悪い点のテストをレゴが渡す「To my parents」|13歳が作った笑いのお届けマシン
ProtoPedia の作品「To my parents 〜直接渡せない時用マシーン〜」を2人のMCが初心者目線で紹介。ボタンを押すと台・アーム・ライトが順番に動き、テスト用紙とレゴの人形が登場。モーター4つで5つの動きを実現した工夫と、子ども向けのレゴと Scratch でここまでできる作り方まで。13歳の作者 yutokome さんの作品で、DojoCon Japan 2025 プログラミングコンテスト九州賞。
チャプター
文字起こし(49行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、To my parents、直接渡せない時用マシーン。
- BANNO
- 直接渡せない…。もしかして、点数の悪いテストのことですか?
- HIGEDARUMA
- そのとおりなんです。親に見せにくいテストを、レゴの機械が代わりに渡してくれるんですよ。
- BANNO
- あー、わかります!テストを出すとき、ほんと気まずいんですよね。
- HIGEDARUMA
- しかも作ったのは、13歳の作者さん、たった1人なんです。
- BANNO
- 13歳!それは続きが気になります。さっそく見ていきましょう。
- HIGEDARUMA
- まずは使う場面から。箱の上のボタンを、ポチッと押します。
- BANNO
- はい、押しました。何が起きるんですか?
- HIGEDARUMA
- 音楽が流れて、まず箱から台がスーッと出てきます。次に、アームが台を持ち上げるんです。
- BANNO
- おお、なんだか大げさな登場ですね。
- HIGEDARUMA
- さらにライトがパッと点いて、最後に、テスト用紙とレゴの人形が一緒に出てくるんですよ。
- BANNO
- ふふっ、そんな演出で8点のテストが出てきたら、親も怒る前に笑っちゃいますね。
- HIGEDARUMA
- 実際、審査員の方も、これで渡されたら点数悪くても許しちゃうかも、とコメントしてるんです。
- BANNO
- 笑いで空気を変えちゃう作戦ですね。親の立場でも、これはずるいなあ。
- HIGEDARUMA
- テストだけじゃなくて、照れくさくて手渡しできない手紙にも使えるんですよ。
- BANNO
- 母の日のありがとう、とかにもいいですね。言葉で言うより、ずっと伝わりそうです。
- BANNO
- ここからは中身ですね。この箱、どうやって動いてるんでしょう?
- HIGEDARUMA
- 材料は、モーターやセンサーが付いた、子ども向けの動かせるレゴなんです。
- BANNO
- センサーとモーター。初心者の私にも分かるように言うと、どういうものですか?
- HIGEDARUMA
- センサーは、色や明るさの変化を見る目。モーターは、くるくる回って物を動かす筋肉です。
- BANNO
- 目と筋肉。じゃあ、それに指示を出す頭は、何なんでしょう?
- HIGEDARUMA
- パソコンのScratchです。ブロックを並べるだけで作れる、子ども向けのプログラムなんですよ。
- BANNO
- あの、小学校でも使ってるやつですね。それで流れはどうなるんですか?
- HIGEDARUMA
- ボタンを押すと、センサーの目が気づく。するとScratchが、モーターに一つずつ指示を出すんです。
- BANNO
- 台を出して、持ち上げて、ライトを点けて。順番どおりに動かしてるんですね。
- HIGEDARUMA
- ここからがすごいところで。動きは5つあるのに、家にモーターが4つしか無かったんです。
- BANNO
- えっ、1つ足りないじゃないですか。どうしたんですか?
- HIGEDARUMA
- 紙を送り出すのと、人形を出すのを、1つのモーターで同時に動かしたんですよ。
- BANNO
- 1つで2役!足りないなら工夫する、っていうのがかっこいいですね。
- HIGEDARUMA
- しかも、種類の違う2つのレゴを、1本のScratchでまとめて動かしてるんです。オーケストラの指揮者みたいに。
- BANNO
- 中ではそんなに複雑なことをしてるのに、見た目はとぼけてるのがいいですね。
- HIGEDARUMA
- そこは作者のこだわりで。中身はあえて見せず、くだらない感じで楽しんでもらいたかったそうです。
- BANNO
- 最後に作者さんです。yutokomeさん、13歳なんですよね。
- HIGEDARUMA
- はい。しかもレゴ歴は12年。1歳のころからレゴで遊んでいた計算になるんです。
- BANNO
- 人生のほとんどがレゴ!それは手つきが違うわけですね。
- HIGEDARUMA
- この作品は、DojoCon Japan 2025のプログラミングコンテストで、九州賞を受賞しています。
- BANNO
- DojoConって、子どもが無料でプログラミングを学べる道場、CoderDojoのイベントですよね。
- HIGEDARUMA
- そうです。審査員からは、この動きをレゴで実現しているのはなかなかすごい、と言われてるんですよ。
- BANNO
- 作者さんは、どんな思いでこれを作ったんでしょう?
- HIGEDARUMA
- 大人用のキットじゃなくても、子ども用でここまでできる、ここまで面白い、と見せたかったそうです。
- BANNO
- いい言葉ですね。家にあるレゴが、そのまま発明の材料になるってことですもんね。
- HIGEDARUMA
- 作品で使ったScratchのプログラムも公開されてるので、リンクを置いておきますね。
- BANNO
- では今日の一歩。無料のScratchを開いて、まずはネコを1歩動かしてみましょう。
- HIGEDARUMA
- モーター付きのレゴがあれば、次はScratchからモーターを回すだけ。そこから発明が始まりますよ。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、悪い点のテストを笑いで渡すレゴのマシン、To my parents、直接渡せない時用マシーンでした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
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