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あのスタックチャンが戦車になって撃ち合う「スタンクチャン」|当たると『イテッ』、子どもが本気で遊べる赤外線バトル

紹介した作品: スタンクチャンProtoPedia での反響: 閲覧 8,300+ ・ ♥ 45

ProtoPedia の作品「スタンクチャン」を2人のMCが初心者目線で紹介。手のひらサイズのお話しロボット『スタックチャン』を、キャタピラで走る戦車型のラジコンにして、机の上で赤外線を撃ち合って対戦できるようにした作品です。テレビのリモコンと同じ見えない光で撃つ仕組み、子どもがガシガシ触っても壊れない玩具としてのこだわり、そして1年近くの製作の発信が仲間を呼んだ話まで。M5Stack Japan Creativity Contest 2022 第1位、ヒーローズ・リーグ 2022 スタックチャン賞。

チャプター

文字起こし(54行)
BANNO
ゆっくりばんのです。
HIGEDARUMA
ゆっくりひげだるまです。
BANNO
今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
HIGEDARUMA
今日紹介するのは、スタンクチャン。あのスタックチャンが、戦車型のラジコンになった作品なんです。
BANNO
スタックチャンって、手のひらに乗る、小さなお話しロボットですよね。
HIGEDARUMA
そうです。設計図もプログラムも公開されていて、誰でも作れるロボットです。その顔のまま、キャタピラで走るんですよ。
BANNO
かわいい顔で、戦車。このギャップ、ずるいですね。私も前に、ユーチューブで紹介させてもらいました。
HIGEDARUMA
遊び方から見ていきましょう。片手で持つ、ジョイスティック型のコントローラーで走らせます。
BANNO
ピストルみたいな形ですね。走らせて、そのあとは?
HIGEDARUMA
ボタンを押すと、砲撃できます。机の上で、相手のスタンクチャンを狙って撃ち合うんです。
BANNO
当たったら、どうなるんですか?
HIGEDARUMA
顔の目が、バツ、バツになるんです。動画では、イテッ、って文字まで出ます。
BANNO
イテッ、って!かわいすぎます。当てたほうも、うれしくなっちゃいますね。
HIGEDARUMA
作者がこだわったのが、まさにそこなんです。撃つ、隠れる、当てられる、をしっかり楽しめるように、と。
BANNO
隠れる、もあるんですね。物の陰に隠れて、すきを狙うとか。
HIGEDARUMA
そうなんです。そのために、音、光、振動、表情の変化。演出に、とにかくこだわったそうです。
BANNO
そもそも、何を撃っているんですか?たまが出るわけじゃないですよね。
HIGEDARUMA
赤外線です。テレビのリモコンと同じ、目に見えない光なんです。
BANNO
リモコンの光!じゃあ、テレビのチャンネルを変えるみたいに、相手に光を当てるんですね。
HIGEDARUMA
まさに。頭の部品から赤外線を出して、相手の頭にある、光を受け取る部品に当たったら、命中です。
BANNO
でも、光がちょっとずれたら、当たらなさそう。
HIGEDARUMA
そこも工夫があって。受け取る部品のまわりの、反射する鏡の形を、計算して最適にしてあるんです。
BANNO
おもちゃなのに、そこまで計算してるんですか!
HIGEDARUMA
頭脳は、M5Stackという、画面のついた小さなコンピューターです。顔の表情も、この画面に出しているんですよ。
BANNO
コントローラーとは、どうやってつながっているんですか?
HIGEDARUMA
ワイファイのルーターを使わずに、機械どうしが直接やり取りする仕組みを使っています。
BANNO
見れば見るほど、お店で売っていそうな仕上がりですね。
HIGEDARUMA
実際、コメント欄にも、お店で売っていそう、という声がありました。作者の返事は、しっかり遊べる玩具を作る!が目標です、と。
BANNO
玩具として、どんなところにこだわったんですか?
HIGEDARUMA
3つあります。1つ目は、誰でも遊べること。片手で直感的に動かせて、電池も簡単に交換できます。
BANNO
子どもと遊ぶとき、電池交換が面倒だと、すぐ止まっちゃいますもんね。
HIGEDARUMA
2つ目が、さっきの、撃つ、隠れる、当てられる。3つ目が、子どもがガシガシ触っても、壊れないことです。
BANNO
子どもって、本当に容赦なく触りますからね。どうやって壊れないようにしたんですか?
HIGEDARUMA
モーターに無理な力がかかったら、空回りして守る仕掛けを入れています。体は、3Dプリンターで頑丈に作っているんです。
BANNO
部品を並べると、こんなにたくさん。全部、遊ぶ人のための工夫なんですね。
HIGEDARUMA
見た目の元は、ししかわさんのスタックチャン。それを、走って撃ち合える玩具に作り変えたわけです。
BANNO
コンテストでは、どうだったんですか?
HIGEDARUMA
M5Stackのコンテストで、第1位です。社長のジミーさんが、メイカー精神が非常に高いレベルで実現されている、と評価しています。
BANNO
作っている会社の社長から、そこまで言われるなんて。
HIGEDARUMA
ヒーローズ・リーグでは、スタックチャン賞。作者は1年近く、作る様子をツイッターで発信し続けていたんです。
BANNO
1年も!見ている人には、それがヒントになりますね。
HIGEDARUMA
講評でも、写真や動画の投稿が、設計のヒントになる、形になった瞬間の喜びが伝わってくる、と書かれています。
BANNO
発信が、仲間を呼んだりもしたんですか?
HIGEDARUMA
しました。しげきさんという方が、スタンクチャンと戦わせたい、と、対戦用のロボットを作ったんです。
BANNO
ライバルが現れた!実際に戦ったんですか?
HIGEDARUMA
Maker Faire Kyoto 2023の会場で、本家スタンクチャンとの対戦が実現しています。
BANNO
1台の作品から、遊び仲間が増えていく。ものづくりの、いちばん楽しいところですね。
HIGEDARUMA
作者は、今後は頭の部分を入れ替えて遊びたい、ゴム鉄砲や、クレーンやショベルカーも作りたい、と動画で話しています。
BANNO
重機版スタンクチャン。見てみたいです!
HIGEDARUMA
作者は、お一人で作っています。作品ページには、藤沢駅近くのロボリンクで常設展示する、とも書かれていました。
BANNO
では今日の一歩。テレビのリモコンの先を、スマホのカメラで写しながら、ボタンを押してみてください。
HIGEDARUMA
目には見えない赤外線が、画面の中でぽっと光って見えることがあります。スタンクチャンが撃っているのは、その光なんですよ。
BANNO
さて、今日紹介したのは、スタックチャンを、撃ち合える戦車に変えた、スタンクチャンでした。
HIGEDARUMA
次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

クレジット

紹介した作品
スタンクチャン
作者: Nii
ライセンス: CC BY 4.0
※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
声
BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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