URLを入れて寝て待つだけ「ProtoPedia Video Maker」|この掛け合い動画も、この作品が作っています
ProtoPedia の作品「ProtoPedia Video Maker」を2人のMCが紹介。作品のURLを入れるだけで、BANNO と HIGEDARUMA の掛け合い紹介動画を、夜のうちに下調べから公開まで自動でつくるサイトです。実はこの動画もこの作品が作っています。依頼の仕方と作者キット、6つの工程、裏取りする下調べ、音声だけで分かる台本の決まり、声の作り方と雑音の失敗、作品名を正式名のまま使う決まりまで、楽屋裏をお見せします。
チャプター
0:00オープニング0:20URLから、紹介動画を全自動1:11「なんだかすごそう」で終わらせない2:16URLを入れるだけ3:476つの工程を、無人で7:15作品名は、正式名のまま9:04URLを1つ、入れてみる9:57エンディング
文字起こし(96行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もProtoPediaから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、ProtoPedia Video Maker。
- BANNO
- ビデオメーカー。動画をつくる作品ですか?
- HIGEDARUMA
- はい。作品のURLを入れると、2人の掛け合いで作品を紹介する動画を、自動でつくってくれるサイトなんです。
- BANNO
- 2人の掛け合い……あれ、それって今の私たちのことじゃないですか?
- HIGEDARUMA
- そうなんです。実はこの動画も、この作品がつくっているんですよ。
- BANNO
- ええっ。じゃあ今日は、私たちの楽屋裏を紹介する回ですね。
- HIGEDARUMA
- 作ったのは、Sumihiro Kagawaさん。夜のうちに、人の手を借りずに公開まで進めるんです。
- BANNO
- そもそも、なんで作品を動画にしようと思ったんでしょうか?
- HIGEDARUMA
- 作品を登録しても、ページを開いた人に面白さが届いているか、という悩みなんです。
- HIGEDARUMA
- 作った本人には一目で分かる工夫も、知らない人には文章と画像だけだと伝わりにくいんですよ。
- HIGEDARUMA
- 「なんだかすごそう」で閉じられるのは、正直もったいない。作者はそう書いています。
- BANNO
- その気持ち、作る人ならみんな分かりますね。きっかけは何だったんですか?
- HIGEDARUMA
- 前の作品の「ゆっくり動画スタジオ」です。人気のプログラムを、解説動画に自動でまとめていたんです。
- HIGEDARUMA
- その動画を本物のBANNOさんとHIGEDARUMAさんが見つけて、作品紹介の動画を作ってほしいと頼んだんです。
- BANNO
- えっ、本物の私たちが頼んだんですか?それはちょっと照れますね。
- HIGEDARUMA
- プログラムを紹介できるなら、ProtoPediaの作品もできるはず。そう考えて始まったそうです。
- BANNO
- しかも声の録音まで、本物のお二人が提供してくれたんですよね。
- BANNO
- では、依頼する人は何をすればいいんでしょうか?
- HIGEDARUMA
- 依頼フォームに、作品ページのURLを入れるだけです。自分の作品でも、好きな作品でもかまいません。
- BANNO
- え、ほかの人の作品でも頼めるんですか?
- HIGEDARUMA
- はい。対象は、CC BY 4.0の作品です。作者の名前を出せば自由に使っていいよ、という約束なんです。
- BANNO
- なるほど。作者がそう決めている作品だけなら、安心ですね。
- HIGEDARUMA
- コンテストの「3分以内の動画」向けに、3分版も一緒に頼めますよ。
- BANNO
- 頼んだあとは、どのくらいで届くんですか?
- HIGEDARUMA
- 制作は夜の0時から7時のあいだに、順番に進みます。状況のページで目安も分かるんです。
- BANNO
- つまり、順番が来れば、寝ているあいだに動画ができるということですね。
- BANNO
- 作品の作者にとっては、何がうれしいんでしょうか?
- HIGEDARUMA
- 作者キットがつくんです。紹介動画、約20秒の予告編、サムネイル、説明文まで、そのまま使えます。
- BANNO
- SNSに投稿する文面まであるのは、宣伝が苦手な人には助かりますね。
- HIGEDARUMA
- 作品ページに貼れるバッジもあります。紹介動画の再生数や、いいねの数が出るんですよ。
- BANNO
- 見る人のほうは、どうですか?
- HIGEDARUMA
- チャプターで区切ってあるので気になる話から見られますし、セリフの文字起こしも読めます。
- BANNO
- ここからが気になるところです。夜のあいだ、裏では何が起きているんですか?
- HIGEDARUMA
- 作者の手元にある小さなパソコン、Mac miniが、6つの工程を順番に進めます。
- HIGEDARUMA
- 作品の情報を取る、下調べ、台本、声、動画にする、公開。この6つです。
- BANNO
- 下調べって、AIがネットで調べるんですか?
- HIGEDARUMA
- Gemini Notebookという、読ませた資料だけを根拠に答えるAIノートを使います。
- HIGEDARUMA
- 作品ページやデモ動画の文字起こしを読ませて、きっかけや苦労した点を質問するんです。
- BANNO
- インタビューみたいですね。でもAIって、それっぽい嘘をつくこともありませんか?
- HIGEDARUMA
- そこで答えは元の文章の引用とセットで出させて、裏が取れたことだけ使うんです。
- BANNO
- なるほど。じゃあ、台本は誰が書いているんですか?
- HIGEDARUMA
- Claude Codeという、手順書を読ませると、そのとおりに作業してくれるAIです。
- HIGEDARUMA
- その手順書に、台本の決まりがぎっしり書いてあるんですよ。
- BANNO
- たとえば、どんな決まりですか?
