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サ終で黙ったLINE CLOVAを、頭脳の入れ替えで復活|「サービス終了になった LINE CLOVA 達に第二の人生を歩ませる」

紹介した作品: サービス終了になった LINE CLOVA 達に第二の人生を歩ませるProtoPedia での反響: 閲覧 20,000+ ・ ♥ 20

ProtoPedia の作品「サービス終了になった LINE CLOVA 達に第二の人生を歩ませる」を2人のMCが初心者目線で紹介。サービス終了で話さなくなったスマートスピーカーの頭脳を、ラズパイ入りの専用基板に差し替えて、ChatGPT としゃべるスピーカーとしてよみがえらせた魔改造。誰でも差し替えるだけで直せる形にした工夫まで。

チャプター

文字起こし(76行)
BANNO
ゆっくりばんのです。
HIGEDARUMA
ゆっくりひげだるまです。
BANNO
今日もProtoPediaから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
HIGEDARUMA
今日紹介するのは、サービス終了になった LINE CLOVA 達に第二の人生を歩ませる。
BANNO
第二の人生、ですか。スピーカーに?
HIGEDARUMA
はい。話しかけると答えてくれるスピーカーが、サービス終了でしゃべれなくなったんです。
HIGEDARUMA
それを、中身の頭脳だけ入れ替えて、もう一度しゃべるようにしちゃった作品なんですよ。
BANNO
捨てずに、よみがえらせたんですね。今日はその思い切った改造、魔改造の話ですね。
BANNO
まず、LINE CLOVAって、どんなものだったんですか?
HIGEDARUMA
LINEが出していた、置いて使うスピーカーです。話しかけると、天気を教えてくれたり、音楽をかけてくれたり。
BANNO
キャラクターの形をした、かわいいスピーカーでしたよね。
HIGEDARUMA
ところが2022年10月の終わりに、サービスを終えます、というお知らせが出たんです。
HIGEDARUMA
そして2023年3月30日に、本当に終わりました。しかも夜中じゃなくて、お昼の2時ごろに止まったそうです。
BANNO
えっ、その日の途中で!心の準備ができてない人もいそうですね。
HIGEDARUMA
それ以来、話しかけても答えません。スマホの音を流すだけのスピーカーになってしまったんです。
HIGEDARUMA
作者は、このことを一言、寂しいものです、と書いています。
BANNO
分かります。毎日話しかけていた相棒が、急に黙っちゃうわけですもんね。
HIGEDARUMA
見た目のキャラクターが好き、全方向に聞こえる音が好き、という人もいました。
HIGEDARUMA
当時のSNSには、何とかしてほしい、という声がいくつも流れていたそうです。
BANNO
そこで作者さんが、何とかしちゃったと。
BANNO
でも、どうやって?会社のサービスが終わったら、もうどうしようもない気がしますけど。
HIGEDARUMA
元の頭脳、つまり部品が載った板「基板」と、そのソフトは、中身が見えない箱みたいなものなんです。
HIGEDARUMA
しかもLINEのサービスにつながる前提で作られている。これを直すのは、現実的じゃないんですよ。
BANNO
じゃあ、お手上げ…?
HIGEDARUMA
そこで発想を変えたんです。直すんじゃなくて、頭脳ごと入れ替えちゃおう、と。
HIGEDARUMA
入れ替える先は、ラズパイ。手のひらに乗るくらいの、小さなコンピューターです。
BANNO
体はそのままで、頭だけ新しくする。脳の引っ越しみたいですね。
HIGEDARUMA
まさにそれです。作者は本体を分解して、中を流れる信号まで徹底的に調べました。
HIGEDARUMA
すると、スピーカーもボタンも光るランプもケースも、ほとんどそのまま使えると分かったんです。
BANNO
見た目も音も、慣れ親しんだまま。持ち主にとっては、それが一番うれしいですね。
BANNO
頭脳が新しくなって、どうやってまたしゃべるんですか?
HIGEDARUMA
流れは4つです。まず、マイクで声を拾います。
HIGEDARUMA
次に、その声をGoogleのサービスで文字にします。
HIGEDARUMA
その文字をChatGPTに渡して、返事を考えてもらう。最後に、返事を声にして、スピーカーからしゃべるんです。
BANNO
聞く、文字にする、考える、しゃべる。人間の会話と同じ順番なんですね。
HIGEDARUMA
そうなんです。しかも中身がChatGPTなので、前よりずっと自由におしゃべりできるんですよ。
BANNO
それは第二の人生、パワーアップしてますね。
HIGEDARUMA
面白い場面があって。作者がChatGPT入りのCLOVAに、会話の力を聞いてみたんです。
