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ハンドル1本で、画面の電車とプラレールが同時に走る「走れ真岡鐵道」|親子で初めて作った運転台

紹介した作品: 走れ真岡鐵道 「画面とリアルを同時に操る運転体験」ProtoPedia での反響: 閲覧 1,200+ ・ ♥ 18

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走れ真岡鐵道 「画面とリアルを同時に操る運転体験」

    3分版をリクエスト(作者キット)

    ProtoPedia の作品「走れ真岡鐵道 「画面とリアルを同時に操る運転体験」」を2人のMCが初心者目線で紹介。息子さんがScratchで作った真岡鐵道の電車ゲームと、机の上のプラレールを、親が作った本格的な運転台(マスコン)1台で同時に運転します。鍵で電源を入れ、ハンドルを倒すと画面とレールの電車が一緒に加速。運転台がBluetoothキーボードのふりをしてゲームをそのまま動かし、Wi-Fi(WebSocket)でプラレールに速さを送る仕組み、3Dプリントの客車まで。DigiKey Make ONE Challenge 2026 優秀賞。

    チャプター

    文字起こし(82行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もProtoPediaから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、走れ真岡鐵道 「画面とリアルを同時に操る運転体験」。
    BANNO
    真ん中の、レバーやメーターが付いた黒い箱が気になります。これは何ですか?
    HIGEDARUMA
    電車の運転台を、手作りしたものなんです。運転士さんが握るハンドルを、マスコンと呼びます。
    HIGEDARUMA
    このハンドルを倒すと、パソコンの画面の電車と、机の上のプラレールが、一緒に走り出すんですよ。
    BANNO
    えっ、ゲームの中と、本物のおもちゃの電車を、同時に運転できるんですか!
    HIGEDARUMA
    そうなんです。しかもこれ、親子で初めて一緒に作った作品なんです。
    BANNO
    親子で、ですか。どうして電車だったんでしょう?
    HIGEDARUMA
    テーマは、ローカル線の、真岡鐵道です。
    HIGEDARUMA
    ディーゼルカーの、モオカ14型と、週末に走る蒸気機関車、C12が有名なんです。
    HIGEDARUMA
    ただ、その蒸気機関車は、車検や車両の不具合で、長いあいだお休みしているそうです。
    BANNO
    走っている姿を、なかなか見られないんですね。
    HIGEDARUMA
    はい。作者さんには、もう一度走らせてあげたい、という思いがあったそうです。
    BANNO
    その思いが、出発点なんですね。息子さんは、どう関わっているんですか?
    HIGEDARUMA
    鉄道好きの息子さんは、もともとScratchで、真岡鐵道の電車ゲームを、自分で作っていたんです。
    BANNO
    Scratchって、学校でも使われている、あれですか?
    HIGEDARUMA
    そうです。ブロックを並べるだけで、ゲームが作れる、子ども向けのプログラミングの道具です。
    HIGEDARUMA
    息子さんは、そのゲームの電車を、パソコンのキーボードで運転していました。
    BANNO
    キーボードだと、ちょっと運転している気分には、なりにくいかもしれませんね。
    HIGEDARUMA
    そこで作者さんが、本物みたいなマスコンを、作れるかもしれないよ、と声をかけたんです。
    HIGEDARUMA
    すると息子さんは、やってみたい!と即答したそうです。
    BANNO
    いいですね!その一言で、親子の作品づくりが始まったんですね。
    HIGEDARUMA
    役割分担もはっきりしていて、ゲームは息子さん、運転台やプラレールの仕掛けは、作者さんの担当です。
    BANNO
    では、実際に運転するところを、見せてください!
    HIGEDARUMA
    まずは、鍵です。本物の電車と同じように、運転台の鍵を回して、電源を入れます。
    BANNO
    鍵から始まるんですか!その時点で、もう運転士さんの気分ですね。
    HIGEDARUMA
    次に、プラレールの客車を見てください。うしろの赤いランプが、左右交互に点滅しています。
    HIGEDARUMA
    これはパソコンと、無線でつながろうとしている合図なんです。つながると、点きっぱなしに変わります。
    BANNO
    ランプで、出発の準備ができたかどうかが、分かるんですね。
    HIGEDARUMA
    いよいよ発車です。ハンドルを前に倒すと、メーターの針が、ぐっと動き出します。
    HIGEDARUMA
    そして、画面の電車と、レールの上の蒸気機関車が、同時に加速するんです。
    BANNO
    うわあ、画面の中と目の前の電車が、一緒にスピードを上げていく。これは楽しいですね!
    HIGEDARUMA
    ハンドルを戻すと、力を抜いて、勢いだけで走ります。電車の言葉で、惰行と言います。
    BANNO
    自転車で、こぐのをやめても、しばらく進むのと同じですね。
    HIGEDARUMA
    まさにそれです。動画では、1つの操作が、二つの世界に同時に届きます、と紹介していました。
    BANNO
    止めるときは、どうするんですか?
    HIGEDARUMA