- HIGEDARUMA
- 専門用語は、出てきたその場で言い換える。具体例が先で、仕組みはあと、などです。
- HIGEDARUMA
- それから、BANNOさんが素朴な疑問を聞いて、私が具体例で答える。これが基本の形です。
- BANNO
- あ、今まさに私がやっていることですね。つまり、知らない人の代わりに聞く役、ということですか?
- HIGEDARUMA
- その通りです。画面を見なくても、音声だけでついていけるようにしているんです。
- BANNO
- じゃあ、いちばん気になることを聞きます。私のこの声って、どうやって作っているんですか?
- HIGEDARUMA
- Irodori-TTSという音声合成を使っています。手本の声をまねて、文章を読み上げる仕組みなんです。
- HIGEDARUMA
- 手本は、お二人の録音から作った30秒くらいの声です。
- BANNO
- たった30秒の手本で、この声になるんですか。すごいですね。
- HIGEDARUMA
- ただ失敗もあって、録音の小さい部分を大きくしたら、後ろの雑音まで大きくなったんです。
- HIGEDARUMA
- 雑音までまねるので、静かなところで「サー」と鳴るようになってしまって。
- BANNO
- 声だけじゃなくて、雑音までそっくりまねちゃったんですね。
- HIGEDARUMA
- 今は先に雑音を測って、多ければ取り除いてから手本にしています。
- BANNO
- 細かいところまで気を配っているんですね。全部で、どのくらい時間がかかるんですか?
- HIGEDARUMA
- 8分17秒あるDENKOという作品の紹介動画は、公開まで全部で29分11秒でした。
- HIGEDARUMA
- いちばん長いのは声で、12分10秒。セリフを1行ずつ読み上げるからなんです。
- BANNO
- 30分ほどで1本。寝ているあいだに、何本もできちゃいますね。
- HIGEDARUMA
- ひと晩で10本くらい作れる見込みだそうです。
- BANNO
- でも、なんでクラウドじゃなくて、手元のMac miniなんですか?
- HIGEDARUMA
- お二人の録音を外に出さずに済みますし、重い処理でも電気代くらいで済むんです。
- HIGEDARUMA
- それにMac miniは、外からの接続を受けません。自分から依頼を取りに行くので、家に入り口を開けずに済むんですよ。
- BANNO
- 玄関の鍵は閉めたまま、自分から郵便受けを見に行くイメージですね。
- BANNO
- 作る側として、特に大事にしていることはありますか?
- HIGEDARUMA
- 作者が付けた作品名を、そのまま使うことです。実は一度、縮めてしまったことがあって。
- BANNO
- どんなふうに縮めたんですか?
- HIGEDARUMA
- 「ライディングテクニック向上ロガー」を、「ライテク向上ロガー」にしてしまったんです。
- BANNO
- ああ、名前は作者が考え抜いて付けたものですもんね。
- HIGEDARUMA
- 今は文字を小さくしたり折り返したりして収めます。1文字でも違えば、書き出しを止めるんです。
- BANNO
- 失敗を、そのまま決まりにしたんですね。ほかにも、作者への気配りはありますか?
- HIGEDARUMA
- エンディングには、作品名と作者、作品ページのURLを必ず出します。
- HIGEDARUMA
- それでも作者の思いとずれた動画になったら、動画ページから取り下げを頼めるんです。
- BANNO
- 作る人の気持ちに寄り添っているのが、いいですね。
- BANNO
- 見ていて楽しい工夫も教えてください。最初のオープニング、音楽にぴったり合っていますよね?
- HIGEDARUMA
- あの曲もプログラムで作っていて、映像と音が同じ拍の表から時刻を取るんです。
- HIGEDARUMA
- だから画面の切り替わりが、必ずドンという太鼓の音に重なるんですよ。
- BANNO
- 楽しいですね!私たちの表情も、いろいろ変わりますよね?
- HIGEDARUMA
- 表情は、普通、喜ぶ、笑う、驚く、考え中の5つです。
- HIGEDARUMA
- 聞き手のほうは、相手が話し始めて1秒で普通の顔に戻ります。
- BANNO
- たしかに、ずっと驚いた顔で聞いていたら変ですもんね。
- HIGEDARUMA
- こうした直しは、その1本だけで終わりにしないのが決まりなんです。
- HIGEDARUMA
- 手順書や自動のチェックに入れて、次の作品すべてに効かせます。
- BANNO
- 使っている道具も、たくさんありますね。
- HIGEDARUMA
- ほとんどが公開されている道具です。組み合わせて決まりを積み重ねると、ここまでできるんですよ。
- BANNO
- 作ったのは、Sumihiro Kagawaさんです。
- BANNO
- では、見ている人が今日できることは何でしょうか?
- HIGEDARUMA
- CC BY 4.0で載っている作品のURLを1つ、依頼フォームに入れてみてください。好きな作品でもいいんです。
- BANNO
- 動画が届いたら、バッジを作品ページに貼ってみてください。見に来た人が、動画と作品を行き来できます。
- HIGEDARUMA
- 私たちも、あなたの作品を紹介できる日を楽しみにしています。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、私たちのこの動画を生み出しているサイト、ProtoPedia Video Makerでした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
クレジット
紹介した作品声
あなたの作品も、動画で紹介します
ProtoPedia の作品ページの URL を送るだけで、夜のうちに紹介動画に仕上げます。対象は CC BY 4.0 の作品です。
動画をリクエストする