HIGEDARUMA
そしたら、本家のCLOVAは完全な会話ができる、とあっさり負けを認めた。作者のツッコミは、単なる謙遜か!です。
BANNO
あはは、新しい頭脳なのに、先輩を立てるんですね。
HIGEDARUMA
ほかにも、LINEのメッセージを声で送ったり、届いたメッセージを読み上げたり。
HIGEDARUMA
時計や予定、ニュースの読み上げ、タイマーといった機能も作っています。
BANNO
光るところは、どうなったんですか?
HIGEDARUMA
底にある22個のランプも、作者が光らせ方を解き明かして、好きな色に光らせられるようになりました。
HIGEDARUMA
使ったのは、ラズパイ、ChatGPT、Googleの音声サービス、VOICEVOXなど。
BANNO
でも、これって作者さんにしかできない改造ですよね?
HIGEDARUMA
最初はそうでした。1作目は、部品どうしを宙に浮いた電線で直接つないで作ったんです。
HIGEDARUMA
中がとても狭くて、普通の電線が通らない。細い線をテープで束ねて、自分で平たいケーブルを作ったり。
BANNO
ケーブルまで手作り!根気がいりますね。
HIGEDARUMA
動きはしたけれど、作者いわく、とっても複雑になってしまいました。
HIGEDARUMA
作り方を記事で公開したものの、作者自身が、複雑すぎて誰も真似しない感じでした、と書いています。
BANNO
あー、せっかく公開しても、試せる人がいなかった。
HIGEDARUMA
そこで2作目です。元の頭脳の板と、形もつなぎ口も同じ、専用の板を作ったんです。
HIGEDARUMA
元の板2枚を外して、この専用の板に差し替えるだけ。それで改造できるんですよ。
BANNO
差し替えるだけ!それなら、私でもできるかもって思えます。
HIGEDARUMA
作者は、基板を入れ替えるだけで出来れば、皆で試すことが出来るのでは、と考えたそうです。
HIGEDARUMA
まず10枚ほどを、ほとんど手作業ではんだ付けして、ネットのお店で売り始めました。
HIGEDARUMA
増やして作っても、結構すぐになくなる、と作者が書くほどなんです。
BANNO
自分のCLOVAだけじゃなくて、みんなのCLOVAを救いにいったんですね。
HIGEDARUMA
作者の言葉そのままです。出来るだけ多くのLINE CLOVAを救いたい。
HIGEDARUMA
動かすソフトも、誰でも見られる形で公開しています。
BANNO
その後、何か新しい動きはあったんですか?
HIGEDARUMA
発表を重ねるうちに、小さいほうのCLOVA miniを持っている人のほうが多いのでは、と気づいたんです。
HIGEDARUMA
miniは中がもっと狭い。そこで、さらに小さなコンピューターで入りそうな板を設計して、挑戦を続けています。
BANNO
聞いた人の声を、ちゃんと次の作品につなげているんですね。
BANNO
作ったのは、TakSanさんとMEMETANさんです。
BANNO
コンテストでも評価されたんですよね。
HIGEDARUMA
はい。ヒーローズ・リーグ2023で、Internet of Awesome Things賞、VUI賞、私がわくわく賞の3つをもらっています。
BANNO
作り方の記事や、専用基板のページは、概要欄に置いておきますね。
BANNO
では、今日の一歩。家の引き出しで眠っている機械を、ひとつ思い浮かべてください。
BANNO
サービスが終わったスピーカーでも、動かなくなったおもちゃでもいいんです。まだ使える部分はどこか、眺めてみる。
HIGEDARUMA
もう一歩いくなら、作者の記事を読んでみてください。分解の手順が写真つきで載っていて、中がどうなっているか見えてきますよ。
HIGEDARUMA
ただし、電池が入っている物は、無理に開けないでくださいね。
HIGEDARUMA
捨てる前に、ちょっと中をのぞいてみる。それが魔改造の第一歩なんです。
BANNO
さて、今日紹介したのは、眠っていたスピーカーを頭脳の入れ替えでよみがえらせた作品、サービス終了になった LINE CLOVA 達に第二の人生を歩ませるでした。
HIGEDARUMA
次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

クレジット

紹介した作品
サービス終了になった LINE CLOVA 達に第二の人生を歩ませる
作者: MEMETAN・TakSan
ライセンス: CC BY 4.0
※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
声
BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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