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ぼかしの縞模様で神経衰弱「Gabor Patch Generator Java」|老眼をきっかけに、無いなら作ったガボールパッチ生成ツール

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Gabor Patch Generator Java

    3分版もあります(作者キット)

    ProtoPedia の作品「Gabor Patch Generator Java」を2人のMCが初心者目線で紹介。ガボールパッチは、ぼかしの入った縞模様の画像で、視覚トレーニングに使われることがあります。老眼が気になり始めた作者のひでさんは、使いやすい画像が見つからなかったため、Java だけで何十枚でも自動で作れるツールを作りました。70マスに同じ模様が2枚ずつ並ぶ一覧画像と答え合わせ用ファイルを出すので、神経衰弱や同じ模様探しのゲームとしても遊べます。縞模様とぼかしを掛け算して描く仕組みや、ペアの作り方まで。※医学的な効果を保証するものではありません。

    チャプター

    文字起こし(65行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、Gabor Patch Generator Java。
    BANNO
    わあ、ぼやっとした縞模様が、ずらっと並んでいますね。これは何ですか?
    HIGEDARUMA
    これはガボールパッチという画像なんです。ぼかしの入った縞模様、と思ってください。
    HIGEDARUMA
    このガボールパッチを、パソコンで何十枚でも自動で作れるツールなんですよ。
    BANNO
    作ったのは、ひでさん。前にこの番組で紹介した、和座標の作者さんですね。
    BANNO
    まずは、この画像を見てください。
    HIGEDARUMA
    縦に7段、横に10列。全部で70マスあります。
    HIGEDARUMA
    実はこの中に、まったく同じ模様が2枚ずつ、35組隠れているんです。
    BANNO
    えっ、全部バラバラに見えますけど、ペアがあるんですか?
    HIGEDARUMA
    はい。試しに、24番の模様を見てください。黒い粒が2つ、縦に並んだような模様です。
    BANNO
    ちょっと探してみますね。……うーん、似ているのはたくさんあるなあ。
    HIGEDARUMA
    答えは、48番です。
    BANNO
    あっ、ほんとだ!向きも、縞の太さも、ぴったり同じですね。
    BANNO
    これ、じっと見比べないと分からないですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。この同じ模様探しが、そのまま神経衰弱のゲームになるんですよ。
    BANNO
    でも、ひでさんは、どうしてこれを作ろうと思ったんですか?
    HIGEDARUMA
    作品ページに、こう書いてあるんです。最近、少しずつ老眼が気になるようになりました。
    BANNO
    ああ、分かります。スマホの文字を、ちょっと離して見ちゃうやつですね。
    HIGEDARUMA
    目のトレーニング方法を調べるうちに、このガボールパッチを見る視覚トレーニングがあると知ったそうです。
    HIGEDARUMA
    そこで、パソコンを使っていない間に画面に流れるスクリーンセーバーにすれば、毎日自然に目のトレーニングができるんじゃないか、と考えたんです。
    BANNO
    パソコンを休ませている間に、目のトレーニング。いいアイデアですね。
    HIGEDARUMA
    ところが、自分の使い方に合う、自由に使いやすい画像が、なかなか見つからなかったそうなんです。
    BANNO
    ありますよね。欲しい素材に限って、見つからないこと。
    HIGEDARUMA
    そこで、ひでさんはこう考えました。それなら、自分で生成できるプログラムを作ればよい。
    BANNO
    無いなら作る!まさに個人開発ですね。
    HIGEDARUMA
    ひとつ大事なことも。作者さん自身が、視力回復などの医学的な効果を保証するものではない、と書いています。
    HIGEDARUMA
    長く見続けると目が疲れるので、休憩しながら使ってください、とも書かれているんです。
    BANNO
    あくまで、楽しみながら目を使う道具、ということですね。
    BANNO
    ひげだるまさん、この模様って、どうやって作っているんですか?
    HIGEDARUMA
    使っているのはJavaという、昔から広く使われているプログラミング言語だけなんです。
    HIGEDARUMA
    ネットのサービスには頼らずに、手元のパソコンだけで画像ができあがるんですよ。
    BANNO
    1枚の模様は、どうやって描くんですか?
    HIGEDARUMA
    材料は2つです。1つめは、白と黒がくり返す、ただの縞模様。
    HIGEDARUMA
    2つめは、真ん中が濃くて、外側ほど薄くなるぼかしです。形は、つり鐘みたいな山なんです。
    HIGEDARUMA
    この2つを掛け算すると、真ん中だけ縞がくっきりして、まわりは背景のグレーに溶けていくんです。
    BANNO
    つまり、縞模様の布を、丸い窓から、真ん中だけくっきり見ている感じですか?
    HIGEDARUMA
    まさにそうです。それを画像の点ひとつひとつについて計算して、塗っているんですよ。
    BANNO
    じゃあ、模様が1枚ずつ違うのは、どうしてですか?
    HIGEDARUMA
    縞の向き、縞の細かさ、ぼかしの広さなどを、1枚ごとにくじ引きみたいにランダムで決めているんです。
    HIGEDARUMA
    向きだけでも、0度から180度まで、好きな角度になるんですよ。
    BANNO
    なるほど。じゃあ、ペアはどうやって作るんですか?
    HIGEDARUMA
    70マスなら、まず半分の35種類の模様を作ります。それを2枚ずつコピーして、トランプみたいにシャッフル。
    HIGEDARUMA
    最後にマス目に並べて、それぞれに番号を書き込むんです。
    BANNO
    本当に神経衰弱の準備と同じですね。答え合わせは、どうするんですか?
    HIGEDARUMA
    画像と一緒に、答えを書いたメモのファイルも出してくれるんです。何番と何番がペアか、が全部書いてあります。
    HIGEDARUMA
    それから、問題の番号を決めておけば、同じ問題をもう一度作り直すこともできるんですよ。
    BANNO
    これ、どんな場面で使えそうですか?
    HIGEDARUMA
    画面にスクリーンセーバーとして映すのはもちろん、紙に印刷して、トレーニングのシートにもできます。
    BANNO
    印刷して切り分ければ、本物のカードで神経衰弱もできますね。家族で遊べそう。
    HIGEDARUMA
    しかも、実行するたびに、新しい70マスの問題ができるんです。何回やっても、同じ問題にならないんですよ。
    BANNO
    答えのファイルがあるなら、スマホのゲームにもできそうですね。
    HIGEDARUMA
    そうなんです。ゲームやアプリに組み込みやすいように作ってあるんです。
    HIGEDARUMA
    コードは、プログラムを公開する場所、GitHubに、自由に使える形で置いてあります。
    HIGEDARUMA
    模様を描く部分のファイルは、100行ほど。読んでみると、思ったより短いんですよ。
    BANNO
    作者は、ひでさん。
    HIGEDARUMA
    自分の小さな悩みから、自分にぴったりの道具を作る。個人開発の原点みたいな作品なんです。
    BANNO
    今日できる、いちばん小さな一歩です。
    BANNO
    作品ページの70マスの画像を開いて、同じ模様のペアを、1組だけ探してみてください。
    HIGEDARUMA
    作ってみたい人は、欲しいのに見つからないもの、をひとつメモしてみてください。それが、あなたの最初の作品の種になります。
    BANNO
    見つからないなら、作っちゃえばいいんですもんね。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、ぼかしの縞模様を自動で作る、Gabor Patch Generator Javaでした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    Gabor Patch Generator Java
    作者: ひで
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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