召喚」を押すと、お絵描きAI(Stable Diffusion)が記事からモンスターを描き、読まれた回数・いいね・文字数・コメント・ストックがステータスになるWebアプリです。召喚の様子、文字数が「ぼうぎょ」になる理由、2つの道具だけで動く仕組み、校正ツールの予定から遊びに変えた発想の転換、CD からモンスターが生まれる往年のゲームの記憶まで。
チャプター
0:00オープニング0:20書いた記事から、モンスターを召喚0:58Qiita = エンジニアが技術の記事を投稿するサイト2:065つのステータス = 記事の5つの数字3:46道具は2つ: Qiita API × Stable Diffusion5:11最初の予定は、記事の校正ツール6:55いずれ note や Zenn Edition も…動画とかも?8:00エンディング
文字起こし(82行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もProtoPediaから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、ポスモン 〜Qiita Edition〜 v0.1。
- BANNO
- ポスモン。なんだか、どこかで聞いたことのある響きですね。
- HIGEDARUMA
- ポストのポス、つまり投稿と、モンスターのモンなんです。
- BANNO
- 投稿とモンスター?どうつながるんでしょうか。
- HIGEDARUMA
- 自分が書いた記事から、モンスターが生まれるんですよ。
- BANNO
- 記事がモンスターに!今日はその召喚の話ですね。
- BANNO
- まず、どんな記事が使えるんですか?
- HIGEDARUMA
- Qiitaという、エンジニアが技術の記事を投稿して教え合うサイトの記事です。
- BANNO
- ブログの、プログラミング版みたいなものですね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。画面には「QiitaのURLを貼ってね」という欄がひとつだけ。
- HIGEDARUMA
- 記事のアドレスを貼って、「召喚」ボタンを押すだけなんですよ。
- BANNO
- 押すと、何が出てくるんですか?
- HIGEDARUMA
- 作者が自分の記事で試したら、アメコミの表紙みたいなモンスターが現れたんです。
- BANNO
- アメコミ!筋肉もりもりで、なかなか強そうですね。
- HIGEDARUMA
- 絵の横には、ゲームのキャラクターの強さを表す数字、ステータスが並びます。
- HIGEDARUMA
- このモンスターは、HPが8万590。こうげきは599でした。
- BANNO
- HP8万!それって、どうやって決まるんでしょうか?
- HIGEDARUMA
- 記事の人気で決まるんです。画面の下には、他の人のモンスターも並ぶんですよ。
- BANNO
- 友だちのモンスターと見比べたくなりますね。
- BANNO
- 記事の人気で決まる、ってどういうことですか?
- HIGEDARUMA
- ステータスは5つあって、どれも記事の数字から決まるんです。
- HIGEDARUMA
- HPは、記事が読まれた回数。こうげきは、いいねの数です。
- BANNO
- たくさん読まれて、いいねされた記事ほど強いんですね。
- HIGEDARUMA
- とくしゅはコメントの数。すばやさは、あとで読むために保存された数です。
- BANNO
- 残りのひとつ、ぼうぎょは何なんですか?
- HIGEDARUMA
- ぼうぎょは、記事の文字数なんですよ。
- BANNO
- 文字数が守りの強さ?ちょっと意外な組み合わせですね。
- HIGEDARUMA
- 作者のスライドには、「文章量が多い記事は、きっとマサカリを気にしてる」と書いてあるんです。
- BANNO
- マサカリ?
- HIGEDARUMA
- ネットで飛んでくる、厳しいツッコミのことです。間違いを書くと、すぐに指摘が飛んでくるんですよ。
- BANNO
- なるほど!ツッコまれないように丁寧に長く書く人は、守りが固いと。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。発表を見ていた人のチャットにも、「防御のパラメータわかりみがある」と書かれていました。
- BANNO
- 書く人なら、思わずうなずいちゃう話なんですね。
- BANNO
- でもこれ、強くしたかったら、記事をたくさん書くしかないですよね。
- HIGEDARUMA
- まさにそれが狙いです。作者は「強いポスモンを作るためには記事を書く必要がある」と呼びかけています。
- HIGEDARUMA
- さらに、タイプ相性で勝てないライバルに勝つには、自分が苦手な技術にも触れよう、とも。
- BANNO
- 苦手な分野の記事も書いてみよう、ということですね。ゲームの言葉で言われると、やる気が出ます。
- BANNO
- これ、作るのはすごく大変だったんじゃないですか?