    ブレーキは、別のハンドルなんです。しかも、歯車をわざと見せた、メカっぽい作りになっています。
    BANNO
    見た目でも、ワクワクさせてくれますね。
    HIGEDARUMA
    もう1つ、本物らしい工夫があります。加速のハンドルは、手を離すと、自動でゼロの位置に戻るんです。
    BANNO
    手を離したら、戻ってしまうんですか?
    HIGEDARUMA
    はい。本物の電車でも、運転士さんの手が離れたら、勝手に加速し続けないようになっています。
    HIGEDARUMA
    いざというとき、安全な状態に戻る仕組みで、フェールセーフと呼ばれます。
    BANNO
    遊び道具なのに、安全の考え方まで、本物にそろえているんですね。
    BANNO
    それにしても、ハンドル1本で、どうやって画面とプラレールの両方を動かしているんでしょう?
    HIGEDARUMA
    全体は3つです。運転台、パソコンのゲーム、そしてプラレール。
    BANNO
    3つが、つながっているんですか?
    HIGEDARUMA
    はい。運転台からパソコンへ、パソコンからプラレールへと、指示をリレーしているんです。
    BANNO
    まず、運転台からパソコンには、どうやって伝えているんですか?
    HIGEDARUMA
    ここが賢いところで、運転台は、パソコンに、Bluetoothのキーボードのふりをしているんです。
    BANNO
    キーボードの、ふり、ですか?
    HIGEDARUMA
    ハンドルを倒すと、パソコンには、キーボードのキーが押されたように見えるんです。
    HIGEDARUMA
    だから、息子さんが作ったゲームは、キーボードで遊んでいたときのまま、作り直さずに動かせます。
    BANNO
    息子さんの作品を、そのまま生かせるんですね。線もいらないから、すっきりしますし。
    BANNO
    では、パソコンからプラレールへは?
    HIGEDARUMA
    こちらは、Wi-Fiで、今の速さと進む向きを送っています。
    HIGEDARUMA
    WebSocketという、つなぎっぱなしで素早くやり取りできる方法を使うので、画面とほぼ同時に動くんです。
    BANNO
    電話を、かけっぱなしにしておく感じでしょうか?
    HIGEDARUMA
    いいたとえです。毎回かけ直さないので、すぐに伝わるんですよ。
    BANNO
    プラレールの方には、何が入っているんですか?
    HIGEDARUMA
    引っ張っている客車を、3Dプリンターで一から作って、その中に電池や小さなコンピューターを収めています。
    HIGEDARUMA
    受け取った速さに合わせて、モーターに流す電気の量を調整する部品も、入っているんです。
    BANNO
    客車の中に、全部入っているんですね。外から見ると、普通の客車にしか見えないです。
    HIGEDARUMA
    運転台の中も、同じく小さなコンピューターが頭脳です。回すスイッチで、ハンドルの位置を読み取っています。
    HIGEDARUMA
    小さな画面には、今のハンドルの段階が表示されて、電圧計の針も、操作に合わせて動きます。
    BANNO
    使っている道具も、教えてください。
    HIGEDARUMA
    頭脳は、XIAO ESP32-S3、という親指ほどのコンピューターです。プログラムは、Arduinoの書き方です。
    BANNO
    この作品は、DigiKeyのコンテストで、優秀賞に選ばれています。
    HIGEDARUMA
    コンテストのテーマは、「1」。ハンドル1台で2つの世界を動かすことと、親子の第1作であることを、込めたそうです。
    BANNO
    審査では、どんなところが、評価されたんですか?
    HIGEDARUMA
    画面と現実を同時に楽しめる完成度と、加速や減速の感じ、テールランプなどの、鉄道好きならではのこだわりです。
    HIGEDARUMA
    作り手の愛情と試行錯誤が伝わる作品、と書かれていました。
    BANNO
    わかります。見ていると、親子で楽しそうに作っている様子が、目に浮かびます。
    HIGEDARUMA
    作者さんは、ソフトとハード、子どもと親。別々のものが1つにつながると、ものづくりはもっと楽しくなる、と書いています。
    BANNO
    作ったのは、Ignite Tomorrowさんです。
    HIGEDARUMA
    作品ページには、運転台やプラレールの中の図もあります。リンクは概要欄にまとめておきますね。
    BANNO
    では、今日の一歩です。お子さんの好きなものを1つ、一緒に紙に描いてみてください。
    BANNO
    描けたら、それが動いたらどうなるか、話してみる。電車なら、どこで加速して、どこで止まるか、です。
    HIGEDARUMA
    その話をScratchで動かしてみたら、もう親子の第1作です。ハンドル作りは、その次でいいんですよ。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、ハンドル1本で画面とプラレールを同時に走らせる、走れ真岡鐵道 「画面とリアルを同時に操る運転体験」でした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    走れ真岡鐵道 「画面とリアルを同時に操る運転体験」
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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