AIを使うほどブラックサンダーが出てくる「ブラックサンダー駆動開発装置」|袋のカットからロボットアームの補充まで自動
ProtoPedia の作品「ブラックサンダー駆動開発装置」を2人のMCが初心者目線で紹介。AIにプログラムを書かせた量(トークン)をランプと画面で見える化し、一定量に届くとブラックサンダーの袋を切って取り出し、ロボットアームが在庫まで補充する装置です。お菓子会社が初めて開いたハッカソン「ブラッカソン」で優勝した作り込みと、ごほうびで続ける「完璧な好循環」の発想まで。
チャプター
0:00オープニング0:20AIを使うほど、お菓子が出てくる1:00話しかけると、プログラムを書いてくれるAI2:18① 使用量を、ランプと画面で見える化4:49完璧な好循環5:37ブラッカソン 優勝7:04エンディング
文字起こし(69行)
- BANNO
- ゆっくりばんのです。
- HIGEDARUMA
- ゆっくりひげだるまです。
- BANNO
- 今日もProtoPediaから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
- HIGEDARUMA
- 今日紹介するのは、ブラックサンダー駆動開発装置。
- BANNO
- ブラックサンダーって、あのコンビニで売っているチョコのお菓子ですよね?
- HIGEDARUMA
- そうなんです。AIにプログラムを書かせた量に応じて、そのお菓子を袋から切って出してくれる機械なんですよ。
- BANNO
- え、使えば使うほどお菓子がもらえるんですか?なんでまた、お菓子なんでしょう。
- HIGEDARUMA
- そこには、ちゃんと理由があるんです。順番にお話ししますね。
- BANNO
- まず、AIにプログラムを書かせる、というところから教えてください。
- HIGEDARUMA
- Claude CodeやCodexという道具があって、話しかけるように文章で頼むと、AIがプログラムを書いてくれるんです。
- BANNO
- へえ、話しかけるだけで書いてくれるんですね。
- HIGEDARUMA
- ただ、使い放題ではないんです。AIを使った量はトークンという単位で数えられて、上限があるんですよ。
- BANNO
- 使える量に上限……スマホのギガみたいなものですか?
- HIGEDARUMA
- まさにそれです。しかも5時間ごとの上限と、1週間ごとの上限の、2つがあるんです。
- BANNO
- なるほど。でも、今どれだけ使ったかって、ふだんは見えにくいですよね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。画面の数字を見に行かないと分からないんですよ。
- BANNO
- そこにブラックサンダーがどう絡むのか、気になります。
- HIGEDARUMA
- この作品は、お菓子会社の有楽製菓さんが初めて開いたハッカソン、ブラッカソンで作られました。
- BANNO
- ハッカソンは、チームで短い期間に作品を作り上げるイベントですね。テーマは何だったんですか?
- HIGEDARUMA
- エンジニアがブラックサンダーを食べたくなるアイデア、というテーマでした。
- BANNO
- なるほど!それで、AIを使った量とお菓子を結びつけたんですね。
- HIGEDARUMA
- では、動きを順番に見ていきましょう。まずは、装置の正面にある丸いランプです。
- HIGEDARUMA
- このランプと小さな画面が、今どれだけAIを使ったかを、メーターのように見せてくれるんです。
- BANNO
- 5時間の上限と1週間の上限、両方が見られるんですか?
- HIGEDARUMA
- はい。両方をひと目で確かめられます。机の上に置いておけば、ちらっと見るだけで分かるんですよ。
- BANNO
- スマホの電池の残りが、いつも見えているような感じですね。
- HIGEDARUMA
- そして、使った量が一定に届くと、ブラックサンダー獲得!という知らせが出ます。
- BANNO
- 一定って、どのくらい使えばもらえるんでしょう?
- HIGEDARUMA
- 5時間の上限を5つに分けて、そのひとつ分を使うごとに1本です。上限まで使い切ると、全部で5本もらえます。
- BANNO
- 使った分がそのまま本数になるんですね。分かりやすいです。
- HIGEDARUMA
- ここからが、この装置の見せ場なんです。セットされたブラックサンダーの袋を、機械が正確に切ります。
- HIGEDARUMA
- そして、そのまま食べられる状態で、そっと取り出してくれるんですよ。
- BANNO
- 袋を開ける手間もないんですか!
