国旗も地震も重ねて回せる「デジタル地球儀」|開発費0円の地理教育アプリ
ProtoPedia の作品「デジタル地球儀」を2人のMCが初心者目線で紹介。指で回せる地球儀に、国旗・地形・気候・地震など8種類の情報を重ねて見比べられる地理教育アプリです。無料の地図と官民のオープンデータを組み合わせ、開発費用は合計0円。作者・齋藤仁志さんの、祖父母に買ってもらった地球儀の思い出から生まれました。
チャプター
文字起こし(54行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、デジタル地球儀。スマホで、指でぐるぐる回せる地球儀のアプリなんです。
- BANNO
- 地球儀!子どもの頃、家にありました。くるくる回して、日本はどこだっけって探してましたね。
- HIGEDARUMA
- その地球儀が、国旗や気候、地震まで重ねて見られるように進化してるんですよ。
- BANNO
- 地震まで?それは気になります。さっそく見ていきましょう。
- HIGEDARUMA
- まず、本物の地球儀で分かるのは、国の場所と大きさくらいですよね。
- BANNO
- たしかに。気候や地震の話は、教科書の別のページの地図を、めくって見比べてました。
- HIGEDARUMA
- デジタル地球儀は、右上のメニューで、地球儀そのものを切り替えられるんです。
- BANNO
- 地球儀を切り替える?どんな種類があるんですか?
- HIGEDARUMA
- 世界の国旗と首都、山脈や砂漠などの地形、それに気候、気温と降水量。
- BANNO
- 世界のことだけで、もう4つもあるんですね。
- HIGEDARUMA
- さらに地震、日本の都道府県、日本の立体の地形、緯度と経度。全部で8種類なんですよ。
- BANNO
- 8つも!その中で一番驚くのは、どれですか?
- HIGEDARUMA
- 地震の地球儀ですね。2000年から2020年に起きた地震を、点で地球儀に載せてるんです。
- BANNO
- うわ、日本のまわりが、赤い点でびっしり埋まってますね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。日本は地震の多い国だって、説明より先に、目で分かっちゃうんですよ。
- BANNO
- 教科書の一行より、ずっと記憶に残りますね。
- HIGEDARUMA
- もう一つの工夫が、地球儀が半透明なこと。日本の裏側が、透けて見えるんです。
- BANNO
- 本物の地球儀だと、ぐるっと回さないと見えないところですね。
- HIGEDARUMA
- 作者も、アナログの地球儀では調べられない機能だ、と書いてるんですよ。
- BANNO
- 検索もできるんですよね。オリンピックで聞いた国、どこだっけ、ってときに便利そう。
- HIGEDARUMA
- はい。左下の検索ボタンで国を探せて、日本からどれくらい遠いかも感じ取れるんです。
- BANNO
- しかも無料で、ブラウザで開くだけ。ホーム画面に追加すれば、アプリみたいに使えるそうです。
- HIGEDARUMA
- ここからは中身の話です。8種類も作るには、お金がかかりそうに思えますよね。
- BANNO
- 思います。地図のデータって、高そうですし。
- HIGEDARUMA
- それが、開発費用は合計0円なんです。
- BANNO
- 0円!どうやったら、そんなことができるんですか?
- HIGEDARUMA
- 材料は3つ。下地になる地図、地球儀を描く道具、そして上に載せる情報です。
- BANNO
- 下地になる地図、というのは?
- HIGEDARUMA
- オープンストリートマップという、みんなで作っている無料の世界地図と、国土地理院の地図です。
- BANNO
- 国の地図も、無料で使えるんですね。描く道具のほうは?
- HIGEDARUMA
- デックジーエルという道具です。たくさんのデータを載せても、地球儀を軽く回せるんですよ。
- BANNO
- そして上に載せる情報が、地震や気候のデータですね。
- HIGEDARUMA
- はい。オープンデータといって、国や会社、個人が、誰でも自由に使っていいよと公開しているデータなんです。
- BANNO
- 例えば、どんなデータがあるんですか?
- HIGEDARUMA
- 気温と降水量は気象庁のデータ。地震は、個人の方が公開している地震の記録を使っています。
- BANNO
- 地図も、道具も、データも無料。組み合わせ方で勝負してるんですね。
- HIGEDARUMA
- そうなんですよ。アプリを置いておく場所まで無料のサービス。ありものを重ねるだけで、ここまでできるんです。
- BANNO
- 作ったのは、齋藤仁志さん。そもそも、なぜ地球儀だったんでしょう?
- HIGEDARUMA
- 小学生のとき、おじいさんとおばあさんに、地球儀を買ってもらった思い出があるそうです。
- BANNO
- 日本の位置や国の大きさを比べて、遊びながら自然と学んでいた、と。いい思い出ですね。
- HIGEDARUMA
- その楽しさを、今の子どもたちにも届けたい。そこから生まれたアプリなんです。
- BANNO
- 中学の社会の先生のプリントも、参考にしたそうですね。
- HIGEDARUMA
- はい。20年前の教材を、恩師に連絡して許可をもらって、構成の参考にしたんです。
- BANNO
- 今見ても分かりやすい、と唸ったそうで。先生、うれしいだろうなあ。
- HIGEDARUMA
- ヒーローズ・リーグ2024では、エンパシーボックス賞を受賞しています。
- BANNO
- 審査員の方も、子どもたちにどんどん触れてほしい、と共感していましたね。
- HIGEDARUMA
- アプリのリンクと、作者のサイトは、概要欄にまとめておきますね。
- BANNO
- では今日の一歩。デジタル地球儀を開いて、地震の地球儀で日本のまわりを見てみてください。
- HIGEDARUMA
- お子さんと一緒に、行ってみたい国を探して回すのもいいですね。1分あればできますよ。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、子どもの頃の地球儀がデジタルで進化した、デジタル地球儀でした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
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