ProtoPedia Video Maker
▶ 連続再生中東京農工大学電脳サークル(2/2)

この動画で最後です

一覧へ連続再生をやめる

釣った食べ物を、その場で食べる「空想釣り堀バイキング」|引っ張られていないのに引かれる「牽引力錯覚」で、釣りの引きも噛みごたえも

紹介した作品: 空想釣り堀バイキングProtoPedia での反響: 閲覧 250+ ・ ♥ 2

  • ふしぎな石ころ後継機で体験アプリをつくるハッカソン
0回再生作者の方へ: 素材のダウンロード

リストに保存

空想釣り堀バイキング

    3分版をリクエスト(作者キット)

    ProtoPedia の作品「空想釣り堀バイキング」を2人のMCが初心者目線で紹介。VRの釣り堀で魚の代わりにステーキやグミ、架空のドラゴン肉まで釣り上げ、釣り竿がフォークに変わったら、噛むたびに咀嚼音と硬さ・弾力が返ってくる体験作品です。手に持つ触覚デバイス「ふしぎな石ころ後継機」が、引っ張っていないのに引かれる感じがする「牽引力錯覚」で、釣りの引きと食べ物の手ごたえの両方を出す仕組み、食品名から見た目・噛む音・6項目の食感をAIで作るYummyVerse、石ころ1台でやりきれなかった壁の乗り越え方まで。ふしぎな石ころ後継機で体験アプリをつくるハッカソン 優秀賞。