- HIGEDARUMA
- それが、使っている道具は大きく2つだけなんです。QiitaのAPIと、Stable Diffusionです。
- BANNO
- どちらも初めて聞く言葉です。APIって何でしょうか?
- HIGEDARUMA
- サイトのデータを、別のプログラムから取り出すための窓口なんです。お店の注文カウンターのようなものですよ。
- HIGEDARUMA
- 記事のアドレスを渡すと、いいねの数や文字数を返してくれるんです。
- BANNO
- その数字を、ステータスに置き換えているわけですね。
- BANNO
- もうひとつのStable Diffusionは?
- HIGEDARUMA
- 文章で指示すると、絵を描いてくれるAIです。2022年の夏に誰でも使える形で公開されて、大きな話題になりました。
- HIGEDARUMA
- この作品が作られたのは、その2か月ほど後。できたての道具を、すぐ遊びに使ったんですね。
- BANNO
- どんな指示で絵を描かせているんですか?
- HIGEDARUMA
- そこは作品ページに書かれていないんです。強さの細かい計算式も非公開でした。
- HIGEDARUMA
- 作者も、どんなモンスターが出るかはお楽しみ、と書いています。
- BANNO
- ガチャみたいに、出るまで分からないのも楽しいですね。
- HIGEDARUMA
- 既にある道具を2つつなげて、1画面のウェブアプリにする。個人開発でも十分届く大きさなんですよ。
- BANNO
- そもそも、なぜ記事をモンスターにしようと思ったんでしょうか?
- HIGEDARUMA
- 作者は、スクールを運営しているんです。
- HIGEDARUMA
- もともとは、学生が書いた記事のチェックを自動にしたくて、文章の間違いを見つける校正の仕組みを作るつもりでした。
- BANNO
- それが、どうしてモンスターに?
- HIGEDARUMA
- 作者いわく、「校正ツールを作るのは面白みに欠ける」。
- HIGEDARUMA
- そこで、校正ツールを作りつつ、遊べる仕組みにしてみたそうなんです。
- BANNO
- 正直ですね!でも、チェックされるより、モンスターが育つほうが、書く側もうれしいです。
- BANNO
- モンスターを召喚する、という発想はどこから来たんですか?
- HIGEDARUMA
- 昔のゲーム、モンスターファームです。CDを読み込ませると、モンスターが生まれるゲームなんですよ。
- BANNO
- うわあ、懐かしい!家じゅうのCDを試したくなるやつですね。
- HIGEDARUMA
- 作者のスライドにも、当時はめずらしいモンスターが出るCDを貸し借りする文化があった、と書かれています。
- BANNO
- そのCDが、今度は自分の書いた記事になったんですね。
- HIGEDARUMA
- 発表を見ていた人のチャットでも、「記事のタイプ相性」に笑いが起きていました。
- HIGEDARUMA
- 作品ページにも、「面白い!バーコードバトラーみたい!」というコメントが届いています。
- BANNO
- 商品のバーコードを読み込ませて戦わせる、あの昔のおもちゃですね。同じわくわくを感じた人がいたんですね。
- BANNO
- 作者は、この作品にどんな願いを込めたんでしょうか?
- HIGEDARUMA
- 「みんなの記事投稿など、アウトプットがもっと加速されるといい」と書いています。
- BANNO
- 書くのが面倒な作業から、続けたくなる遊びに変わる。それがいちばんの価値ですね。
- BANNO
- 作ったのは、菅原のびすけさん。ひとりで全部作ったんですよね。
- HIGEDARUMA
- はい。ヒーローズ・リーグ2022のオンライン・ハッカソンに出した作品です。
- HIGEDARUMA
- 将来は、noteやZennという別の投稿サイトの版や、動画の版も考えているそうです。
- BANNO
- 名前のQiita Editionには、続きの版を作る余地があったんですね。
- BANNO
- 作品ページとポスモンのリンクは、概要欄に置いておきますね。
- BANNO
- では、今日の一歩。短くていいので、今日覚えたことを記事にひとつ書いてみてください。
- HIGEDARUMA
- Qiitaに書いた人は、そのアドレスでモンスターを召喚してみましょう。最初のポスモンとの出会いです。
- BANNO
- 作りたい人は、好きなゲームの仕組みを、身の回りの数字に当てはめてみてください。歩いた歩数がHP、なんていうのも楽しそうです。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、書いた記事からモンスターを召喚する、ポスモン 〜Qiita Edition〜 v0.1でした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
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