- HIGEDARUMA
- はい。作者いわく、エンジニアは指一本汚すことなく、ブラックサンダーにありつけるんです。
- BANNO
- チョコで指がべたべたになって、キーボードに触れない……あれがないのはうれしいですね。
- HIGEDARUMA
- さらに、在庫はロボットアームが自動で補充してくれます。
- BANNO
- ロボットアームまで!並んだお菓子の本数で、あと何本食べられるかも分かるんですね。
- BANNO
- これ、中はどうなっているんですか?
- HIGEDARUMA
- 頭脳になるのは、M5Stackという手のひらサイズの小さなコンピューターです。
- HIGEDARUMA
- それに、工場の機械を順番どおりに動かすための制御装置や、ロボット用のモーターを組み合わせているんです。
- BANNO
- 工場で使うような部品なんですね。本格的です。
- HIGEDARUMA
- 主催した有楽製菓さんの記事でも、工場の自動化の知恵を活かした作りだと紹介されています。
- BANNO
- いちばん苦労したのは、どこだったんでしょう?
- HIGEDARUMA
- 袋を切るところです。作者は、精度出しが難しく試行錯誤の連続だった、と話しています。
- HIGEDARUMA
- お菓子の袋は柔らかいので、ずれずにきれいに切るのは、意外と難しいんですよ。
- BANNO
- それでも粘り強く調整を重ねて、形にしたんですね。
- BANNO
- それにしても、なぜ使った量とお菓子を結びつけたんでしょう?
- HIGEDARUMA
- 作者は、これを完璧な好循環と呼んでいます。
- HIGEDARUMA
- ブラックサンダーが食べたいから、AIをたくさん使う。たくさん使うから、仕事がはかどる。
- BANNO
- そして、食べるほどブラックサンダーがもっと好きになる、と。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。人間がAIを使う、その関係のてっぺんに、ブラックサンダーが君臨するんですよ。
- BANNO
- 人間とAIが、ブラックサンダーのために頑張るんですね。笑っちゃいます。
- BANNO
- でも、がんばったらごほうびがもらえるって、ゲームやスタンプカードと同じ仕組みですよね。
- HIGEDARUMA
- そうなんです。冗談に見えて、続けたくなる仕組みとして、ちゃんと筋が通っているんですよ。
- BANNO
- この作品、ブラッカソンで優勝したんですよね。
- HIGEDARUMA
- はい。318人、106チームの応募があって、選ばれた20チームが2日間で作品を作りました。
- HIGEDARUMA
- その20チームの中で、いちばんになったんです。
- BANNO
- 2日間で、ここまで作り込んだんですか!
- HIGEDARUMA
- 審査では、ヤバい仕組みを見たいと思わせる作品だ、と評価されました。
- HIGEDARUMA
- 高い機材に頼らない工夫や、画面とランプの演出まで、ほめられているんですよ。
- BANNO
- 作ったのは、ビーバーズ・ハイブというチームの3人です。
- HIGEDARUMA
- 3人のチームで、ここまでの機械を組み上げたのは、本当にすごいです。
- BANNO
- 装置の上に、ビーバーのぬいぐるみが乗っているのもかわいいですね。
- BANNO
- 作品ページとデモ動画のリンクは、概要欄に置いておきますね。
- BANNO
- では、今日の一歩。自分の作業に、小さなごほうびのルールをひとつ付けてみてください。
- HIGEDARUMA
- たとえば、25分集中したらチョコをひとつ。まずは紙にマルを付けるだけでも、立派な見える化です。
- HIGEDARUMA
- 電子工作をやってみたい人は、M5Stackで小さなランプを光らせるところから始めるのがおすすめですよ。
- BANNO
- さて、今日紹介したのは、AIを使うほどお菓子が出てくる、ブラックサンダー駆動開発装置でした。
- HIGEDARUMA
- 次回の作品でも、ゆっくりしていってね。
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