フラフープを回してピザを作るゲーム「HoooPizza」|輪の中の小さなAIが動きを見分ける
ProtoPedia の作品「HoooPizza」を2人のMCが初心者目線で紹介。ゲームのコントローラーの代わりにフラフープを回す・振る・転がすだけで、ピザ生地を広げ、トッピングを乗せ、切り分ける体験型ゲームです。フラフープの中に埋め込んだ指先サイズのコンピューターと機械学習の仕組み、会場の名場面、作者自身もフラフープが上手くなった開発の話まで。
チャプター
0:00オープニング0:20フラフープでピザを作る1:01生地を回す=フラフープを回す2:15初展示は台湾 make.ctrl.Japan 82:57輪の中に小さなコンピューター4:53遊ぶうちに上手くなる6:30エンディング
文字起こし(60行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、HoooPizza。フラフープを回して、ピザを作るゲームなんですよ。
- BANNO
- フラフープでピザ?ちょっと待ってください、全然つながらないんですけど。
- HIGEDARUMA
- ですよね。ゲーム機のコントローラーの代わりに、フラフープを使って遊ぶんです。
- BANNO
- 作者さんいわく、運動して痩せたら、さらにピザが食べられる、かもしれない、と。
- HIGEDARUMA
- 最高の言い訳ですね。では、どう遊ぶのか見ていきましょう。
- BANNO
- そもそも、なんでピザとフラフープなんですか?
- HIGEDARUMA
- ピザ職人さんが、生地を指先でくるくる回して、大きく広げる技があるじゃないですか。
- BANNO
- ありますね!空中でびよーんと広がる、あれですよね。
- HIGEDARUMA
- あれをフラフープに見立てたら面白いのでは?という思い付きが、出発点なんです。
- BANNO
- なるほど、回すつながりだ。じゃあ、最初は何をするんですか?
- HIGEDARUMA
- ステージ1は生地づくり。腰でフラフープを回すほど、画面の生地がどんどん広がります。
- BANNO
- 回せば回すほど大きくなる。目標は、できるだけ大きなピザなんですね。
- HIGEDARUMA
- ステージ2はトッピング。フラフープを上下に素早く振って、具材をすくって乗せるんです。
- BANNO
- 振ってすくう!好きな具を選んで、自分だけのピザにできるわけですね。
- HIGEDARUMA
- 最後は切り分け。フラフープを車輪みたいに転がして、ピザカッターの代わりにするんですよ。
- BANNO
- うまい!回す、振る、転がす。ピザ作りの動きと、ぴったり重なってますね。
- HIGEDARUMA
- 均等に切れるかが、腕の見せどころ。最後は、次のシェフはあなただ、と交代するんです。
- BANNO
- これ、実際に遊んだ人の反応はどうだったんですか?
- HIGEDARUMA
- 初めての展示は、2023年12月の台湾。変わったコントローラーのゲームを集めたイベントです。
- HIGEDARUMA
- そこで、プロレスラーみたいな大柄な男性が、回せなくてギブアップしたそうで。
- BANNO
- えっ、力自慢でもダメなんですか。
- HIGEDARUMA
- その横で、女性や子どもが軽々回して、まわりから歓声が飛んだそうです。
- BANNO
- いい場面ですね!力じゃなくて、うまさで勝てる。だから見ている人まで盛り上がるんだ。
- HIGEDARUMA
- 遊んだ人からは、まさかフラフープでこんなに遊べるとは、という声も届いています。
- BANNO
- でも不思議です。ボタンも無いただの輪っかで、どうやってゲームを操作してるんですか?
- HIGEDARUMA
- 実は、フラフープの筒の中に、指先サイズの小さなコンピューターが丸ごと入ってるんです。
- BANNO
- あの細い筒の中にですか!見た目は、普通のフラフープですよね。
- HIGEDARUMA
- 内側の直径が26ミリの筒に、2センチ角のコンピューターを入れてます。回し心地は元のままなんですよ。
- BANNO
- 持った感じが変わらないのは大事ですね。で、どうやって動きを知るんですか?
- HIGEDARUMA
- そのコンピューターには、傾きや揺れ、回転を感じ取るセンサーが載っているんです。
- BANNO
- スマホを横に倒すと、画面もくるっと回りますよね。あれと同じ部品ですか?
- HIGEDARUMA
- まさにそれです。そこに機械学習。お手本の動きをたくさん覚えさせて、見分け方を身につけさせるんです。
- BANNO
- 何種類くらい、見分けられるんですか?
- HIGEDARUMA
- 回す、振る、水平にじっと持つ、転がす、それ以外。この5つです。
- BANNO
- ゲームの3ステージの動きが、ちゃんと入ってますね。
- HIGEDARUMA
- しかも見分けるのは、フラフープの中のコンピューター自身。結果だけを無線で送るんです。
- BANNO
- 全部送らないで、答えだけ送る。それって何がいいんですか?
- HIGEDARUMA
- 通信が少なくて済むので、電池が長持ちするんです。回してる最中に切れたら、困りますからね。
- BANNO
- なるほど。ゲーム本体やケースは、どうやって作ったんですか?
- HIGEDARUMA
- ゲームはUnityという定番のソフトで作り、ケースは3Dプリンターで出力しています。
- HIGEDARUMA
- 組み込みの形は、設計を4回重ねて完成。ダメなら、サラダの水切り器を使う案もあったそうです。
- BANNO
- 水切り器!あれも回しますもんね。とにかく回したかったんだ。
- BANNO
- 作ったのはDOI Nobuhiroさん。ご本人は、フラフープ得意だったんですか?
- HIGEDARUMA
- それが、小学校以来で、最初は回せなかったそうです。
- HIGEDARUMA
- でも動作確認で何度も回すうちに、軽々回せるようになったんですって。
- BANNO
- 作った本人が一番うまくなってる!楽しいから続けられる、のいい例ですね。
- HIGEDARUMA
- 評価も高くて、ヒーローズ・リーグ2023では、朱護あかね賞を受賞しています。
- HIGEDARUMA
- 東京ゲームショウ2024では、世界から集まった973作品のうち、選ばれた81本に入りました。
- BANNO
- すごい!さらにそこから8本だけが選ばれる、発表の舞台にも進んだんですよね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。この先は、2人で一緒に遊べるようにする構想もあるそうですよ。
- BANNO
- 親子で対決、なんてのも盛り上がりそう。展示の情報は、こちらのリンクにまとめておきますね。
- HIGEDARUMA
- ちなみに、フラフープに入れた小さなコンピューターは、ネット通販で誰でも買える市販品なんですよ。
- BANNO
- 特別な部品じゃないんですね。それなら、ちょっと手が届きそうな気がしてきました。
- HIGEDARUMA
- では今日の一歩。家にある道具を1つ手に取って、これがコントローラーなら何のゲームになるか、考えてみてください。
- BANNO
- おたまで何かをすくうゲーム、とか、考えるだけで楽しいですね。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、フラフープを回してピザを作るゲーム、HoooPizzaでした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
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