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タンバリンを振って遊ぶアイドル音ゲー「位置GO MILK」|ダジャレから生まれた電子工作

紹介した作品: 位置GO MILK 〜アイドルライフゲーム〜ProtoPedia での反響: 閲覧 1,400+ ・ ♥ 18

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位置GO MILK 〜アイドルライフゲーム〜

    3分版をリクエスト(作者キット)

    ProtoPedia の作品「位置GO MILK 〜アイドルライフゲーム〜」を2人のMCが初心者目線で紹介。いちごみるく色の三角タンバリンを叩く・持ち上げる・振り続けるだけで遊べる音ゲーの仕組みと、ダジャレ1つから曲・キャラ・物語まで広げた「ダジャレ駆動開発」の裏側。DigiKey Make ONE Challenge 2026 ファイナリスト|ProtoPedia賞。

    チャプター

    文字起こし(93行)
    BANNO
    ゆっくりばんのです。
    HIGEDARUMA
    ゆっくりひげだるまです。
    BANNO
    今日もプロトペディアから、とびきり面白い作品を紹介していきますよ。
    HIGEDARUMA
    今日紹介するのは、位置GO MILK 〜アイドルライフゲーム〜。
    BANNO
    いちごみるく?ピンクの三角のものが写ってますね。これは何ですか?
    HIGEDARUMA
    いちごみるく色の、手作りのタンバリンなんです。これを振って遊ぶ、アイドルの音楽ゲームなんですよ。
    BANNO
    音楽ゲームって、曲に合わせてタイミングよく操作する、あのゲームですよね。
    HIGEDARUMA
    そうです。しかもルールが厳しくて、3曲目までにランキング1位になれないと、ユニットは解散なんです。
    BANNO
    解散!見た目はかわいいのに、なかなかの崖っぷちですね。じっくり見ていきましょう。
    BANNO
    まず気になるのが名前です。いちごの「いち」が、場所を表す「位置」の漢字になってますね。
    HIGEDARUMA
    そこがダジャレなんです。作者のYamada3さんは、これを「ダジャレ駆動開発」と呼んでいるんですよ。
    BANNO
    ダジャレ駆動開発!ダジャレを言いたい気持ちが、作る原動力ってことですか?
    HIGEDARUMA
    そうなんです。きっかけはDigiKeyのコンテストで、お題が「イチ」だったんです。
    BANNO
    お題がイチ。そこから、どうやっていちごみるくに?
    HIGEDARUMA
    作者も最初は、正直何も思い浮かばなかったそうです。でも、使うと決めた部品に、動きを測るセンサーが入っていて。
    HIGEDARUMA
    動きのセンサーから「位置」という言葉がひらめいて、そこに「GO」と「MILK」を足して、いちごみるくです。
    BANNO
    なるほど!いちごの「いち」は、場所の「位置」だったんですね。
    HIGEDARUMA
    さらに、いつか使いたかったいちごみるく色の材料で、3Dプリンターを使って三角のタンバリンを作ったんです。
    BANNO
    タンバリンなら、次は音ゲーにしよう、と。連想がどんどん転がっていきますね。
    HIGEDARUMA
    曲は、音楽を作るAIのSunoで3曲作りました。恋の電子回路、きらめきラブタンバリン、真夏の恋のトライアングル。
    BANNO
    曲名まで、タンバリンと三角形にちなんでるんですね。細かいところまで楽しいです。
    HIGEDARUMA
    極めつけはユニット名です。数字で、15369と書くんですよ。
    BANNO
    15369……あっ、いちご、みるく!
    HIGEDARUMA
    正解です。15でいちご、369でみるくなんです。
    BANNO
    さんが「み」、ろくが「ろ」、きゅうが「く」で、みろく、みるく!なるほど。
    BANNO
    ダジャレひとつで、タンバリンも曲もユニット名もつながるなんて、すごい発想力ですね。
    BANNO