    チャプター

    文字起こし(87行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、空想釣り堀バイキング。
    BANNO
    釣り堀なのに、バイキングなんですか?
    HIGEDARUMA
    そうなんです。釣れるのは魚じゃなくて、食べ物なんですよ。
    HIGEDARUMA
    しかも釣った食べ物を、その場で食べられるんです。
    BANNO
    食べ放題の釣り堀ですか。お腹がすいてきますね。
    HIGEDARUMA
    流れは、注文する、放流する、探す、釣る、食べる。この5つがひとつながりになっているんです。
    BANNO
    ハッカソンで優秀賞もとった作品なんですよね。
    BANNO
    まず、どこで釣りをするんですか?
    HIGEDARUMA
    VRの中です。ゴーグルをかけて入る、作りものの世界ですね。
    HIGEDARUMA
    湖に浮かんだボートに乗って、釣り竿を持って釣りを始めるんです。
    BANNO
    のどかな湖ですね。で、何が釣れるんでしょう?
    HIGEDARUMA
    ステーキ、グミ、ケーキ、果物。それに、現実には無い食べ物まで釣れるんですよ。
    HIGEDARUMA
    たとえば、これ。ドラゴン肉です。
    BANNO
    ドラゴン肉!ゲームの中でしか聞かない食べ物ですね。
    BANNO
    でも、そんな食べ物、誰が用意するんですか?
    HIGEDARUMA
    自分で注文するんです。食べたい食べ物の名前を入れるんですよ。
    HIGEDARUMA
    するとAIが、その食べ物の見た目と、噛んだときの音と、硬さや弾力を作ってくれるんです。
    HIGEDARUMA
    このしくみはYummyVerseといって、チームが前から作っていたものなんです。
    BANNO
    そうして作った食べ物を、釣り堀に放すんですね。
    BANNO
    決まった魚を釣るんじゃなくて、自分が食べたいものを放流する。そこから遊びが始まるのがいいですね。
    BANNO
    でもVRの釣りって、手には何も感じないですよね?
    HIGEDARUMA
    そこがこの作品の主役なんです。手に、ふしぎな石ころ後継機という小さな機械を持つんですよ。
    HIGEDARUMA
    この機械は、特別な振動で、手がぐいっと引っ張られているように感じさせるんです。
    BANNO
    本当に引っ張っているわけじゃないんですか?
    HIGEDARUMA
    はい。引っ張っていないのに、引っ張られている気がする。牽引力錯覚と呼ばれる錯覚なんです。
    BANNO
    脳がだまされるんですね。それで、釣りの何が変わるんでしょう?
    HIGEDARUMA
    まず探すときです。なんとなく、こっちに引っ張られる。その向きを手がかりに、釣れそうな場所を探すんです。
    BANNO
    目だけじゃなく、手の感覚で探すんですね。宝探しみたいです。
    HIGEDARUMA
    そして食べ物がかかると、引きが一気に変わるんです。
    HIGEDARUMA
    左右に逃げる。奥へ引っ張る。急に向きが変わる。水の中で暴れている感じを出しているんですよ。
    BANNO
    ステーキが暴れるんですか。想像すると、ちょっと笑っちゃいますね。
    HIGEDARUMA
    最後は、本物のリールを手で巻いて引き寄せるんです。
    HIGEDARUMA
    巻く速さを測っていて、決めた速さ以上でしばらく巻き続けると、釣れた、になるんですよ。
    BANNO
    ちゃんと頑張って巻かないと、釣れないんですね。そこが本物の釣りっぽいです。
    BANNO
    釣れたら、いよいよ食べるんですよね。どうやって食べるんですか?
    HIGEDARUMA
    手に持った石ころのボタンを押すと、釣り竿がフォークに変わるんです。
    HIGEDARUMA
    フォークの先には、さっき釣り上げた食べ物が刺さっているんですよ。
    BANNO
    釣り竿がそのままフォークに!その切り替わり、気持ちいいですね。
    BANNO
    でも、VRの食べ物って、噛めないですよね?
    HIGEDARUMA
    そこで、お医者さんが喉を見るときに使う、平たい木のヘラを使うんです。
    HIGEDARUMA
    コントローラーに付けたこのヘラを、口に入れて噛むんですよ。
    BANNO
    噛むと、どうなるんですか?
    HIGEDARUMA
    1回噛むたびに、その食べ物の噛む音が1回鳴るんです。グミならグミの音ですね。
    HIGEDARUMA
    しかも硬さや弾力は、さっきの石ころが手ごたえで返してくるんですよ。
    BANNO
    釣りの引きを出していた機械が、今度は噛みごたえを出すんですね。
    HIGEDARUMA
    はい。そして決めた回数噛むと、ごくんと飲み込む音がして、食べ終わりなんです。
    BANNO
    ごちそうさまの音まで!探して、釣って、食べ終わるまで、全部つながっているんですね。
    BANNO
    ひげだるまさん、裏側ではどうつながっているんですか?
    HIGEDARUMA
    図の上の真ん中にあるのが、VRの釣り堀です。リールを巻く速さは、ここへ送られます。
    HIGEDARUMA
    逆にVRからは、獲物の動きに合わせて、どっち向きにどれくらい引くかを、石ころへ送り続けるんです。
    BANNO
    食べるときは、どうやってその食べ物の音を選ぶんですか?
    HIGEDARUMA
    食べ物ごとに番号が振ってあって、見た目と噛む音と硬さが、同じ番号でひもづいているんです。
    HIGEDARUMA
    たとえば12番が届いたら、12番のグミの音と食感を選ぶ、という具合ですね。
    BANNO
    お店の注文番号みたいですね。分かりやすいです。
    HIGEDARUMA
    ちなみに食感は、硬さや弾力など6つの項目を、それぞれ1から10の10段階で数字にしているんですよ。
    BANNO
    食感を点数にするんですか。作るときに、困ったことはなかったんでしょうか?
    HIGEDARUMA
    ありました。最初は石ころ1台で、噛む音の振動まで全部やろうとしたそうなんです。
    HIGEDARUMA
    でも今回使えた石ころのプログラムでは、好きな音をそのまま振動にして出すことができなかったんですよ。
    BANNO
    それで、どうしたんですか?
    HIGEDARUMA
    役割を分けたんです。石ころは、釣りの引きと、硬さや弾力。噛む音の細かい振動は、hapStakという振動スピーカーが受け持ちます。
    BANNO
    できないことは、得意な道具に任せる。チームの役割分担みたいですね。
    HIGEDARUMA
    使っている素材は、こちらの3つです。
    BANNO
    作ったのは、なんでも水産カンパニーというチームですね。
    HIGEDARUMA
    N JELLYさん、東京農工大学電脳サークル、森戸香帆さんのチームなんです。
    BANNO
    さっきのYummyVerseも、このチームの技術なんですよね。
    HIGEDARUMA
    はい。電脳サークルの学生さんたちが、前から作っていた、食べたいものの名前を入れると食感を作るVRのレストランなんです。
    HIGEDARUMA
    ただ、作る途中で面白い失敗があったそうなんですよ。
    BANNO
    どんな失敗ですか?
    HIGEDARUMA
    キャットフードと入れたら、食べ物じゃなくて、猫そのものが出てきてしまったんです。
    BANNO
    猫そのもの!それは食べられないですね。
    HIGEDARUMA
    そこで、名前からいきなり作らずに、いったん食べ物の画像や食感の説明を作ってから、次へ渡すように直したそうです。
    BANNO
    YummyVerseには、遊び以外の狙いもあるんですよね。
    HIGEDARUMA
    はい。飲み込むのが難しい人や、食事に制限がある人にも、食べる楽しみを届けたい、という狙いなんです。
    BANNO
    楽しい釣り堀の奥に、そんな思いもあるんですね。
    BANNO
    そしてこの作品は、ふしぎな石ころ後継機で体験アプリをつくるハッカソンで、優秀賞を受賞しました。
    HIGEDARUMA
    前から持っていた食感の技術と、ハッカソンで出会った新しい機械。その掛け算で生まれた作品なんです。
    BANNO
    VRの食べ物は、見るだけのもの。そう思っていましたけど、釣って、噛めるものになったんですね。
    HIGEDARUMA
    作品ページには、体験の流れや構成図がくわしく載っています。YummyVerseのページとあわせて見てみてください。
    BANNO
    じゃあ今日できる、いちばん小さな一歩です。
    BANNO
    次のおやつを食べるとき、硬さは10点中何点、弾力は何点、と点数をつけてみてください。
    HIGEDARUMA
    それが、食感を数字にする第一歩なんです。数字にできれば、機械で再現する道が見えてきますよ。
    BANNO
    私はまず、ドラゴン肉を釣って、噛みごたえを確かめてみたいです。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、釣った食べ物をその場で食べられる、空想釣り堀バイキングでした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    空想釣り堀バイキング
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

    この動画の公開に問題がある場合は 取り下げを依頼してください。運営者が内容を確認し、取り下げることにした場合は非公開にします。

    あなたの作品も、動画で紹介します

    ProtoPedia の作品ページの URL を送るだけで、夜のうちに紹介動画に仕上げます。対象は CC BY 4.0 の作品です。

    動画をリクエストする