    では実際には、どうやって遊ぶんですか?
    HIGEDARUMA
    まず物語が始まります。名前を入れてオーディションに応募して、合宿の審査を受けて、デビューを目指すんです。
    BANNO
    自分がアイドルの卵になるんですね。ちょっとドキドキします。
    HIGEDARUMA
    そして曲が始まると、画面に「ノーツ」という目印が流れてきます。この目印が3種類あるんですよ。
    BANNO
    3種類。それぞれ、どう動けばいいんでしょう?
    HIGEDARUMA
    いちごの目印では、タンバリンを叩くか振る。いちご牛乳の目印では、タンバリンを上に持ち上げるんです。
    BANNO
    持ち上げる!ライブで手を高く上げるみたいな動きですね。
    HIGEDARUMA
    3つ目がROLL。細かく振り続けて、連打するんです。
    BANNO
    叩いて、上げて、振り続けて。もう全身運動ですね。
    HIGEDARUMA
    実際、展示で遊んだ人からは「音ゲーというより筋肉ゲームですね」と言われたそうです。
    BANNO
    筋肉ゲーム!その感想、よく分かります。最後はどうなるんですか?
    HIGEDARUMA
    エンディングは2通り。1位になれればハッピーエンド、なれなければ解散です。
    BANNO
    解散エンドもちゃんと用意されてるんですね。それはそれで見てみたいかも。
    BANNO
    ここからは仕組みです。タンバリンは、どうやって動きを分かっているんですか?
    HIGEDARUMA
    タンバリンの中に、小さなコンピューターの板が入っているんです。さっきの、動きを測るセンサー付きです。
    BANNO
    動きを測るセンサーって、スマホにも入っているものですか?
    HIGEDARUMA
    そうです。スマホを横にすると、画面がくるっと回りますよね。あれと同じ部品なんです。
    BANNO
    なるほど、身近なところで使われているんですね。
    HIGEDARUMA
    板の上では、Zephyrという、小さなコンピューター用の基本ソフトが動いています。
    BANNO
    基本ソフト。パソコンでいう、ウィンドウズみたいなものですか?
    HIGEDARUMA
    そうです、その小型版です。それが1秒に100回、揺れの強さを測っているんです。
    HIGEDARUMA
    強く揺れたら「叩いた」と判断して、ライトを光らせて、USBケーブルでパソコンに知らせます。
    HIGEDARUMA
    パソコンでは、Pythonという言語で作ったゲームが、目印に合っていたかを判定して、点数を付けるんです。
    BANNO
    タンバリンが感じて、パソコンが採点する。役割分担なんですね。
    HIGEDARUMA
    ここで作者が悩んだのが、いちごの目印が4つ以上続くところなんです。
    BANNO
    4つ連続だと、何が困るんですか?
    HIGEDARUMA
    速く叩くと揺れが残って、ちょっとした揺れでも「失敗」と判定されちゃうんです。
    BANNO
    じゃあ、小さな揺れは無視すればいいのでは?
    HIGEDARUMA
    そうすると今度は、速い連打を拾えなくなるんです。あちらを立てれば、こちらが立たず。
    BANNO
    うーん、困りますね。どうしたんですか?
    HIGEDARUMA
    太鼓の達人を思い出して、そこを連打するROLLの目印にしちゃえばいい、とひらめいたんです。
    BANNO
    なるほど!失敗の原因だった揺れを、むしろ遊び方に変えちゃったんですね。
    HIGEDARUMA
    もうひとつの工夫が、いちご牛乳の持ち上げです。上げたかどうかは、重力の向きで分かるんですよ。
    BANNO
    重力の向き。でも、タンバリンの持ち方って人それぞれですよね?
    HIGEDARUMA
    そこで、曲の前奏の間に「今どっちが下か」を測って、基準を合わせておくんです。
    BANNO
    遊ぶ人は何もしなくていいんですね。準備の画面がないのは親切です。
    HIGEDARUMA
    このやり方は、ChatGPTが考えてくれたそうです。作者は、AIに随分助けられたと書いているんですよ。
    HIGEDARUMA
    使った道具はこちら。光る基板も、自分で設計して工場に作ってもらったんです。
    BANNO
    作っていく中で、うまくいかないこともあったんじゃないですか?
    HIGEDARUMA
    ありました。タンバリンの中のライトが、最初は2個しか光らず、しかも不安定だったんです。
    HIGEDARUMA
    でも作者は、その不安定さが逆にキラキラして、アイドルのステージっぽくなったと。「結果オーライ」なんですよ。
    BANNO
    前向き!うまくいかないところまで、演出にしちゃうのが素敵です。
    HIGEDARUMA
    もうひとつ。作者は、自分のゲームの腕前が「ザコすぎて」テストできなかったそうで。
    BANNO
    えっ、作った本人がですか?
    HIGEDARUMA
    そこで、ゲーム好きの次男さんがテストを手伝ってくれたんです。
    BANNO
    家族で作った作品なんですね。ほっこりします。
    BANNO
    展示では、どうだったんですか?
    HIGEDARUMA
    Maker Faire Tokyoという、ものづくりの展示会で、1日で52組が遊んでくれました。
    HIGEDARUMA
    その場で1位になった人には「暫定1位カード」を渡して、画面と一緒に記念写真を撮ってもらったそうです。
    BANNO
    それは嬉しいですよね。遊んだ思い出が形に残ります。
    HIGEDARUMA
    福岡のイベントでは、作者が満点と考えていた点数に迫る人まで現れたんです。
    BANNO
    すごい!作者もびっくりですね。
    HIGEDARUMA
    作者は「アルゴリズム、間違ってなかったんだ……!」と大喜びだったそうです。
    BANNO
    採点のルールが正しかったと、遊んだ人が証明してくれたわけですね。
    HIGEDARUMA
    そしてこの作品は、DigiKeyのコンテストで、81作品の中からファイナリストに選ばれ、ProtoPedia賞を受賞しました。
    BANNO
    おめでとうございます!審査では、見た人が「遊んでみたい」と感じられる作品、と評価されたそうです。
    HIGEDARUMA
    作ったのはYamada3さん。「電子工作に可愛いが加わったら、きっと、最強!」が信条なんです。
    BANNO
    可愛いとダジャレ。好きなものを詰め込むと、こんなに楽しくなるんですね。
    BANNO
    さて、見ている皆さんも、何か作ってみたくなりませんか?
    HIGEDARUMA
    今日できる最小の一歩として、まず好きな言葉で、ダジャレをひとつ考えてみてください。
    BANNO
    ダジャレならすぐできますね。私なら……うーん、考えておきます。
    HIGEDARUMA
    次に、スマホの動きを測るセンサーを、無料のアプリでのぞいてみてください。振ると数字が動くのが分かりますよ。
    BANNO
    その数字が、位置GO MILKを動かしている正体なんですね。
    HIGEDARUMA
    そうです。その数字にダジャレをかけ合わせたら、もう立派な作品のタネなんです。
    BANNO
    作品のプログラムは公開されていて、ランキング速報も見られます。リンクはこちらです。
    BANNO
    さて、今日紹介したのは、ダジャレから生まれた、いちごみるく色のタンバリンで遊ぶアイドル音ゲー、位置GO MILKでした。
    HIGEDARUMA
    次回の作品でも、ゆっくりしていってね。

    クレジット

    紹介した作品
    位置GO MILK 〜アイドルライフゲーム〜
    作者: Yamada3
    ライセンス: CC BY 4.0
    ※作品の画像・動画は、紹介のために切り抜き・編集して使用しています。
    声
    BANNO さんと HIGEDARUMA さんの録音をもとにした合成音声です。

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